
9月10月はいつもの半分もシャッターを切っていない。朝夕の散歩の時、晴れていることが極端に少なかったからだ。
いつもいつものっぺらぼうの曇り空か雨。晴れるのは決まって朝の9時を過ぎてから。月だって星空だってめったに見られない。
空模様と同じで心ももやもや。
こんな時は、現像&レタッチで普段やらないことをやりたくなる。写真をドラマチックに仕立て上げたくなるのだ。
撮った写真に嘘を塗り重ねていく。どんよりと曇った日常から遠く離れていく。遠くへ、遠くへ、できるだけ遠くへ。
作業をしている間は楽しいのだが、レタッチを終えた画像を閉じ、翌日もう一度開いてみると自分の重ねた嘘が浮き上がってくる。また、なにもかもが嫌になる。
そうしてお蔵入りする写真が最近は増えている。
月曜日の更新はお休みします。
- 2010/10/30(土)
09:00:40|
- 軽井沢 春夏秋冬
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昨日はぼくとソーラ、シャンプーやられちゃったんだ。北軽井沢の動物病院でさ。普通、ぼくたち大型犬はシャンプーだけでも1万円はかかるんだけど、北軽井沢動物病院は税込み5250円! 峠道を越えて片道30分はかかるんだけど、時間とガソリン代かけても他のところに行くよりずーっと安いんだ。
他もいろいろ安いよ。ぼくが胃捻転の手術受けた時、浜松の病院じゃン十万円かかったけど、友達のムクが北軽井沢動物病院で手術受けた時は8万円ぐらいだったしね。
それから薬も! 父ちゃん、この病院でフィラリアの薬買った時、あんまり安くて目が点になっちゃったらしいからね。
ま、それはそれとして、今週末、東京で法事があるんだけど、その前に「髪の毛切ってきなさい!」っていう至上命令が母ちゃんから父ちゃんに下されたんだ。
あの酷暑で父ちゃんなにをするのも億劫がって、半年ぐらい髪の毛伸ばし放題。金髪の髪の毛、ずっと前からプリン状態で、今じゃプリンの部分よりカラメルの方が多くなってるんだ。
母ちゃんの命令は絶対だからね、父ちゃん、ぼくたちを病院に預けたその足で美容院へ。ブリーチしてカラーリングしてカットして、これに父ちゃん、だいたい4時間かかっちゃうんだよ。髪の毛が太くて黒くて、なかなか色が落ちないんだってさ。
それでまたぼくたちを迎えに来て家に戻ったらもう夕方の散歩。美容院行くのも一日仕事になっちゃうわけ。
でも、父ちゃんの毛もぼくたちの身体もぴっかぴかだよ!!
そんなわけだったから、昨日はエントリーできなかったんだ。ごめんね!

- 2010/10/29(金)
09:27:47|
- 軽井沢 春夏秋冬
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今日は父さん、高崎に整体に行く日だったから、いつもより1時間早起きしたの。
外はまだ真っ暗で、家の中はさむさむー! 温度計見たらマイナス1度だったんですってー。冬日になっちゃったのー。
まだ薄暗いうちから散歩に出て、そしたら、ほんのりかすかに雪が舞ってたの♪
確かに寒かったけど、わたしたちはとっても気分がよくて、おまけに散歩の間中だれにもすれ違わなくって、みんな寒いから家の中に閉じこもってるの。
「ん~~~~~っ、寒いけど気持ちがいいなあ。軽井沢はこうでなくっちゃな!」
父さんも寒さなんてなんのその。だれもいない農地に行って、リード外してもらって、わたしはもちろん、ワルテルだって幼犬に戻ったみたいに「ひゃっほ-!!」って叫びながら意味もなく走り回ったのー。

