ワルテルと天使たちと小説家

日の出



 昨日は父さん整体に行くから、いつもよりちょっと早起きしたの。
 まだお外は暗くて、吐く息も白くて、こういう朝の散歩、久々だったの。どんどん日が短くなっていってるのね。
 しばらく暗い中を歩いてたら、東の空が明るくなってきて、お日様が顔を出したの。
 日の出見るの何ヶ月ぶりかしら。

 散歩の後、父さんは高崎に整体に行って、お昼過ぎに帰ってきたの。行く時は死人みたいな顔だったのに、帰ってきたらすっきりきん!
 腰が酷いことになってて、それが肩や首や膝に波及して身体をぼろぼろにしてたんですって。でも、ずれた骨を整えてもらって、凝り固まった筋肉をほぐしてもらったら、首凝りも肩凝りも腰痛も膝の痛みも全部きれいさっぱり消えるらしいの。

 父さん、身も心もすっきりでにっかにか。やっぱり、身体が辛くて顔しかめてる父さんよりにっかにかの父さんの方が素敵なの♪

「今日は久々に日の出見て、優しい朝の光の中でおまえたちの写真撮ったし、整体のおかげで調子も良くなったし、最高だな~」

 夜、仕事が終わってから父さん、お酒飲み出して、わたしが横に座ったら優しく優しく撫で撫でしてくれながらそう言ったの。

10_0929_2.jpg

10_0929_1.jpg


  1. 2010/09/30(木) 09:56:38|
  2. Dog
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:12

父ちゃん、瀕死



 東京に行ってる間はどうしても「書く」仕事を確保する時間が足りなくって、軽井沢に戻ってくると、父ちゃんはいつもあっぷあっぷ。
 毎日朝から夜までパソコンと向き合って、肩凝りと首凝りが限界を迎えそうらしいんだ。

 そうそう、東京にいたとき、目が覚めたら右の膝が痛くて曲げられなくて、病院に行かなきゃならないって覚悟決めたほどなんだけど、一晩寝たら痛みが嘘のように消えていたってこともあったんだよ。

「年だ……」って嘆いてるけどさ。

 そんなわけで、父ちゃんは明日、高崎市にあるすっごい腕のいい整体の先生のところに行くから、更新おやすみです。往復だけで三時間かかるんだけど、ほんとによく効くんだって。
 その間ぼくらはお留守番だけど、父ちゃんのためだから我慢しないとね!

10_0926_8.jpg

  1. 2010/09/28(火) 09:25:20|
  2. Dog
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:16

気温5度!



 先週末はちょっとした用事で久々にみんなで東京に行ってたの。父さん忙しいし天気悪かったから東京の仲間に会ったりはできなかったんだけど、涼しくてまあよかったの。
 ただ、田舎から東京に行くと、人がたくさんいて、ワンコもたくさんいて、いろんな音があちこちから聞こえてきて、これが結構ワルテルにはストレスみたいなの。久々に下痢ピーワルテルになってたの。
 わたしは全然平気なの。家族みんなと一緒ならどこにいたって同じなの♪

 でも、母さんは絶え間なく耳を持ち上げてあちこちに神経を尖らせてるワルテル見て「こんなだから男の子は早死にするのよ。いやー」って嘆いてたの。

 土曜日の夜、東京を発って、軽井沢についたのが10時ちょっと前。車から降りた父さん、母さん「さぶー!!」って慌てて上着に袖を通したの。だってだって、軽井沢の気温、5度。明け方近くには3度まで下がったんですって!

「まだ心と体の切り替えができてないのになんだいきなりこの寒さは!」って父さん恨めしそうに言ってたの。15度から20度ぐらいの気持ちのいい日が続いて、それからゆっくり気温が下がっていくならいいけど、東京に行く前の日は30度近くあったのに、3日経ったら5度は辛いらしいの。「ちょうど、ええ」がないの。暑いか寒いかなのー。

 もちろん、わたしたちはさむさむ大好きだから、平気なの。わたしたちの辞書には「寒い」っていう言葉はないの!!

