ワルテルと天使たちと小説家

心配だらけの年末年始



 異変に気づいたのは12月28日の朝だった。
 散歩を終え、ワルテルの肉球を布巾で拭おうとしたその時、はたと気づいた。
 右後ろ足の足首が左足の倍近く腫れて膨れている。

「ワルテル、どした? なんだこの足は?」

 痛がるそぶりを見せていた右前足だけが気になっていて、後ろ足の異変にはまったく気づかなかったのだ。
 速攻で病院へ。しかし、院長先生が心臓発作で倒れたワンコの蘇生措置に入っており、診察してくれたのはまだ若い先生。
 レントゲンを撮ったものの、異変は見つからず、とりあえず、抗生剤と痛み止めを飲ませて様子を見ようということになった。

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 が、翌々日、院長先生から電話があった。若い先生が骨の異変を見逃していた、ごめんなさい、すぐに病院に来てください。
 なんですとー!!!!
 またもや速効で病院へ。レントゲンを撮り直す。
 すると、足首周りの細い骨が一本、折れていた可能性があることがわかった。それも、骨が変形しはじめているので、昨日今日の話ではない、という。

 いつ? ワルテル、いつ骨折してたの? 父ちゃん、まったく気づかなかったぞー!!!

 実際、右後ろ足を痛がるそぶり、気にするそぶりは一切なかったのだ。

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 これから年末年始だということもあり、ワルテルが痛がってもいないので、引き続き薬で様子を見るということになった。
 院長先生も、ワルテルのレントゲン写真を整形外科のプロフェッショナルに見てもらうと言ってくれた。

 正月、草津。ソーラがはしゃぎ回っているそばで、ワルテルはリードに繋がれたままじとーっとしていた。

「痛くないのか、ワルテル? 本当に痛くないのか?」
 1月2日、ワルテルに声をかけた。足首の腫れもだいぶひいている。

「パトロールだけならリード放してやってもいいぞ。パトロールだけ。走るのも他のワンコと遊ぶのもだめだ」
 ワルテルは神妙な顔をして聞いている。

 リードを放してやった瞬間、ワルテルは走り出した。
「走っちゃだめだっつってんだろー!!」
 痛がるそぶりはまったくない。それどころか、子供みたいな表情を浮かべて喜んでいる。

 走ったのはわずかな距離。ワルテルはすぐにパトロールに専念した。
 パトロールが終わると、他のワンコたちと遊ぶかまえを見せたのですぐにリードを繋いだ。

12_0102_7.jpg

 近々、設備の整った動物病院まで遠出して精密検査を受けさせるつもりだ。
 はあ。
 実のところ、父ちゃんも母ちゃんも、気が気でない年末年始だったのだ。






  1. 2012/01/06(金) 09:49:11|
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軽井沢で犬とともに暮らしています。 Canon EOS 7Dが愛機。レンズはそこそこ。

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Author:walterb
 かつては夜の繁華街の住人。
 今は田舎暮らし。
 ネオンライトも雨上がりの森も、同様に愛す。

 冬が好きなのです。

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