
昼間、ワルテルは寝る。寝て、寝て、寝まくる。
時折目覚めて、顔を上げて喘ぐように息をする。
まるで深い海の底から浮かび上がり、やっと海面に顔を出せたというように。
おかえりと言って、撫でてやる。
ワルテルは笑う。幼犬のように笑う。
水は飲む。一昨日は水も飲めなかったのだから前進だ。
だが、水以外のものは一切受け付けない。少しでも栄養になるものをと、水になにかを混ぜるとそっぽを向く。
月曜の昼は「腹減った~」と言わんばかりの勢いで食べてくれていたのだが。
昼の間、寝て、寝て、眠り倒して、夜になるとワルテルは起きる。
荒い息を繰り返し、何度も寝返りを打つ(父ちゃんと母ちゃんが打たせてやるのだが)。
父ちゃんと母ちゃんが寝てしまうと、自分で寝返りを打てないのが苦痛なのか、大きな声を出す。
昨日は午前二時。
寝返りを打たせてやった拍子に大量のシッコをして、父ちゃんと母ちゃんはさらにその後始末に獅子奮迅。
眠いぞー。
疲れてるぞー。
でも、なぜだかしあわせなのだ。
オシッコの始末をしている間、ワルテルは身体から力を抜いて、父ちゃんと母ちゃんにすべてを任せている。
信頼されているのだ。思うように動かない身体を任せてくれているのだ。
そう思うと、微笑んでしまうぐらいだ。

さあ、ワルテル、今夜が満月だ。
一緒に乗り越えるぞ。
注:今日の写真は月曜日に撮ったものです。
- 2012/08/31(金)
12:38:19|
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病院から戻ったワルテルは一日中爆睡。
時折目覚めては水を飲む。食事はとらない──とれない。胃が食べ物を受け付けないみたいだ。
目の半分は瞬膜に覆われ、顔もげっそりとやつれている。
それでも、起きているときに父ちゃんや母ちゃんが声をかけ、撫で撫でしてやると嬉しそうに笑う。
今朝はまた、辛そうな呼吸に辛そうな鼻声。
しかし、顔つきは昨日より力がこもっている感じだ。
寝返りを打たせてくれという要求もするようになったし、母ちゃんが口の中を覗こうとすると怒る。
怒る元気があるなら、とりあえず、大丈夫だ。
今日も夕方から病院。父ちゃんはそれまで仕事に集中しなきゃ……
- 2012/08/30(木)
09:24:45|
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満月を二日後に控えて、またワルテルの体調が悪化している。
昨日は昼ご飯をがっつり食ったのだが、夜は食べず。
今朝になって、呼吸が荒くなり、辛そうにぴーぴー鳴く。
鳴きはじめたのが5時半。三時間経っても収まらず、先生に電話をする前に病院に向かって出発した。
到着してすぐに点滴、それから波動療法を一時間強。
呼吸と鳴くのが収まった。
ふぅ。
今はお気に入りのベッドの上で爆睡している。
病院へ行くために車を運転しながら「おれの命を削っていいからワルテルを助けてくれ」と天だか神様だかわからないが、なにかに祈り続けていた。
- 2012/08/29(水)
11:51:58|
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蒸し蒸しの朝はいやだー。
でも、こういう光には蒸し蒸しの朝しか出会えない。

この写真を撮った朝の気温は17度。最初はひんやりしているが、湿度が超高いので、少し身体を動かすと汗がだらだら垂れてくる。
ソーラの吐く息が白いのも湿度が高いせいだ。
この暑さ、9月中旬まで続くらしい(涙)。

気温が高く暑いが、父ちゃんの懐は寒い。
先週、ワルテルのための自然食品をネットで購入したら、すぐにその店から電話がかかってきた。
「カードが使えません」
がーん!
限度額オーバー。95%がワルテルの治療費。
8月はほぼ毎日通院してたもんなあ。
働かなくっちゃ(号泣)。
- 2012/08/28(火)
10:57:52|
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お、ワルテル、ご機嫌だな。にっかにかだな。
カートの散歩、楽しいか?

ソーラもご機嫌だ。
母ちゃんとワルテルと父ちゃんと。群れがそろっての散歩が嬉しくて楽しくて、カートの周り、ぐるぐる走り回ってる。

もちろん、そんな二頭を見ている母ちゃんもご機嫌なら、父ちゃんもご機嫌だ。
疲れが吹っ飛ぶ。


さあ、明日も散歩に行こうな。
腰保護用のサポーターが不可欠な父ちゃんより。
- 2012/08/27(月)
10:30:15|
- Dog
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コンすけのことをこれほど頼もしいと思ったことはない。
ワルテルのためにと飛騨高山からやって来てくれて、火花を飛ばしながらカートの改造に取りかかってくれた。
しかし、カメラを向けたら格好つけるのだけはやめてもらいたい(爆)。


