ワルテルと天使たちと小説家

お写真講座



 やっと外付けHDDをノートに繋げることができた。
 しかし、このノートPCのパフォーマンスで写真を現像する気にはなれない。二年前まではこれでやっていたのだが、もう、耐えられない。
 人間というのは本当に我が儘にできている。

 それはそうとして、先日「カメラを向けると犬がそっぽを向いてしまう」というコメントがあった。
 ワルテルもソーラも、そっぽを向く。
 犬というのは基本的にじっと見つめられることを厭う。
 カメラ(レンズ)はその「見つめられる感」がより強くなるのだと思う。これが仰々しい一眼レフカメラになるとなおさらだ。

 これをなんとかしてポートレイトを撮るには、褒めまくる、おやつで釣る、望遠レンズで遠くから狙うというのが基本になる。
 わたしもカメラを買った当初はワルテルをおやつで釣っていた。
 しかし、それだといつも同じ表情になる。それにずっと撮っているとどんどんつまらなくなる。

 もうひとつの解決方法は待つことだ。
 カメラを構えたら、あとはひたすら待つ。犬たちだって何十分も緊張状態を維持できるわけではない。最初はカメラにそっぽを向いていても、いずれ気が緩んでくる。
 その時まで待つのだ。

 上の写真はそうやって撮った。
 場所はドッグラン。カメラを向けるとワルテルはそっぽを向いた。しかし、わたしは気にせずカメラを向けたまま待った。
 ドッグランには他の犬たちがいる。遊び回っている。パオラだっている。
 ワルテルはへこへこがしたくてたまらない。
 そのたまらない気持ちが高じてカメラのことを忘れ、パオラの方に向かおうとするその一瞬、シャッターを切ったのだ。

 犬がカメラの存在を気にしなくなるまで待つ。
 そうすれば、ナチュラルな表情のポートレイトを撮ることができる。

11_0820_5.jpg

 これはポートレイトに限らない。風景と犬を絡めた写真を撮る時でも同じだ。
 待つ。

 上の写真もそうやって撮った。わたしがワルテルになにか指示したわけではない。
 撮りたい絵を頭に思い描き、構図を決め。あとはカメラを構えたまま待つ。構図の中のどんぴしゃの位置にワルテルがやって来るのを待つのだ。

 もちろん、そのためには愛犬のことを完璧に理解していないといけない。
 こういうシチュエーションであなたの愛犬はどんな行動を取るのか。
 わたしにはワルテルのすることが手に取るようにわかる。だから、構図を決めることができる。待っていることができる。

 いい犬写真を撮るのに必要なのは一に忍耐、二に理解、なのである。





  1. 2011/09/11(日) 10:12:14|
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軽井沢で犬とともに暮らしています。 Canon EOS 7Dが愛機。レンズはそこそこ。

walterb

Author:walterb
 かつては夜の繁華街の住人。
 今は田舎暮らし。
 ネオンライトも雨上がりの森も、同様に愛す。

 冬が好きなのです。

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