10_0922_6.jpg

10_0922_9.jpg

10_0922_7.jpg



  1. 2010/09/27(月) 10:13:59|
  2. 軽井沢 春夏秋冬
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:9

炎の竜巻



 まあ、圧巻の雲だった。

  1. 2010/09/26(日) 09:48:06|
  2. 軽井沢 春夏秋冬
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:5

80%



「ワルテル、あんまりひょこひょこしなくなったな」
 最近、散歩のたびに父ちゃんが言うんだ。
 うん、確かに脚の状態はだいぶよくなってるよ。北軽の動物病院ではしゃぎすぎて怪我したところ酷くぶつける前ぐらいには戻ったかな?
 だから、ソーラとも少し遊ぶようになったよ。まだ、取っ組み合いはする気になれないけど、追いかけっこしたりしてね。

10_0910_2.jpg

 まだ、100%回復したっていう自信はないんだ。ソーラの体当たり、強烈だからね。それを受け止める自信が回復するまで取っ組み合いはやらないよ。

 でも、父ちゃんに向かって駆けていくときはもう、全力疾走大丈夫なんだ。

「左脚の筋肉、だいぶ細くなってるからな。焦らずじっくり元に戻していこうな」
 って父ちゃんも言ってくれるし、そんな感じでやっていくよ。

10_0910_3.jpg

 それにしても、今日は朝から雷が鳴りっぱなし。怖くてたまらないよ~(号泣)。



  1. 2010/09/23(木) 10:19:52|
  2. Dog
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:12

久々の夕焼け写真



 風になびく稲穂の写真は撮れなかったけど、父さんがっかり、ワルテルこわこわで佐久の田圃地帯を散歩したの♪
 ほんとに風が乾いて冷たくて気持ちよくて、わたしだけがうきうきるんるん。田圃で働いてたおばさんに「おっきなワンコだねー、賢いねー」って褒められて撫で撫でもしてもらったし♪

 田圃の周りは開けてて、空は晴れてたけど地平線には分厚い雲が立ちこめてて、でも、しばらくすると地平線の雲の割れ目から夕日が顔を出したの。
 がっかり父さん、俄然やる気が出て「ワルテル、ソーラ、写真撮るぞ!! モデル稼業開始だ-」って言って、わたしたちは田圃の脇でポージング。

 あちこちでパンパン鳴ってて、ワルテルはリード外されると怖くてたまらないみたいで、それでも父さんの言いつけ守ってたの。父さんが一回シャッター切ると、それでもう撮影は終わりだって勝手に決めて勝手に動いて父さんになだめられて、こわこわのはあはあになりながら頑張ったの。

10_0917_6.jpg

 青かった空が真っ赤になって、田圃も赤く染まって、「稲穂は撮れなかったけど、佐久まで来た甲斐があったなあ」って、父さん、日が落ちるまでずーっと写真撮り続けてたの。

 撮影が終わって車に乗ったのは6時過ぎ。ワルテルってば「怖かったよ~。もう二度とこんなところ来たくないよー」って尻尾丸めて、家に帰るまでぴくりとも動かなかったの。

10_0917_8.jpg


  1. 2010/09/22(水) 08:55:08|
  2. 軽井沢 春夏秋冬
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:11

肩すかし



 先週末、母ちゃんが用事で東京に行ってたから、父ちゃん「今日の夕方の散歩はちょっと遠出しよう」って言ったんだ。
 母ちゃんいないってことは、晩ご飯、簡単なものでいいってことだから、支度の時間が空くんだよね。
 それでぼくたち、佐久へ行ったんだ。父ちゃん、どうしても風になびく夕日を受けて黄金色に輝く稲穂を撮りたかったらしいんだよねー。
 軽井沢の田圃はもう刈り入れがはじまっちゃってるし、佐久はあちこちに田圃があるからなんとかなるだろうって。

 でも、でも、でも!!
 佐久のどこへ行っても、稲穂は無残に横倒し!!
 夏の暑さですくすくすくすく育って長く伸びて、そこに二、三日前に強い雨が降って、それで自らの重さに耐えきれなくなって倒れちゃったんだ。

 父ちゃんがっくりきちゃってさ、おまけに、たわわに実った米を狙う鳥たちを追い払うために、あちこちでパン! パン!って花火だかなんだかの音がするんだ。それでぼくもこわこわモード。

 ソーラだけがのんびりと、田圃地帯を乾いた風を受けて気持ちよさそうに歩いてたよ!