- 2010/10/27(水)
12:41:17|
- 軽井沢 春夏秋冬
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ネットで天気予報チェックしてた父ちゃんが、ぶるるって震えたよ。
今年は秋も穏やかで、やっぱり例年に比べて暖かいね、だから紅葉もイマイチなんだねって話してたぐらいなんだけど、明日、寒波がやって来るんだってさ!
天気予報じゃ、明日の朝の気温は1度!! 冬日までもうちょっとだよ。
父ちゃんも母ちゃんも、大慌てで冬用の衣服あちこちから掘り出してるんだ。超温かいパタゴニアのベースレイヤーにスキーパンツ、ダウンジャケット、手袋にニット帽。
少しずつ寒くなっていって気がついたら冬だったっていうならいいけど、たった数時間の間に気温が10度も下がるんだからね、備えは絶対に必要なんだ。
ぼくとソーラも換毛がほぼ完了したしね。
母ちゃんは「冬が来ちゃうのね、いやだわー」って眉間に皺寄せてるけど、父ちゃんは「んふ、んふ、ワルテル、長く待たされたけど父ちゃんとおまえたちの季節がやっと来るなー」ってにっかにか。
これで熊たちが冬ごもりしてくれれば、世界はぼくたちのものなんだ。朝なら、どこへ行ったってだれもいないんだよ。思いきり遊べるんだ!!
寒いのが嫌いな人たちには悪いけどさ、もっと早く、もっと寒くなれ! っていうのが、ぼくたちの気持ちなんだ。


- 2010/10/26(火)
09:26:50|
- 軽井沢 春夏秋冬
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ご飯の時間でもないのに、父さんが台所に立ってて、そのうちすっごくいい匂いがしてきたの♪
父さんがわたしたちのおやつにって、サツマイモふかしてくれたのー!!
わたしとワルテル、父さんに張りついてそわそわだったの。
「まだ熱いから、冷めたら食べような」
えー、いやいや、今すぐ食べたいの!! ってわたしとワルテル抗議したんだけど、父さん、聞く耳持ってないの。だから、その時が来るまでじっと我慢の子。サツマイモさん、早く冷めてってお願いするの。
そのうち待ちくたびれて、わたしたち、不覚にもねんねこしちゃったの。
夜のシッコ散歩が終わって、母さんが足を拭き拭きしてくれるの待ってたら、また台所の方からいい匂いがしてきたの。ワルテルの耳もわたしの耳も、どんな音でも聞き逃さないようぴんと立って、尻尾が勝手にぱたぱたしちゃうの。
サツマイモなの~! 母さん、早く足拭いてなの~!!!
足ふきが終わったら、わたしたちは父さんのところに突進!
ああ、サツマイモさんったら、なんて美味しいのかしら~♪

