ワルテルと天使たちと小説家

見ぃ~たぁ~ぞぉ~



 まえの鹿角がちんちくりんになってしまったので、新しいのを買った。
 それも二本。

 前は興味を示さなかったアイセが、ここのところ鹿角ガジガジに熱中し、マンマイがガジガジしているのを横取りしてしまうのだ。

 新しい鹿角に二頭は大興奮。

 しかし、ワンズのお約束、他人(犬)のものが気になってしょうがない。
 ガジガジしては、アイセの鹿角が欲しくてアイセの周りをうろうろ。
 アイセもアイセで、マンマイの鹿角を横取りしようと虎視眈々と狙っている。

 ある時、ガジガジする音が一頭分しか聞こえないのに気づいて様子を見に行った。

 マンマイがアイセのそばで仁王立ちし、じと目になっている。

「どうした、マンマイ? おまえの鹿角はどこだ?……あれ?」

 マンマイのじと目の理由がわかった。

 アイセが右前脚で自分の鹿角を押さえてガジガジし、左前脚でもマンマイの鹿角をがっつり押さえこんでいるのだ!!
 マンマイが自分の鹿角を取ろうと近寄ると、牙を剥いて唸る。

「アイセ、酷いぞ。それはマンマイのだろっ!!」

 父ちゃんが叱ると、アイセは「なんですか? マンマイの鹿角? たまたまぼくの脚の下にあるだけですぅ」という顔をする。

 いやいやいやいや、父ちゃんは見てたぞ。
 おまえ、マンマイの鹿角をがっつり押さえこんでたじゃないか。マンマイに唸ってたじゃないかっ!

 マンマイの鹿角を取り上げ、アイセから離れた場所でくわえさせてやる。
 しかし、マンマイは鹿角をくわえてアイセの横にいき、ガジガジしはじめる。
 それで、父ちゃんの見ていない時にまた鹿角を横取りされるのだ。

 なんでくっついてガジガジしたいかなあ。
 そんなにアイセが好きか、マンマイ?

 まあ、とにかく、取っ組み合いの時は凄まじい形相でアイセに襲いかかっていくマンマイだが、普段はお兄をちゃんと尊重している
のであった。


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  1. 2016/04/05(火) 09:03:52|
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Rest in peace, Captain.



 土曜日、ワルテルの同胎兄弟のキャプテンが旅立った。
 11歳半。
 免疫介在性溶血性貧血の疑いで、それでも旅立つ前日まで自分の脚で立っていた。
 旅立つときも、家族全員が揃うのを待った。

 凄いな、キャプテン。
 見事な最期だよ。

 ワルテルが旅立った翌年の誕生会、おまえとグランを見て、父ちゃんと母ちゃんは胸が詰まった。
 やっぱりワルテルに似てる。
 触りたい、ワルテルの感触を思い出したい。

 そう思ってたら、グランとふたりして来てくれたよな。

 触っていいよ。ぼくたちに触って、ワルテルのこと思い出しなよ。

 そう言ってるみたいに。
 普段は滅多に触らせてくれなかったくせに。

 おまえたちの優しさは絶対に忘れない。
 おまえたちがワルテルの兄弟で本当に良かった。

 安らかに眠るんだよ。



 キャプテンの父さん、母さん、お姉ちゃん、お兄ちゃん、お疲れ様でした。
 慰めにはならないだろうけれど、みんなにささやかな贈り物です。

 『陽だまりの天使たち ソウルメイトⅡ』の巻頭詩を抜粋したショートムービー
 少しでもあなたたちを支えられたらいいのだけれど。





  1. 2015/10/26(月) 08:19:22|
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恐るべし、SW!



 連休二日目の20日は、東御市の友人宅の宴会に参加してきた。
 母ちゃんと義妹1号、雪音はその友人宅に泊まり、父ちゃんとワンズは東御の母さんの家に泊まった。

 翌日は、軽井沢の道が混み始めるまえに帰宅するつもりだったのだが、友人夫婦に朝食を勧められ、食べ終わると午前9時近く。
 慌てておいとまし、帰途に着いた。

 途中までは道もそれほど混んではおらず快調だったが、軽井沢町内に入った途端、大渋滞。
 車列がぴくりとも動かなくなった。

 なんじゃこりゃ!?