10_0917_1.jpg

10_0917_2.jpg


  1. 2010/09/21(火) 09:16:18|
  2. 軽井沢 春夏秋冬
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:10

一瞬の、本当に一瞬の光

10_0903_2.jpg

 薄暗かった森に朝日が射し込んできた。
 急いでカメラのセッティングをし、ソーラを誘導する。ワルテルはパトロール――聞こえないふりをしている。
 ステイをかけ、撮影ポジションまで駆けていく。空にはまだ雲が多い。いつ日射しが遮られるかわからない。時間との勝負だ。

「カム」
 叫んだ。ソーラが駆け出す。林道の真ん中、枯れ枝が転がっている辺りにソーラが来たらシャッターを切る、つもりだった。
 しかし、リスか野ねずみを見つけたのか、いつもならわたしに向かって真っ直ぐ駆けてくるソーラが斜行する。

「そっちじゃないよ、ソーラ」
 仕方なく一度だけシャッターを切った。もう一度やり直しだ。

 しかし、また森が急速に暗くなった。雲が太陽を覆ってしまったのだ。しばらく待っていたが、日射しが再び現れることはなかった。
 本当に一回こっきりのシャッターチャンス。それを逃してしまったら泣いても喚いてもどうにもならない。

「ごめんなさいなの、父さん」
 そう言いたげにわたしを見上げるソーラの頭を撫でる。仕方がない。こういうこともあるさ。
  1. 2010/09/18(土) 09:00:06|
  2. 軽井沢 春夏秋冬
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:9

さぶっの想い出



 夜の間に秋さんが来た次の朝、世界は霧に覆われてて、父さん、起きるなり「さぶー!」。
 温度が高くて湿度も高いとあぢ~になって、温度が低くて湿度が高いとさぶーになるの。

 こんな日は、父さんと母さん、必ずあの日を思い出すんですって。

10_0913_3.jpg

 あの日。余命宣告されたマージと夏の間軽井沢で過ごすことを決めて、貸別荘を探すため、みんなで6月に軽井沢に来たんですって。
 その時の軽井沢も霧が立ちこめてて6月だっていうのさぶぶーで、母さん、旧軽のお店で緑のカーディガン買ったの。そのカーディガンは今でも大切にとってあるの。
 父さんと母さんはさぶさぶだったけど、マージは東京にいるときとは別犬のように目を輝かせてて、まだ一歳でえばりんぼじゃなくて可愛かったワルテルも張り切ってて、父さんはともかく、母さんは「こんな寒いとこ無理」って思ったらしいんだけど、でも、マージとワルテルのために頑張ろうって決めたんですって。

 霧が立ちこめて寒い朝は、父さんいつもマージのこと思い出してしんみりするの。
 だからかしら。わたしたちもいつもと違っておとなしめなの。

10_0913_4.jpg

10_0913_2.jpg



  1. 2010/09/17(金) 09:33:22|
  2. Dog
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:15

ソーラの至福、ぼくの退屈



 庭で遊んでたら、母ちゃんがデッキに出てきたんだ。ぼくもソーラも、わーーーーーー! きゃ~~~~♪になって母ちゃんに駆け寄ったよ。
 やっぱり、群れが全部揃うっての、ぼくたちには特別なことなんだよね。

 ぼくはしばらく母ちゃんと遊んでたんだけどさ、ソーラは母ちゃんの横に座って身体押しつけるの。
「あら、ソーラ、撫で撫でしてほしいの?」
 母ちゃんがそう言ったときのソーラの嬉しそうな顔、みんなにみせてやりたいね!
 ソーラってば、ほんとに撫で撫でが好き。遊んでてもなにしてても人間が撫で撫でしてくれると他のこと忘れて没頭するんだ。撫で撫でしてくれるのが父ちゃんや母ちゃんならなおさらね。