- 2010/10/25(月)
09:11:28|
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予想はしていたが、やはり美しくない。いや、美しく紅葉している木々もあるのだが、全体としてはくすんでいる。汚い。
この写真の左下手前の黄色い葉を見てもらえばわかるだろうか。せっかくの山漆の紅葉もこの葉っぱたちが邪魔をする。
熊が怖くて山道にも入れないし、今年の紅葉写真は諦めるしかなさそうだ。
- 2010/10/24(日)
11:39:53|
- 軽井沢 春夏秋冬
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離山を登っていると、鮮やかな紫の花が目についた。なんという花だろうと手を伸ばすと――
「トリカブトだよ。花にも毒があるらしいから気をつけて」
と注意された。
あはん。これがトリカブトか。綺麗な花には棘があるどころか、綺麗な花には毒がある。
だれかを殺したいと思っているそこのあなた、この時期、離山にはたくさん咲いてます(爆)。
- 2010/10/23(土)
09:23:32|
- 軽井沢 春夏秋冬
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昨日から、母ちゃん、所用で東京に行ってるんだ。夜は久々に父ちゃんとぼくたちだけ。父ちゃんの風邪もほぼ回復してきたみたいだし、よかったよ。
でもさ、夜の散歩から帰ってきたら、父ちゃん、しみじみ言うんだ。
「ワルテル、母ちゃん、絶対に風邪引かないよな。この数日、父ちゃんごほごほいって、家の中風邪の菌だらけだと思うんだけど、母ちゃん、全然平気だよな」
……そういえば、何年か前に父ちゃんがインフルエンザにかかった時も、母ちゃん、全然平気だったよね、予防接種してたわけでもないのにさ。
「登山のトレーニングだってさ、父ちゃん、毎日おまえたちとあちこちに散歩行ってるだろう? 母ちゃん、軽井沢に来てから運動なんてまったくしてないだろう? それなのに母ちゃん、父ちゃんと同じペースで登ってくるんだぞ。筋肉痛もそんなにないみたいだし。どういうこと?」
……確かに、母ちゃん、身体の丈夫さに関しては人間離れしてるところあるよね。
「人間離れってか、ある種の怪物じゃないかと思う時あるんだ、父ちゃん。若い時真面目にスポーツに取り組んでたら一流選手になってただろうな。あの頑健さがうらやましー」
……でもさ、その代わり、ちょっとでも具合が悪くなると大騒ぎするじゃん。変な病気なんじゃないかとか、死んじゃうんじゃないかとか。病気に慣れてないからなにもかもが大袈裟なんだよね。
「……まあ確かに、母ちゃんが具合悪くなると大変だよな。そんなもん一晩寝てれば治るって言っても、切れちゃうだけだし」
そう言った後、父ちゃん首を振りながら寝る支度をはじめたんだ。
で、ベッドに入ってからもう一回叫ぶように言ったよ。「でも、風邪引かないあの身体がうらやましー」ってね。
- 2010/10/22(金)
08:45:08|
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先週、ワルテルの脚の調子が良さそうだったから、みんなでドッグランに行こうってこっとになったの。
二ヶ月ぶりぐらいかしら?
公園の駐車場で車おりた瞬間から、わたしもワルテルもウキウキそわそわ。ワルテルなんか、リード引っ張ったら父さんに叱られるけど、でも先を急ぎたくてしょうがなくって、前を向いたり振り返ったり忙しくて大変だったの。
ドッグランにはいつもの常連さんがいて、わたしは仲のいい子たちと遊んだり、他の子の父さん、母さんたちにたくさんたくさん撫で撫でしてもらってご満悦。
みんなが集まる時間が遅くて30分ぐらいしかいられなかったけど、それでもドッグランは楽しいのー♪ ワルテルの脚が100%になったらもっと来られるのになの。


え? ワルテル?
ワルテルがドッグランでなにしてたかは話す必要もないと思うの(爆)。
- 2010/10/21(木)
09:14:40|
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秋雨前線が太平洋で停滞してるんだって。
そのせいかどうか、軽井沢、朝夕のぼくたちの散歩の時間は曇り空ばっかり。昼間は晴れるんだけど、朝もどんより、夕方もどんよりが多いんだ。
だから、父ちゃんの写欲も落ちっぱなし。毎朝空を見上げては「ふぅ」って溜息ついてるんだよ。
だけど、先週のとある日、夕方の散歩に出かけたら、父ちゃんが西の空見上げて「ワルテル、ソーラ、急ぐぞ!」って言ったんだ。
西の空は久々の夕焼けに黄色く染まって、雲の隙間からお日様の光がビームみたいに四方八方に伸びてたんだよ。
写真を撮るには視界の開けたところに行かなくちゃ! 秋の夕日はつるべ落としだからとにかく急がなくちゃ!!