 GWやお盆休みより酷い大渋滞じゃないか~


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 仕方がないのでUターン。隣町の御代田まで引き返し、そこからは裏道を使った。

 地元民は大挙して押し寄せた別荘族と観光客に恐れをなして引き籠もっているのだろう。
 裏道はいつもよりがらがら。
 20分で家まで辿り着いた。

 あのまま渋滞にはまっていたら、1時間、いや、下手をしたら家まで2時間ぐらいかかっていたのではなかろうか。
 それぐらい凄まじい渋滞だった。



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 そういえば、5年前だっけ? 5連休になったシルバーウィーク。
 あの時、義妹1号と雪音は高速バスで帰京したのだが、軽井沢駅から碓井軽井沢インターまで、普通なら15~20分ぐらいの道のりに3時間近くかかり、東京に着いた時は深夜だったということがあったっけ。
 あれ以来、義妹1号は来る時は高速バスでも、帰るときは新幹線を使うようになったんだ。

 渋滞の最中、運転席に座っているお父さん方は、みな一様にくたびれた顔をしていた。
 せっかくの休日なのに、なんだか可哀想だなあ。

 連休を多くするより、休みの日を分散型にした方がよっぽどいいと思うのだが。

 ともあれ、連休が終わった途端、嘘のように静かになった軽井沢。

 義妹1号と雪音が帰った我が家も静かで、ワンズはなんだか寂しそうだ。


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  1. 2015/09/24(木) 09:14:46|
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幸せの(でかい)子犬



 雨雲がどっかに行っちゃったんだもん!!

 だから、父さんが久しぶりに北軽に遠征してくれたんだもん!!

 青空広がって、朝焼け日の出も見られて、ひっさびさに素敵な朝だったんだもん!!


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 久々の北軽だったから、アイセ兄ちゃんのテンションもMAXだったんだもん!

 いっぱいいっぱい遊んでくれたんだもん!!


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 追いかけっこして取っ組み合って、取っ組み合って追いかけっこして、アイセ兄ちゃんがご機嫌だから、わたしもご機嫌だったんだもん!!

 父さんが「少し休め」って言うぐらい徹底的に遊んだんだもん!!


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 さすがにちかれたぴー、なんだもん。

 でも、すっごい楽しくてすっごい嬉しくて、すっごいすっごい幸せだったんだもん!!



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 わたしよりアイセ兄ちゃんが大きく見えるのは毛がふっさふさだからなんだもん!
 あと、骨格もまだアイセ兄ちゃんの方がしっかりしてるんだもん!!


 それからそれから、父さん登山に行くから、木曜日まで更新はおやすみなんだもんっ!!
 わたしたち、母さんと留守番なんだもん(涙)



  1. 2015/09/13(日) 09:07:17|
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暑中お見舞い




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 車を降りると、肌寒かった。

 黒斑山登山道入口はほぼ標高2000メートル。異常な酷暑の中でも、さすがにここまで標高があがれば涼は取れるのだ。

 しかぁし。
 気温は低くても高湿度。
 登りはじめると、あっという間に汗を掻いて全身ずぶ濡れ。
 汗と共に流れ落ちていく体力に苦しめられながら、こまめに水分補給。
 森の中で風が吹くと涼しく、日向に出ると暑いの繰り返し。

 それでも、山頂には涼やかな風が吹いていて、ガスのせいで視界はあまりよくなかったが、気持ちがよかった。

 浅間山噴火の影響か、平日とはいえこの時期にはあり得ないほど登山者がおらず、山頂独り占めだったのも気持ちよさ倍増だった。


 そして、標高2000メートル以上の世界では、こっそりひっそりとした秋の息遣いが聞こえていた。





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  1. 2015/08/02(日) 08:08:12|
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プロフィール

軽井沢で犬とともに暮らしています。 Canon EOS 7Dが愛機。レンズはそこそこ。

walterb

Author:walterb
 かつては夜の繁華街の住人。
 今は田舎暮らし。
 ネオンライトも雨上がりの森も、同様に愛す。

 冬が好きなのです。

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