昼飯休憩を挟んで、七時間の格闘の後、新しいカートが完成した!
Before
After

元からの車輪は、都会ならいざ知らず、砂利道の多い田舎で使うには華奢で心許なかった。
そこでコンすけは、かつてマージが使っていたラジオフライヤーとワルテルのカートを合体させることにしたのだ。
ラジオフライヤーのタイヤはオフロード仕様。ぶっといタイヤは安定性抜群だし、サスペンション代わりにもなる。
押すときに曲がることは難しくなったが、その時は、ラジオフライヤーの可動タイヤ部にもともとついている取っ手をうまく使ってコントロールすればいいのだ。
シャシーに乗せるボックスも内側を補強してご覧の通り。布製のボックスがたわむこともなくなり、ワルテルを乗せて歩くときの安定性が増した。
なにより、マージとの思いでの品がワルテルの介護のためのカートと合体した。これが嬉しい。
凄いぞコンすけ、偉いぞコンすけ!
感謝の気持ちとして、しばらくの間はおまいがドジを踏んでもいじったりいぢめたりしないで笑ってゆるしてやろう(爆)
- 2012/08/25(土)
11:35:48|
- その他
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って、ソーラもう5歳だもんな。少女は言い過ぎかっ(爆)。
今日もソーラはお留守番。いつになったら涼しくなるのかなー(遠い目)。
- 2012/08/24(金)
12:51:49|
- 軽井沢 春夏秋冬
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最初にベッドに寝かせた時はこんな顔をしていた。
なんだよ、これ? 高くて居心地悪いなあ。そんなところか。
でも、すぐに慣れたし、落ちないように器用に寝返りを打つ。
このベッドを組み立てるとき、父ちゃん「なんじゃい、アメリカ製。こんなにちゃちくていい加減でだいじょぶか?」と思ったのだが、案外、丈夫である。機能性も高い。

なにより、ワルテルに寝返りを打たせるのが楽だ。床に直に布団を敷いて寝かせていると、抱き起こすときに腰にかかる負担が大きい。
わずが二十センチほどでも、床から高い位置にあるとそれが楽なのだ。
ワルテルも、今ではこのベッドがお気に入りのようだ。
- 2012/08/23(木)
10:48:57|
- Dog
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犬飼いの友人が、ワルテルのためにとベッドやマット、介護用品を送ってくれた。
ベッドは足がついていて、床に直起きじゃないから蒸れない。マットもブレスエアという人間用に開発されたものだ。床ずれ防止に効果を発揮し通気も大変にいい。
ありがたい、ありがたい。

月曜日、行きつけのレストランのシェフが焼きたてのピザを差し入れしてくれた。
「これぐらいしかしてあげられないけど」
ピザはとっても美味しかった。
ありがいた、ありがたい。
と思っていたら、昨日、犬舎のIさんとAさんがワルテルのお見舞いに来てくれた。
お弁当とピザを持って。
二日連続ピザだけど、それがなんだというのか。
ありがたい、ありがたい。ありがたくて泣けてくる。

そして今日。はるばる飛騨高山から
コンすけがやって来た。
ワルテルのカートを、丈夫で便利でゴージャスに改造してくれるためだ。
はじめてコンすけのことをカッコいいと思った(爆)
コンすけは今、火花を飛ばしながらカートの改造に取りかかっている。
なのにワルテルはコンすけを見た途端、激しく吠えた(苦笑)
ありがたや、ありがたや。
みんなのおかげで、ワルテルは今日も元気だ。ウンコしてシッコしていっぱい食べている。
- 2012/08/22(水)
10:21:38|
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ソーラは時々、こっそりワルテルの匂いを嗅ぐ。
病気の匂いがするのだろうか。そこまでわからなくても、ワルテルに異変が起こっていることぐらいは理解しているのだろうか。
ワルテル抜きで、父ちゃんとふたりだけで散歩に行くことにも慣れた。最初の頃は散歩に出ても、何度も何度も家を振り返っていたものだ。
「父さん、ワルテルが来ないの~」
そう言ってるみたいだった。

ひとりの留守番も激増した。
もう、ティッシュをぐちゃぐちゃにすることはなくなったけど、病院から戻ると、ソーラを留守番させている部屋の床は涎でびしょびしょだ。
不安で寂しくて、涎がだらだら出てしまうのだろう。
可哀想なソーラ、健気なソーラ。
父ちゃんの自慢のソーラ。

かつては一日二回だった食事も、ワルテルは一度で食べきれないのでこまめに食べさせる。
そのたびに、ソーラはワルテルと父ちゃんをじっと見つめている。
「わたしももらえるのかしら? わたしにもご飯来るのかしら~♪」
でも、ソーラはもらえない。もう、充分に食べているから。
それでもソーラは待ち続ける。ワルテルのご飯が終わっても待っている。
「父さん、わたしのご飯はまだなのー?」
にこにこしながら。
それでもご飯がもらえないと、悄然とした顔で自分の寝床に向かう。
可愛いなあ。