 撫で撫で、ぼくも父ちゃんにたまにしてもらうの好きだけど、それよりパトロールやへこへこの方がよっぽど好きだよ。ソーラみたいに、いつまでもいつまでも撫で撫でしてもらって、ずっと顔にっかにかなんて信じられないね。

 はふぅ……欠伸が出てきちゃったよ。

10_0910_5.jpg


  1. 2010/09/16(木) 10:03:04|
  2. Dog
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:12

お知らせ

Cover.jpg

 夏の真っ盛り、父ちゃんが静岡市の清水に行ったってこと、知ってるよね。清水は39度もあって父ちゃん、ふらふらになって帰ってきたの。
 どうしてそんな時期に清水になんか行ったかって言うと、この雑誌の企画で清水エスパルのの岡崎選手にインタビューするためだったんだ。
 書店で見かけたら手にとって見てね!

  1. 2010/09/15(水) 09:51:37|
  2. スポーツ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1

もうはさ掛け?



 いつものようにお散歩に出かけたら、いつの間にか田圃の稲が刈り取られてはさ掛けにされてたの。
「あれ? まだ九月だよな。九月にはさ掛けなんてあったか?」って父さんも首傾げたの。だって、軽井沢の稲の刈り取りは普通、一〇月に入ってからなの。今年の酷暑で稲の生育も早くて、例年より二週間も早い刈り取りになったのかしら?

 そういえば、成長した稲が風でざわざわ揺れてるお写真を撮ろうって父さん、毎日様子みてたんだけど、今年は稲が長く伸びすぎて、ちょっと強い風が吹くとざわわじゃなくて、ばたんきゅーって倒れちゃってることが多かったの。こないだ振った雨でかなりの稲が垂れちゃってたから、農家の人たち慌てて刈り取ったのかしら?

 変な夏が来ると、秋もおかしくなっちゃうのね。

10_0914_3.jpg

10_0914_4.jpg

10_0914_2.jpg

  1. 2010/09/15(水) 09:48:13|
  2. Dog
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:10

ほんとに来た!



 昨日の夕方の父ちゃん、晩ご飯の支度しながら汗まみれ。昼間は気温が30度近くまであがって、夕方になると気温は少し下がったけど、今度は湿度が急上昇。コンロの周辺は不快指数無限大! って感じなんだ。

「天気予報のばーろー、なにが秋が来るだ!!」

 そう罵りながら、汗だくになってフライパン振り回してるんだよ。
 父ちゃんたちの昨日の晩ご飯はチリビーンズ。挽肉とタマネギと豆をスパイス利かせて煮込んで、大量のチコリの葉っぱに乗せて、チーズをトッピング。
「旨い。けど暑い。だ~~~~~~っ!!」って父ちゃん、少しおかしくなってたかも。

 だけど、食事終わってコーヒー飲んで葉巻ふかして、そしたら「ん? 寒くなってきたな」って父ちゃん、短パンからズボンに履き替えたんだ。
 外に出てみるといつの間にか空気はひんやりさっぱり。蒸し蒸しだった湿度も下がって、空にはまばゆい星!
 いつの間にか南の湿った空気が北の乾いて冷たい空気と入れ替わってたんだよ。

 近くでどこかの別荘族が花火ぱんぱん鳴らしてて、ぼくはこわこわモードに突入してたんだけど、父ちゃん、その花火に負けないぐらいの大声で叫んだんだ。

「秋だ!! 待ちに待った秋がついに来たぞーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!」

 その声に怯えたのか、花火もやんだよ(爆)。父ちゃんの声、それぐらいでかかったんだ。

 一昨日まではTシャツに短パンで寝てた父ちゃんだけど、昨日は久々に長袖のパジャマ着て寝たんだ。タオルケットも羽毛布団に変えたしね。

 いつもの秋に比べるとまだ暑いけど、二ヶ月近く続いた酷暑に比べたら天国も同然。さあ、ぼくたちの季節が到来だよ!!