父ちゃんは息切らして、ま、ぼくたちは平気だったけど、鳥井原の農地に辿り着いて、そしたら、西の空がいい感じ。なんとか間に合ったね。

最後は太陽の光がひとつにまとまって、波動砲みたいになってたんだ。
お日様と雲のショウタイムはすぐに終わったけど、ぼくたち、薄暗くなるまで農地で遊んで、にっかにかで家に帰ったんだ。
やっぱりね、写真にはいい光がないとだめなんだってさ。
- 2010/10/20(水)
10:13:53|
- 軽井沢 春夏秋冬
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日曜日の夜、「なんだか喉が痛いな」って言って、父さん、こふこふしてて、何度もイソジンでうがいしてたんだけど、月曜の朝起きたら、喉は腫れ上がったみたいな感じになってて、全身だるるーだったの。
それで朝一で病院行って、帰ってきて薬飲んだら、一日中ねんねこしてたの。
「父さんの邪魔しちゃだめよ」
って母さんに言われたけど、わたしとワルテル、父さんが心配で心配で、寝室に一緒にいて、父さんのそばでじっとしてねんねこしたの。
父さんがおしっこしたくなったり喉が渇いて起き上がると、わたしたち父さんの足下に群がるの。
「父さん、父さん、だいじょぶなの?」って聞くと「大丈夫じゃないな。ごめんな、犬たち。今日は母さんと散歩行ってくれ」って辛そうな顔して言うの。
だから、わたしたち、父さん起こさないよう、じっとしてたの。
無理しないで一日中寝てたからかしら、今朝の父さんはちょっぴり復活。本当ならもう一日休みたいんだけど、仕事がたまってるからって頑張るらしいの。だから、朝のお散歩も母さんと一緒。
でも、散歩から戻ったら、起きてきた父さんが「お帰り」って言ってくれたから、わたしもワルテルも一安心なの。
- 2010/10/19(火)
08:47:39|
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マージ、マージ、またこの日が来ちゃったね。我が家が一年で一番静かになる日だよ。
母ちゃんも早起きして、マージのためにってお線香に火をつけてたよ。父ちゃんはもう、一週間ぐらい前から、ううん、10月に入るとしんみりモードに突入だからね。
この記事をアップするのに、HDDに溜まってる昔の写真見ながら、父ちゃん、目がうるうるだったよ。
ぼくたちは元気にしてるよ。
マージが逝った後、父ちゃん「マージにあれしてやりたかった、これしてやりたかった」っていろいろ考えたんだけど、そのあれやこれや、全部ぼくたちにしてくれるんだ。
マージ、信じられる? 父ちゃん、飲みに行っても10時には帰ってくるんだ。昔は午前2時、3時なんて当たり前、酷い時なんか夜が明けても帰ってこなかったよね。
酒が弱くなったってこともあるんだけどさ、おれは酷い飼い主だった、マージが可哀想だったって言って、心を入れ替えたんだよ。マージのおかげでぼくたちの留守番時間、凄く短くて済んでるんだ。ありがとうだね、マージ。
マージが軽井沢の夏を過ごした貸別荘地、もうなくなっちゃったよ。マンションに建て替えられちゃったんだ。ぼくたちがよく遊んだ原っぱも、結婚式場建設の予定が入って立ち入り禁止になって、でも、不景気のせいかな、結婚式場いつまで経っても建たないよ。でも、立ち入り禁止のまんまなんだ。
たった五年の間なのに、いろんなものが変わったり消えたりしちゃってる。
マージとの想い出の場所が変わっていくのを見るたびに、父ちゃん「ばーろー」って呟いてるよ。
「マージに会いたいなあ」
父ちゃん、朝から20回ぐらい同じこと呟いてる。でも、大丈夫。父ちゃんはもう哀しみ乗り越えたからさ。2、3日したらいつもの父ちゃんに戻るよ。
だからマージ、なんにも心配しないでね。父ちゃんにはぼくとソーラがついてるからさ。

- 2010/10/16(土)
09:33:30|
- Dog
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やっとの思いで山頂までやって来たものの、上の写真でおわかりのようにあたりはガス、というより雲の中。まあ、絶景は次の機会まで取っておこうと、コンビニのおにぎりでエネルギー補給。
しかし、普段の行いがいいからだろうが、そのうちガスが晴れ、日が射してきた。



