ワルテルと天使たちと小説家

いい男



 下山した翌日、父ちゃんの脚はふくらはぎから太股まで激しい筋肉痛。

 ひょこたん、ひょこたんとしか歩くことができない。

 ので、朝の散歩は原っぱの秘密基地で、アイセを好き勝手に遊ばせてやった。
 父ちゃんは原っぱの真ん中で突っ立ってるだけ(苦笑)。


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 父ちゃんが山に行ってる間、アイセの散歩は母ちゃんと歩くだけ。

 だから、リードを外してやったら、アイセはロケットみたいにすっ飛んでいった。

 原っぱを猛然と駆けて、匂いを嗅いで、シッコして、また駆けて。

 そして、10分ぐらいすると、父ちゃんのところへ戻ってくる。

「ぼく、満足しました! そろそろ帰りますか?」

 そんな感じで父ちゃんを見上げるのだ。

 いいやつだなあ、アイセ。
 父ちゃんを気遣ってくれてるんだよなあ。
 父ちゃんがなにも言わなくても、ちゃんと戻ってくるんだもんなあ。

 大好きだよ。
 おまえが誇らしくてしょうがない。
 父ちゃんと母ちゃんのアイセになってくれて本当にありがとう。


 アイセの頭を撫で、リードを付け、ひょこたん、ひょこたん歩きながら車に戻った。



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  1. 2017/09/26(火) 09:09:21|
  2. 軽井沢 春夏秋冬
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全開!



 甘えてぼくちゃん、ただいま絶賛全開中www


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 ほんと、牡犬って面白いわ~w



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  1. 2017/09/25(月) 08:50:53|
  2. Dog
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暴風登山



 樹林帯を歩いている間は、次から次へと汗が流れ落ちるような陽気だった。
 着ているものはみな、汗でずぶ濡れである。

 ところが、稜線に出ると天候が一変した。

 分厚い雲が垂れ込め、風が吹き、ガスが湧いてくる。


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 小蓮華山という山を過ぎた辺りから、風がどんどん強くなっていき、やがて、風速20メートルを超える暴風となった。
 日本列島付近が一時的に西高東低の冬型の気圧配置になったせいで上空で暴風が吹き荒れはじめたのである。

 ときおり、突風が吹くと、身体ごと持って行かれそうになる。
 体重60キロ、荷物10キロの計70キロを吹きとばさんとする猛烈な突風だ。

 小蓮華山から白馬岳へと続く稜線は、風を遮るものがなにひとつない。

 突風が吹く度に地面にしゃがみ、身体を丸め、耐える。

 突風が吹く間隔は次第に短くなり、歩いてはしゃがみ、しゃがんでは歩くということを繰り返す。
 ガスもにわかに濃くなって、辺りは真っ白な世界に変わった。

 ごうごうと唸りを上げて白い世界を風が吹きすさぶ。

 この日だけで標高差1000メートルを登って来た体はかなり疲弊しているのだが、強風と冷たいガスがさらに追い打ちをかける。

 天候がよければとうに辿り着いているはずの白馬岳が絶望的に遠い。

 後ろを歩いている編集者ふたりを振り返る。
 ふたりとも100キロマラソンに出場するような猛者だが、そのふたりの顔にも疲労の色が濃い。

「もしかすると、このまま死ぬのかもな」
 そんな思いすら頭をよぎった。

 しかし、すぐにそんな思いは振り払う。
 母ちゃんとアイセとマンマイが父ちゃんを待っているのだ。
 なにがなんでも無事に下山しなければならない。

 黙々と歩いた。
 風に逆らってひたすらに歩いた。

 雨が降らないことだけを祈った。

 体が濡れて暴風にさらされるとたちまち体温が奪われて低体温症になってしまう。
 だが、この凄まじい風の中では、ザックから雨具を出すことだけでも決死の作業になる。

 永遠にも思える時間がすぎ、気がつけば白馬岳山頂が目の前にあった。
 脇目もふらずに山頂を通過し、直下に建つ白馬山荘に駆け込んだ。

 その直後、ばりばりばりと機関銃のような音を立てて雨が降りはじめた。

 奇跡的に雨に打たれずに済んだのだ。

 山小屋の受付に置かれていた石油ストーブでかじかむ手を温めながら、三人で安堵の笑みを浮かべた。

 父ちゃんはマージとワルテルとソーラに感謝した。
 きっと、あいつらが守ってくれたんだ。


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 翌日も晴れたりガスったり。
 上の写真は二日目の午前10時過ぎ、やっと姿を現してくれた白馬岳と白馬山荘だ。

 山の晴れ男の異名を取る父ちゃんとしては、お天道様に恵まれない初めての山行だった。
 三日目の朝焼けは素敵だったが、結局、ご来光も見られなかった。

 趣味の登山としては最悪かもしれないが、小説家の取材としては充実した山行だったと言える。

 もう簡単には「風が唸りを上げた」なんて書けないし、そんな文章を目にしたら「ふふん」と笑ってしまうだろう。


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 ほんのわずかな間だったが剱岳が顔を見せてくれたし、初日は暴風におそれをなしてハイマツの奥に隠れていたライチョウに
も出会えた。
 標高2100メートルの鑓温泉小屋で露天風呂に浸かって疲れも癒した。

 どんな苦労があっても、下山してみれば楽しかったと思ってしまうのが登山のやばいところかもしれないなあ。


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  1. 2017/09/24(日) 09:51:35|
  2. 登山
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行ってくるのだ



 留守の間の母ちゃんのご飯は、マトンカレーと、他にお総菜。
 作った!

 留守の間のアイセのご飯用のマッシュポテトと野菜スープ。
 作った!


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 というわけで、父ちゃん、今日から登山です。
 今週一杯、更新はおやすみです。

 アイセ、父ちゃんいない間、家と母ちゃんのこと、頼むぞ!!


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  1. 2017/09/20(水) 09:00:00|
  2. その他
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なんちゃってウユニ塩湖



 台風は夜明け前に通り過ぎることを寝る前に確認。

 よし。

 アウトレットモールの駐車場、雨で水たまりがあちこちにできて、台風一過の素敵な朝日で素敵な写真が撮れるぞ!

 と、4時起きでアウトレットモールへ。


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 が、北アルプスが台風のもたらす雨をブロックし、なおかつ秋雨前線が予報ほどには北上しなかったため、信州はさほど雨が
降らず。

 アウトレットモールの水たまりも超微妙~(涙)

 それでも、日の出は幻想的で素晴らしく、だれもいない早朝のアウトレットで、父ちゃんとアイセはそれぞれの楽しい一時を満喫
した♪


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 台風、だいじょうぶでしたか?

 被災された方には、心からのお見舞いを申し上げます。


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  1. 2017/09/19(火) 09:26:10|
  2. 軽井沢 春夏秋冬
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プロフィール

軽井沢で犬とともに暮らしています。 Canon EOS 7Dが愛機。レンズはそこそこ。

walterb

Author:walterb
 かつては夜の繁華街の住人。
 今は田舎暮らし。
 ネオンライトも雨上がりの森も、同様に愛す。

 冬が好きなのです。

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