10_0907_2.jpg

10_0907_3.jpg


  1. 2010/09/14(火) 09:55:10|
  2. Dog
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:15

きらきらの中で



 最近、軽井沢の朝はいつも曇ってるの。一日中晴れって天気予報が言ってても、なんだか朝はどんより。
 晴れてくるのは8時過ぎ。でも、その時間は気温が高くなってるから、やっぱりわたしたちは曇り空の下をお散歩するの。
 たまに朝から晴れてたりすると、父さん、「うきー!」って顔になるの。そうするとわたしたちも「うきー!」になるの。やっぱり、日射しの下の散歩は特別なのー♪

 今日の夜から秋さんがやってくるらしいんだけど、ほんとなのかしら? ほんとなのかしら? ほんとにほんとなのかしらー?

10_0831_6.jpg

  1. 2010/09/13(月) 09:07:01|
  2. Dog
  3. | トラックバック:1
  4. | コメント:13

愛しくて



 ファインダーを覗いている目が涙で滲むことがある。最近は特に多い。
 仲良く並んでわたしの「OK」という言葉をじっと待っている二頭。愛おしい、愛おしい。胸が締めつけられる。
 そして涙が滲む。ずっと仲良くしていてくれ。二頭一緒でずっとおれのそばにいてくれ。いつまでもいつまでもモデルを続けてくれ。

 かなわないとわかっていても願わずにいられない。いつまでも、いつまでも。

 シャッターを切ると二頭を呼ぶ。もみくちゃにして撫でながら「元気で長生きしろよ。絶対だぞ」と彼らの耳元で囁く。

  1. 2010/09/11(土) 09:46:45|
  2. 軽井沢 春夏秋冬
  3. | トラックバック:1
  4. | コメント:26

馬鹿テル復活の兆し



「いい加減にせんか、馬鹿テル!!」
 久しぶりに父ちゃんの怒鳴り声が家中に響き渡ったよ。ぼくは叱られてしょぼ~ん。

 9月に入ってから、朝はどんどん涼しくなってきてるんだよね。怪我した脚の調子も、まだ絶好調とは言えないけどだいぶ良くなってきたし、なんだか気持ちがウキウキするんだ。
 散歩の時間が近づくと、どたばたどたばた家の中動き回って、新聞屋さんが来るとワンワン吠えて、車に乗ったら乗ったで、散歩中の人間や犬を見つけると、車の中からだれかれかまわず吠えまくるんだ。

 7,8月は治りかけてた脚をまた怪我しちゃったのと、あんまり暑いから、ぼくおとなしくしてたんだよ。父ちゃんもさ「ワルテルもやっと大人の男ってやつがわかってきたみたいだな」なんて言ってご満悦だったんだ。

 ところが
「馬鹿テルに大人の男の分別を期待したおれが間違っていた」
 って言って、父ちゃん、頭を抱えるんだ。

 なんだよ、なんだよ、せっかくぼくが元気になったのに喜んでくれてもいいじゃないかっ!

「散歩の時でもちゃんと見てないと、馬鹿テル、あの調子だとまた怪我するかもしれないな」
「困った馬鹿テルねえ……」

 ぼくの気持ちなんかおかまいなしで、父ちゃんと母ちゃん、勝手なこと言っては溜息ついてるんだよ。ふん!

10_0827_7.jpg

10_0827_8.jpg

10_0903_1.jpg






  1. 2010/09/10(金) 09:26:06|
  2. Dog
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:17

太陽のダイアモンド



「ソーラ、ステイ!」
 父さんのコマンドが飛んできたから、わたしは動くのをやめるの。父さんがああでもない、こうでもな
いって黒い箱いじってる間もじっとしてるの。ワルテルがパトロールしてて、わたしもそっちに行ってみ
たいけど、父さんのコマンドが終わるの待たないとならないの。

