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ワルテルと天使たちと小説家

くったくた



 昨日は父ちゃん、久々の黒斑山登山。
 昨年11月に痛風やって、症状が治まったと思ったら年末進行ってのがはじまって、そのまま年末に正月。
 1月から始まる新連載書き始めて、と、まったく登る時間が取れなかった。

 なので、登山は二ヶ月半ぶり?

 間違いなく体力筋力落ちているので、適当にゆっくり登ってこようと思っていたのだが……

 天気図を見ると、めっちゃ冬型の気圧配置。こんなときは中止にした方がいいのだが、機能を外すと、またしばらく
登る時間が取れなくなる。
 とにかく、行けるところまで登ってこようと出発した。

 標高2000メートルの登山道入口はマイナス10℃。でもって、風びゅんびゅん。
 薄い手袋一枚で登山靴履いて紐締めて、スパッツつけて、アイゼン装着して……その間に指先が軽い凍傷。
 ずきんずきん痛みはじめた(涙)。

 山肌を見上げるとやはり例年より積雪が少ないようで、それだけが救いだなと自分を慰めて登りはじめた。

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 んが、登りはじめてすぐに膝上までの吹きだまり。先行の登山者が登った跡はかすかに残っているのだが、猛烈な風が
その跡をかき消していく。

「もういきなりラッセルからよ~」

 と泣きながら雪をかき分けて進む。
 やっと吹きだまりが終わったと思ったら、今度は岩の上に薄く雪が乗っている状態になり、気をつけなければアイゼンの刃を
岩に引っかけて転びそうになる。

 岩場が終わったらまた吹きだまりでラッセル。

 二ヶ月半ぶりのおっさん登山には厳しすぎる~。

 でもって、風が吹き荒れると舞い上がった雪がばちばちばちばちと顔に当たる。
 まるで無数の針が間断なく顔に突き刺さってくるような痛さだ。

 登っているとうっすら汗ばんでくるが、立ち止まると途端に風が体温を奪っていく。


 雪と風に悪戦苦闘すること1時間半、とうとう足がぱんぱんになって心が折れた。

 撤退の途中、十人ぐらいの団体登山者とすれ違った。

 十人も歩けば登山道の雪、踏みならされて少しは歩きやすくなっているかなと思ったのだが、風は甘くない。
 ほんの数分前に十人が歩いたはずの足跡も、すっかりならされて消えていた。

 帰宅してシャワーを浴びると、もう、なにもしたくないほどの疲労感に襲われてベッドに直行、そのまま爆睡。

 ああ、しんどかった。

 犬たち、相手してやれなくてごめんな~。


19_0118_15.jpg


  1. 2019/01/25(金) 08:35:00|
  2. 登山
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浅間山



 例年なら、この時期はそろそろ終わり頃かな? というのが浅間山の紅葉だが、今年は暖かい時期が長引いたせいか
ようやくはじまったという感じ。

 遠目では綺麗だが、近くで見ると茶色くなった葉が多くてあんまり綺麗じゃない。これも高温のせいだろうか。


 それはともかく、前回の小噴火から三年と少し、ようやく山頂部の立ち入り規制が解除されたので浅間山に行った。

 驚いたのは、登山道入口近くの温泉宿、天狗山荘。
 駐車場に車がびっしり。平日にこんなの見たことがない。

 なにかイベントでもあるのかと思ったが、宿のスタッフに訊ねたところ、みな、登山者の車でw、今日は少ない方だという。
 立ち入り規制が解除されてから登山者が押し寄せているんだとか。
 九月の連休には250台を超す車が集結したというからたまげた。

 みんな、そんなに浅間に登りたかったのか?
 以前は見向きもしなかったくせに、解禁が好きね~。


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 6月に来たときには登る人間が少なすぎて雑草が生え放題だった登山道も、多くの登山者に踏みならされて綺麗な道に変わって
いた。
 人海戦術恐るべし(苦笑)

 これまでは標高二〇〇〇メートルの休憩所、火山館で休憩してから黒斑山へ登る草滑りに挑戦したり、Jバンドと呼ばれる岩稜を
登ったりしていたのだ、この日は山頂目指してまっしぐら。

 樹林帯を抜けると、黄葉で足下を固めた浅間山を見上げることができた。

 おお、三年ぶりの勇姿よ~♫



18_1016_10.jpg

 山頂部はガスで真っ白、眺望はゼロだったが、気にしない。
 また登りに来ればいいだけの話だ。
 こっちは地元なんだから。

 しかし、久しぶりの浅間は相変わらずタフな山で、登って下りて6時間。
 さすがにくたびれたわ。


 と、父ちゃんが久々の浅間を堪能している間、ワンズはふてくされて寝ていたとかいなかったとか……w


18_1016_1.jpg


  1. 2018/10/18(木) 08:51:33|
  2. 登山
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くったくた



 久しぶりに晴れたので、父ちゃん、訓練登山。

 雨のせいでなかなか登れず、久しぶりだったので超くったくた。

 なので、今日は写真だけでご勘弁を。

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  1. 2018/09/28(金) 12:54:00|
  2. 登山
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西穂高岳