消えた雲の中から姿を現したのは前掛山。これまた浅間山の外輪山だが、黒斑山の山頂から見るその姿は雄大で溜息が出る。
前掛山の麓に広がるカールもところどころが紅葉して艶やかだった。
なるほど、この景観のせいでみんな山に取り憑かれるのだ。平地にいては絶対に目にすることのできない景色が広がっている。
30分ほど山頂で休んでから下りはじめた。
予定より早く登頂できたため、心の奥では山を舐めていたかもしれない。下りはちゃっちゃと済ませよう、という不遜な考えがあったことは否めない。
しかし、登山では登りでは心肺機能がものをいい、下りでは筋肉がものをいう。言葉を換えれば、登りは心が試され、下りは肉体が虐められるのだ。よぉくわかった。
脚がどんどん重くなる。なんということのない段差に躓き、傾斜で滑っても踏ん張りが利かない。ふくらはぎの筋肉がぱんぱんに張っている。
登りは目の前か足下ばかり見ていたのだが、下りでは傾斜がすべて視界に入る。ほんとにこんな急勾配を登ってきたのか? ここを下って行くのか?
下りはじめて30分もしないうちに写真を撮る気力も余力も失せ、ただ黙々と脚を動かした。
高峰高原ホテルの駐車場に帰り着いたのは1時過ぎ。1時間程度で下れるかと思っていたのに、身体が悲鳴をあげて、結局1時間半もかかってしまった。登りとたいして変わらない時間だ。
疲労困憊。ホテルのラウンジでカフェオレを頼み、砂糖をたっぷり入れて飲んだ。普段はミルクも砂糖も入れないブラック派なのだが、この時ばかりは栄養と糖分が切実に必要だと感じたのだ。
家に戻ったら仕事をするつもりだったのだが、シャワーを浴び、少しだけとベッドに横たわって目を閉じるとそのまま爆睡してしまった。


さて、ワルテルである。帰り着いた我々を狂喜乱舞して迎えてくれたのはいいが、家の中がなんだか小便臭い(涙)。
先日の連休中、雪音たちと義母が遊びに来ていたのだが、義母が寝起きしていたゲストルームのドアにそこそこの量のシッコが引っかけられていた。
長時間の留守番で寂しく、不安になり、とりあえず「群れ」ではない者の匂いを消そうとしたものと思われる。
こういう場合、叱ることもできないので、ただ溜息を漏らし「6歳にもなって留守番もできないのか。ワルテル、かっこ悪いなあ」と呟く。
そうすると「申し訳ない」という顔をするのだが、同じシチュエーションになればまた繰り返すに決まっているのだ。ああ、玉つきの雄犬はまっこと面倒くさい。

もちろん、ソーラはなんの問題もない。
しかし、おそらく、留守番の間中、ワルテルもソーラも起きたまま我々の帰りを待っていたのだろう。シャワーの後爆睡するわたしの周りで、二頭もぴくりとも動かず眠っていたらしい。
ういやつらだ。小便ぐらい、掃除すればいいことだもんな。
- 2010/10/15(金)
09:00:38|
- 登山
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今日と明日は番外編ということで、黒斑山登山の様子をアップします。
ということで、登山口近くの高峰高原ホテルの駐車場に到着したのは朝の8時半過ぎ。登山客が南の方角を指さして騒いでいるのでなにかと思ったら、雲海の向こうに富士山が顔を出していた。
ここには何度も来たことがあるが、富士山を見たのははじめて。なんだかさい先がいい。

9時少し前に登山開始。普通の人なら二時間、中級、上級者なら1時間から1時間半の行程だが、我々は超初心者なので2時間半を目標に行こうということに。
しかし、足場の悪い登りの連続で30分もしないうちにばてばて。富士山だけ見て帰れば良かったと思うことしきり。

