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ワルテルと天使たちと小説家

写欲横溢



 森の中を走る林道。そのアスファルトの上に落ちる木々の影。影が形作る複雑な縞模様。

 この時期のいつもの光景、いつもの光だ。

 例年ならシーズンに一度写真を撮ればそれで興味が失せる。
 が、今年は違う。
 撮って撮って撮りまくっている。

 自分の持てる技術、持てる知識をすべて動員してワルテルのいる時間を切り取りたい。

12_0529_3.jpg

 初めて手にしたデジタルカメラはキャノンのIXYというコンデジだった。
 マージを撮るためだ。

 マージが逝って、カメラはワルテルを撮るためのものに替わった。
 だが、ワルテルの動きは素早く、軽井沢の森の中は暗く、コンデジではまともな写真を撮ることができなかった。

 だから、デジタル一眼レフに買い換えた。一眼レフは魔法のカメラだと思っていた。すっげーカメラなんだから、どんな状況でもばっちり写るはずだ。

 とんでもない誤解だった。カメラメーカーの誇大広告にまんまと乗せられていたのだ。
 カメラと写真に関するちゃんとした知識がなければ、たとえ何十万もする最高級の一眼レフを買ったとしてもまともな写真は撮れない。

 勉強した。練習した。ネットでいろんなフォトグラファーのいろんな写真を漁るように見た。

 ワルテルを撮りたくて、ワルテルとの思い出を残しておきたくて、父ちゃんは気がついたらいっぱしのアマチュアフォトグラファーになっていた。
 自分の小説のカバーに自分の写真を使うし、他の作家のカバーに是非写真をと言われるようになった。

 どこまで凝り性なんだろうなあ。
 でもおかげで、ワルテルの写真は何千枚、いや、一万枚近くあるんじゃないだろうか。
 お気に入りの写真はA3にプリントして飾ってある。

 もっともっとお気に入りの写真を増やさなきゃ。

12_0529_6.jpg

 父ちゃんの書き方が悪かったのか、みんな勘違いしているようだ。

 ワルテルは雷や病院が怖くて具合が悪かったのではない。とても具合が悪いところに雷雨の追い打ちがあったのだ。


12_0529_7.jpg



  1. 2012/05/31(木) 09:24:42|
  2. Dog
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軽井沢で犬とともに暮らしています。 Canon EOS 7Dが愛機。レンズはそこそこ。

walterb

Author:walterb
 かつては夜の繁華街の住人。
 今は田舎暮らし。
 ネオンライトも雨上がりの森も、同様に愛す。

 冬が好きなのです。

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