 神穂高ロープウェイを西穂駅で降りると、待ち構えていたのは雲をまとった笠ヶ岳。

 この山にもいつか登ってみたいなあ……


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 西穂山荘で見た夕景と朝景。

 100枚近く撮ったのだが、そのほとんどに小バエが写りこんでいた(涙)。

 PCで消そうと思えば消せるのだが、枚数が多くて気力が湧かない……


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 山肌に刻まれた登山道の向こうが西穂高岳。


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 この時期には珍しく、富士山もくっきりと見えた。


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 谷底は上高地を流れる梓川。
 雲海の向こうに富士。

 間違いなく天候には恵まれていた。

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 西穂独標の取りつき。
 ここからはストックもしまってヘルメットを装着して本気モード。

 W杯にたとえるなら、決勝トーナメントのはじまりw

 でも、小バエの群れの前に、あえなく敗退……(苦笑)。
 こんな標高の高いところにでも、信じられないぐらいの数が飛んでいた。


 いいんだ。
 また登りに来るから。


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  1. 2018/07/08(日) 12:33:57|
  2. 登山
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千畳敷カール



 まだ雪深い中央アルプス、木曽駒ヶ岳に登ろうと出かけたのはいいのだが、駒ヶ根市のバスターミナルに到着すると、強風の
ため、千畳敷カールへ行くロープウェイが運行停止になっていた! ロープウェイが動かないのだから、当然、バスも運休とのこと。

 マジかよ~。

 しかたがないので、バスターミナルからほど近いステーキレストランで「コーヒーだけ飲ませてください」と無理矢理お願いして沈
殿。待つこと二時間、やっとロープウェイが動き出したという報せを受けてバスに乗り込んだ。

 バスターミナルは小春日和。風は強いが歩いているとうっすらと汗ばんでくる陽気だ。
 そこからバスで30分。さらにロープウェイで7分。

 到達したのは標高2600メートルの千畳敷カール。
 ロープウェイを降りると、目に前にこんな景色が広がった。

 ロープウェイ駅と繋がる千畳敷ホテル内は、冬山登山フル装備の登山者と薄着の観光客が入り混じる。
 こんなに簡単に美しすぎる景色が楽しめるってのはなんだかなあ。
 おれたち登山者が苦労して見ることのできる絶景が、簡単に見られるんだもんなあ、ずるいよなあ。


18_0414_5.jpeg

 千畳敷に到着したのが午後の1時半過ぎ。もう、稜線に出るには遅い時間だけれど、とりあえず肩ならしで少し登ってみようとい
うことでカールに出た。

 午後になって気温があがり、雪がゆるんで歩きにくい。もちろん、風も強い。
 しかし、もし風がなくて、午前中に登りはじめることができていたら絶好のコンディションだったんだろうなあ。残念。


18_0414_14.jpeg

 小一時間ほど登ったところでこの日は終了。

 ホテルへ戻り、風呂に入って晩飯を食い、明日に備える。

 明日、天候はさらによくなるはずなのだが、問題は風だ。



18_0414_21.jpeg

 早起きしてご来光を見る。
 この時間帯は風も弱く、こりゃ、いい登山日和になるかなと期待が膨らんだ。

 だが、時間が経つにつれ、風はまた強くなっていく。

 前日と違って雪は固く締まって歩きやすいが、溶けては凍ってを繰り返して氷のようになった雪の粒が強風に煽られて飛んでく
る。
 ばちばちばちばちばちばち!!
 いたたたたたたたっ~!!


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 カールの上部はどんどん勾配がきつくなって、途中からは四つん這いの状態で登るようになる。
 右手のピッケルを雪に刺し、両脚のアイゼンの爪を利かせて這うように登っていくのだ。

 ああ、楽しい。
 おれは今、雪山を覚えた技術を駆使して登ってるんだぜ!!

 だが、風の猛威はやまず、数歩登るたびに突風に襲われる。その度に体を伏せて耐風姿勢を取る。
 その繰り返しでなかなか高度が稼げず、やがてリーダーである師匠さんが諦めたように言った。

「稜線に出たら、もっと風が強くなるから、今日はここでやめとこか」

 大自然にはなにをどうやっても勝てないので、撤退する勇気も必要だ。

 四つん這いのまま、今度は後ろ向きで下っていく。

 来年、リベンジするぞ!
 そう、心の中で誓いながら。

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 父ちゃんたちが千畳敷カールを離れた翌日の4月14日。

 バスが走る峠道に大規模な落石があって、バスもロープウェイもしばらく運行休止になってしまった。
 一日ずれてたら、千畳敷から帰ってこられなかったなあ。

 相変わらず、父ちゃんの山は運に恵まれている。

 マージ、ワルテル、ソーラ、いつもありがとう。
 運がよかったと思うたびに、空にいる連中に感謝するのが常なのだ。


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  1. 2018/04/15(日) 09:31:26|
  2. 登山
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プロフィール

軽井沢で犬とともに暮らしています。 Canon EOS 7Dが愛機。レンズはそこそこ。

walterb

Author:walterb
 かつては夜の繁華街の住人。
 今は田舎暮らし。
 ネオンライトも雨上がりの森も、同様に愛す。

 冬が好きなのです。

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