しかし、1時間が経過する頃にはなぜだか身体も心も軽くなってきた。高度に身体が慣れたのだろう。標高千メートルの軽井沢に普段から暮らしているので、平地に住んでいる人たちより高度順応が速いらしい。
なんだ、これなら楽勝じゃんと思った直後、森の切れ目から見えたのが上の写真。あれを登らなければ頂上には辿り着けないらしい。涙が滲んできた。

前方に見えるのがトウミの頭と言われるところ。絶景なのだが、きちんと写真を撮る余裕がない。まったくない。ただひたすらに歯を食いしばって登り続けるのみ。

登りはじめは晴れていたのがが、この辺りになると急激にガスってきて視界も悪くなる。しかし、霧の中の紅葉もおつなものだった。ただし、晴れてくれないと山頂に辿り着いたときの感動は半分以下になるのだろうなあ。
頂上から降りてきた人が「30分前は綺麗に晴れてたのに、残念だねえ」と声をかけてくる。

予定より早く、登頂開始からほぼ2時間で山頂に到着。達成感はあったが、やはり、辺りはガスに覆われ景観はほとんどのぞめなかった。
(明日に続く)

一方、留守番中のワルテルとソーラは、いや、ワルテルは「いい子で留守番な」というわたしの頼みを見事に無視してくれていたのである。
(これもまた明日に続く)
- 2010/10/14(木)
09:55:38|
- 登山
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雪音、雪音、ぼくの子分の雪音、ぼくの大好きな雪音!!
あのさ、雪音はぼくの子分だからさ、ボスのぼくとしては雪音に威張る代わりに、雪音を守る義務があるんだ。
父ちゃんがぼくたちを守ってくれるようにさ。
ぼくが雪音にべったりくっついてまわるのは、甘えてるからじゃないんだ。ボスの義務として雪音を守ってあげてるんだ。
雪音がどこにいても、ぼくがそばにいるから安心だよ。近くに敵がいないか、ずっと見張ってるからさ。雪音がどこに行っても、ぼく、必ずそばにいるよ。





「へえ、ワルテル、おまえ、雪音を守ってるのか?」
当然だよ、父ちゃん! 雪音はぼくの子分なんだから、守ってやるの当たり前だろ!!
「じゃあ、これはなんだ?」

……………………まあ、たまには愛嬌ってことで(爆)。
- 2010/10/13(水)
09:19:26|
- Dog
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ちょっと出遅れちゃったけど、久々に父ちゃんの新刊が発売されました。
『エウスカディ 上下』角川書店
スペインのバスク地方を舞台にした小説だよ。エウスカディっていうのはバスク語でバスクを意味するんだって。
ぼくたちが毎日美味しいご飯食べられるよう、購入&宣伝お願いしますね!
新しいエントリーはこの下にあるからね!
- 2010/10/12(火)
09:43:07|
- その他
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明日ね、父さん母さん、
黒斑山っていう山に登りに行くんですって。
登山道入口が標高2000メートルぐらいのところにあって、山頂が2404メートルだから、400メートルの登りなんだけど、2時間半ぐらいかかるらしいの。
父さん、荷物はできるだけ軽くしなくちゃって言いながら、黒い箱と箱につける丸い筒、どれを持って行こうかすっごく迷ってるの。でも、なんだか楽しそう。
父さんたちが登山に行ってる間、わたしたちはお留守番(涙)。
でも、いい子にしてたらおいしいおやつくれるって父さんが約束してくれたから、寂しくても頑張るの!