「ソーラの頭にダイアモンドが乗っかってるぞ」
 父さんが言うけど、なんのことだか全然わからないの。わたしはただ、じっとしてるの。

10_0905_8.jpg


「ワルテル、ゴー!」
 次に父さんがそう言って、そしたら、ワルテルがパトロールやめてわたしの横まで駆け上がってきたの。
わたしたちはふたりで、父さんの「OK」っていう言葉が聞こえるまでじっとしてるの。

「OK、グッド・ボーイ、グッド・ガール」

 父さんが写真撮り終えると、わたしたち父さんのところに駆けていくの。「いいやつだなあ、いい子だな
あ」って言って、父さん、わたしたちをたくさんたくさん撫で撫でしてくれるの。それが大好きでたまらな
くて、だからわたしたち、じっとしてるのも平気なの。

10_0905_9.jpg

  1. 2010/09/09(木) 09:37:31|
  2. Dog
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:22

栗は小粒でちくちく痛い



 あちこちに栗のいがいがが転がってるよ。異常気象のせいか、今年の栗は小粒なんだよね。いつもの年の
半分ぐらいの大きさのが多いかな? でも、ちっちゃいからって舐めてかかっちゃいけないんだ。大きいのと
違って目立たないから、踏んづけちゃう確率も高くなるからね!

 そーっとそーっと、踏まないように気をつけて。全力疾走なんて絶対にしちゃいけないんだ。ぼくは軽井
沢に来た年に、ソーラは去年、痛い目に遭ってるからね。同じ過ちを二度と犯したりはしないんだ。

 そーっとそーっと。間違えて踏んづけて、いがいがが肉球に刺さったら大変なことになるからね!


10_0905_6.jpg

  1. 2010/09/08(水) 09:16:19|
  2. Dog
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:15

誘ってはみるものの



 もう一ヶ月ぐらいドッグランに行ってないの。連日暑いから、常連がドッグランに集まるのは5時過ぎなの。
でも、その時間、父さんはみんなの晩ご飯の支度しなきゃならないから、ドッグランには行けないの。

 夕方4時過ぎに散歩に出て、シッコしてウンチしたらわたしたちは庭でリード放してもらうの。そしたらわた
しはすぐに「ワルテル~、遊ぶのー!!」って猛然と駆けてワルテルを誘うの。
 でも、ワルテルったら知らん顔。へこへこしたい時は「やらせろよ~」って近寄ってくるくせに、わたしの
「遊ぶの~」は無視なの。どうやら、怪我した脚が完全に治るまでは無茶なことはしないって決めちゃったみた
い。しょうがないの。治りかけたところにまた馬鹿やってもう一回痛めて、さすがのワルテルも懲りたみたいな
のー。

 つまんないから草の上に座ってると、「ソーラ、カム」って父さんの声がするの。そうすると、つまんなかっ
たことすぐに忘れちゃって、わたしは父さんに向かって駆けていくの。
 ワルテルが遊んでくれなくてもいいの。父さんがいるからいいのっ!!


10_0904_2.jpg

10_0904_3.jpg


  1. 2010/09/07(火) 09:41:09|
  2. Dog
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:9

ひんやりの朝



 霧の立ちこめる朝はひんやりひやひや。父ちゃんもぼくたちも、いつもよりテンションがあがるよ。
細かい細かい水滴が身体にまとわりついてきて、体温下げてくれるんだ。でも、湿度が高いから、太
陽が出てきたら目も当てられない。

 だからだから、父ちゃん、頑張って早起きして、霧が消えちゃう前に散歩行って来なきゃ。お日様
が顔出して、世界があっちっちになる前に帰って来なきゃ。だって、どんなに気持ちのいい朝でも、
7時を過ぎたら急激に気温があがりはじめるんだから。

 軽井沢に来たばかりのころの話。
 父ちゃんの先輩同業者で先輩軽井沢住人の唯川恵さんが、飲みに行っても十時には帰って、朝は夏
は4時、冬でも5時に起きるって言ってて、父ちゃん「信じられねえ! 唯川さん、それ婆さんの日
課じゃん」なんて言ってたんだけどね。
 父ちゃん、今は十一時には寝るよ。五時に起きるよ。ほんとはもっとお酒飲んでたいけど、もっと
ゆっくり寝てたいけど、ぼくたちのためにって、自分のライフスタイル変えてくれたんだ。

 だからさ、この時期の霧の立ちこめるひんやりした朝は、なんだかプレゼントをもらったような気
になるんだって!