というわけで、明日の更新はおやすみなのー。
- 2010/10/11(月)
09:45:07|
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昨日は父ちゃんと母ちゃん、午前中に離山登山。その間、ぼくたちはお留守番なんだ。
離山にはいくつか登山道があって、旧軽の方にある東口登山道は道も整備されて登りやすいんだけど、父ちゃんたちのはトレーニングだから、南口登山道ってのを登ってくんだ。
こっちの登山道はほとんど獣道。勾配も急で、おまけに時々登山道をそれてもっと急な勾配を登ることもあるんだってさ。道は人間ひとりがやっと通れるぐらいの狭さで、さらにさらに、この時期は栗のいがいががたくさん落ちてるからぼくたちは連れてってもらえないんだ。
東口登山道なら連れてってもらえるんだけどさ。
お昼ちょっと前に父ちゃんたち帰ってきて、それから仕事して、夕方の散歩の時も「おお、今日は筋肉痛でないぞ!」なんて言ってご機嫌でさ。ま、ぼくたちも父ちゃんの気分につられてにっかにかだったんだけどね。
夜のご飯食べてまったりしてたら、父ちゃんが来て囁くんだ。
「ワルテル、父ちゃんと母ちゃん、これから出かけてくるからな。ソーラと家のことちゃんと守ってくれよ。腹いせに家具にシッコかけるなよ。それは家を守ることじゃないからな」
えー!!!!
一日二回もお留守番なんてやだよー! ぼくたちも連れてってよ!!!
ぼくとソーラで必死に懇願したんだけど、父ちゃんと母ちゃん、出かけて行っちゃったんだよ。ひどいよ、ひどいよ(涙)。
「ワルテル、父さんたちいないとさみしいのー」
ってソーラが言うし、ぼくだって寂しくて悲しくて、ふたりで父ちゃんたちが帰ってくるの寝ないで待ってたんだ。
父ちゃんたちが帰ってきたのは九時半過ぎ。ぼくとソーラは「うわ~~~~~っ!!」と「きゃ~~~~~~っ!」になってはしゃぎまくって、いい子でお留守番してたからっておやつもらって嬉しくて、そしたら、ずっと起きてたから急に眠くなって、朝までぐっすりねんねこしたんだ。
父ちゃん、父ちゃん、一日二回の留守番は勘弁してよね!


- 2010/10/08(金)
09:41:07|
- 軽井沢 春夏秋冬
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父ちゃん、午前中山登りのトレーニングに行ってて時間がないから、今日は写真だけ。


あ、そうそう、父ちゃんがぼくを怒るのは、ごろんごろんするからじゃないんだよ。
「聞こえないふり」するからなんだよ。
- 2010/10/07(木)
12:06:22|
- Dog
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前に、今年は栗が小さいって話をしたと思うの。
今もあちこちに栗がたくさん落ちてるんだけど、どのいがいがも去年の栗の半分以下って感じなの。夏が暑すぎてそうなったみたい。
栗がそうだってことは、ドングリとか他の木の実とかも同じで、ワルテルの大好きなヤマボウシの実も今年はあんまり見られないの。
きっとそのせいだと思うんだけど、今年は熊さんたちがあちこちに出没して大変なの。山に食べ物が少ないから人里まで降りて来ちゃうの。
先月なんか、ドッグランのある公園のすぐそばで熊が目撃されて、その辺は地元の人たちの住む住宅街だから大騒ぎ。
こないだも、早朝に栗拾いしてたおじさんが熊と鉢合わせして大怪我して、でも、例年ならその辺、熊が絶対こないところなの。
父さんの山登りの師匠さん――先輩作家の唯川恵さんの旦那さんなの――も、今年はもの凄く熊を見るって言うし。
だからね、今年のわたしたち、千ヶ滝とか全然行ってないの。父さんは写真撮りたいし、わたしたちも山で駆け回りたいんだけど、熊さんに出くわしたら大変だし、いつもの年よりその可能性が高いから自粛してるの。
11月になったら、熊さんたち冬眠の準備で山奥に移動して行っちゃうんですって。それまでは、じっと我慢の子なの。
次の連休に山遊び計画してる人がいたら、熊さんには充分に気をつけてなの!