10_0827_5.jpg
10_0827_6.jpg
10_0827_4.jpg



  1. 2010/09/06(月) 10:00:10|
  2. Dog
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:17

蕎麦の花



 綺麗だなと思って花の写真を撮っても、まず99%、現像の前に没、削除というコースを辿る。
 ただ綺麗だということになんの価値観も見いだしていないのだから、当然だ。桜であったり藤であったり、
風景を構成する一部として花の美しさには惹かれるが、花単体の美しさにはとんと興味がない。
 だから、わたしの撮る花は下手だ。みにくい。

 しかし、今朝、気づいた。「ああ、新蕎麦食いてえなあ」と涎を垂らしながらシャッターを切ったら、まあ
そこそこのものが撮れたじゃない。
 花を撮る場合は色気より食い気。わたしの場合、それが王道らしい。

  1. 2010/09/05(日) 11:20:32|
  2. 軽井沢 春夏秋冬
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:7

素直に



 柔らかい朝の日射しを受けて、一面猫じゃらしの野原がきらきらと輝いている。
 ああ、綺麗だなと思い、カメラを向け、シャッターを切った。構図には気をつけた。被写界深度もシャッタースピードも計算した。だが、それはいつものことだ。考えたのは一秒か二秒。あとはただ、素直に、素直に。

  1. 2010/09/04(土) 09:00:05|
  2. 軽井沢 春夏秋冬
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:13

秋はすぐそこに?



 軽井沢、今朝の気温は16度。父さん、寒くて夜中に何度も目が覚めたんですって。
 だけど、7時過ぎたら気温がどんどん上がっていくのは全然変わらなくて、今日の最高気温は30度になるんですって。一日の気温差15度なの。

 秋はね、すぐそばまで来てるらしいの。夜の間、こっそりやって来て様子をうかがってるの。だけど昼間は、太平洋高気圧っていう悪者が通せんぼして秋が来れないようにしてるんですって。

 散歩しててもね、秋色に色づいた葉っぱがあちこちに落ちてるの。でも、モミジなんかは赤く色づく前に枯れちゃってる木もたくさんあるの。地面に落ちてる栗のいがいがもいつもの年のよりずーっと小さいの。あまりに暑すぎて、さすがの植物さんたちも悲鳴あげてるの。

10_0822_2.jpg
10_0822_3.jpg

  1. 2010/09/03(金) 10:13:50|
  2. Dog
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:16

撃沈



 再開したばっかだってのに、父ちゃん、本日ゲロゲロの二日酔い!! 暑さと忙しさでストレス溜まりまくってて、久々に飲みに出かけたら止まらなくなっちゃったんだって。
 いつもはぼくたちのために10時ぐらいには帰ってくるのに、昨日は午前零時過ぎてから帰ってきたんだ。
 声もがらがらだよ。カラオケマイク、放さなかったらしいね。

 そんなわけだから、写真だけでごめんね!

10_0831_3.jpg






  1. 2010/09/02(木) 10:07:55|
  2. Dog
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:19

再開のお知らせ

10_0830_2.jpg

 お待たせいたしました。ブログ、再開いたします。
 できるだけ毎日更新するよう努めますが、多忙時、またいい写真が撮れない時は更新は休みます。

  1. 2010/09/01(水) 10:32:09|
  2. Dog
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:63

カレンダー

09 | 2010/09 | 10
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -

プロフィール

軽井沢で犬とともに暮らしています。 Canon EOS 7Dが愛機。レンズはそこそこ。

walterb

Author:walterb
 かつては夜の繁華街の住人。
 今は田舎暮らし。
 ネオンライトも雨上がりの森も、同様に愛す。

 冬が好きなのです。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する