- 2010/10/06(水)
09:23:42|
- 軽井沢 春夏秋冬
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庭でソーラと遊んで、少し疲れてまったりしてたら、なんだかむずむずしてきたんだ。
庭は芝刈りされたばかりで、草の匂いがむんむんしてて、そしたら、そしたら、ごろんごろんしたくてたまらなくなったんだよ!
父ちゃんを盗み見したら、ソーラを撫で撫でしてたんだ。今がチャーンス!!
ごろん、ごろん、ごろろろん。
「ワルテル!!!」
父ちゃんの声が聞こえたけど、こうなったらやめられないよ。聞こえないふりしてごろん、ごろん、ごろろろろん。
「てんめえ、聞こえないふりしたって通じないんだよ!」
父ちゃんがすっ飛んできたから、ごろろんやめて起き上がって、父ちゃん見つめて神妙な顔をするんだ。
「父ちゃん、ごめんよ~。父ちゃんのとめる声、ほんとに聞こえなかったんだよ」
「しらっとした顔して嘘つくんじゃねえ」
……いつものことだけど、父ちゃんには全然通じなかったよ。がっつり叱られたよ。母ちゃんにはかなりの確率で効くんだけどな、ぼくの「ごめんよ~」の顔はさ。
- 2010/10/05(火)
09:53:01|
- Dog
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父さん、ある決意をしたの。本格的に登山をはじめるの。
でも、いきなり登るのは無謀だからトレーニングしなくちゃなのっていうことで、昨日、離山っていう軽井沢の顔とも言える山にはじめて登ってきたの。少しずつ身体を慣らしていって、とりあえずの目標は浅間山登頂なんですって。
「いやあ、登りは思ってたより楽だったけど、下りが予想外にきつかったな。軽井沢に来たばかりの頃だったらゲロ吐いてたかも-」
離山から戻って来た父さん、結構にこやかな顔だったの。でも、お昼過ぎぐらいからかしら、歩くたびに顔を歪めるの。
「き、筋肉痛だ……」
そんなわけで、昨日の夕方の散歩も、今朝の散歩も超短かったの!!
母さんも筋肉痛で父さんの代わり務められないの。とんだとばっちりなのー!!

- 2010/10/04(月)
10:33:12|
- 軽井沢 春夏秋冬
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やろうと思っていたんです。やる気満々だったんです。今年の前半は。
しかし、夏が来てからは多忙の連続。どうにも身動きが取れません。
ワルテルたちのカレンダー、今年は作れません。楽しみにしていらした方々、申し訳ありません。
来年こそは、必ず……
- 2010/10/02(土)
09:35:24|
- その他
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晴れるとちょっと暑くて、曇ったり雨が降ると寒くて、先週から今週にかけてはそんな日が続いてるよ。雨の方が多いけどさ。
父ちゃんは春や秋の雨が大好き。濡れた木々の匂いがいいんだって。雨に濡れた植物たちの色が濃くなるんだって。都会に降る雨はいやだけど、山に降る雨には癒されるらしいよ。
でもさすがに、こうもしょっちゅう降ると飽き飽きしてくるみたいだけどね。
秋も少しずつ深まっていってるよね。上の写真みたいに、あちこちで紅葉がはじまってるんだ。だけどやっぱり、猛暑の影響で、今年の紅葉はイマイチっぽいよ。赤くなる前に枯れはじめてるモミジの葉っぱもたくさん見かけるんだ。

↑こんなふうにさ。
父ちゃんが雨が好きなのはいいけど、唯一困るのが、ぼくたちの身体がどろどろになっちゃうこと。特にソーラは今抜け毛が酷くて、レインコートにいっぱい毛が付いちゃってそれを取るのも大変なんだ。
ぼくたちも雨の日の散歩はあんまり好きじゃないよ。散歩自体が短くなっちゃうし、雨のせいでいろんな匂いが消えちゃうし、なにより、家に戻ってきたらタオルでごしごしされちゃうのがいやなんだ。
せっかくのぼくの男前が台無しになっちゃうんだよ!!
- 2010/10/01(金)
09:33:23|
- 軽井沢 春夏秋冬
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