もうすぐヒートの時期だ。
いつもならソーラは犬舎に里帰りだが、父ちゃんは悩んでいる。
ソーラがいなくなるなど考えたくない。
ソーラがいるから、ワルテルは威厳を保とうとしゃきっとしている。
看病に疲れた父ちゃんと母ちゃんを癒してくれるのはソーラだ。
ソーラとの散歩は、父ちゃんにとって最高の気分転換だ。
ソーラがヒートになったら、ワルテルは病気の身でもふがふが言うのだろうか。切ない衝動に駆られるのだろうか。温存しておきたい体力を消耗してしまうのだろうか。
うむう……(悩)
- 2012/08/21(火)
13:46:20|
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みなさん、たくさんのお知恵、ありがとう。
父ちゃん、ありがたくって涙ちょちょぎれそうです。
昨日のワルテルは最悪だった。
水も飲まず、ご飯も食べず、だるそうな顔で一日寝っぱなし。
一昨日の診察で、ちょっと調子がよさそうだから、日曜月曜は家でゆっくりしていようということになったのだが、辛抱たまらず、東京の分院で仕事している先生に電話して、急遽、小諸に戻ってきてもらうことになった。
が、しかし、先生との電話を終え、「ワルテル、この後病院行くからな」と言った数分後、ワルテルは起きだし、水をがぶがぶ飲み、ご飯を食べた。通常の半分ぐらいの量だけど、食べたんだ。
まあ、薬は相変わらず拒否だったけど。
病院に行くのがいやで「ぼくは元気だよ。病院行かなくていいよ!」とアピールしているとしか思えない。
それでも、先生がせっかく東京から戻ってきてくれたのだからと病院へ行った。
ワルテルの様子を見に駐車場まで出てきてくれた先生に、ワルテルは吠えた。
全然元気じゃねえかっ(滝汗)。
とりあえず注射を打ってもらって、先生に何度も何度も頭を下げて病院を後にした。
ほっとしたけれど、父ちゃんも母ちゃんも覚悟を決めたほど、昼間の調子が悪かったのだ。
だが、今日は朝から元気。超元気。水を飲み、ご飯を食べ、薬を拒否する(とほほ)


病院の予約時間が午前中じゃないときは、ワルテルをカートに乗せて群れみんなで散歩に行く。
母ちゃんは、外に出られて喜ぶワルテルの顔が見たくてわくわくしていたみたいだが、ワルテルは憮然とした表情だ。
そういえば、マージもラジオフライヤーに乗せてやると憮然とした顔をしていたっけなあー。
歩けなくてもなんとか外の空気を吸わせたい、お日様の光を浴びさせてやりたいというのは人間の勝手な思い込みなのかもしれない。
でも、ワルテル、みんなで散歩に行くと父ちゃんも母ちゃんも嬉しいんだ。
付き合ってくれよな。

というわけで、薬対策、豆乳のカッテージチーズから試してみようと思います。
それから、玄米甘酒もかなあ……
乳製品や蜂蜜などは、マクロビオティック的によろしくないのです。
また、カプゼルは以前にやっていましたが、それがだめになって現在オブラートに至っております。
いろいろ苦労してるのに、先生「あ、ゼラチンのオブラートはやめてね」だもんな(涙)。というわけで、大豆から作られてるオブラートです。
まあとにかく、みなさんの暖かい心遣いには感謝です。
- 2012/08/20(月)
10:11:56|
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ある日突如、ワルテルがスープを残すようになった。フードの中の肉や野菜、高野豆腐なんか食べるのだが、スープを残すのだ。
肉も重要だが、スープはもっと重要だ。たくさん水分取って、たくさんシッコしないと!
だが、脅してもなだめてもすかしても飲んでくれない。
思案の挙げ句、スープを寒天でゼリー状に固めてみた。
食べた!!!
と大喜びも束の間、次の日には食べてくれなくなった。
どうしてなのか、理由を突き詰めていくと、どうも、メインに使っているラム肉に飽きたか、嫌になったらしい。ラムの代わりに鶏肉を与えてみたら食べた。
しかし、これもいつまで続くのか。試行錯誤は続く。
しかし、昨日の夜、さらなる大問題が発生した。
突如、薬玉(薬をアズキカボチャでくるんだもの)を拒否したのだ。口を一文字に結んで徹底拒否。無理矢理口を開けようとすると怒りはじめる。
アズキカボチャをサツマイモに変えても徹底拒否は変わらず。
うぬれー。
今、丸鳥の挽肉を自然解凍している最中。これを団子状にして中に薬を詰めてみるつもり。
しかし、錠剤はいいんだが、メインの薬が粉薬なのだわ。今まではオブラートにくるんでさらにアズキカボチャでくるむという方式をとっていたのだが、生肉の団子となるとスピード勝負だな……むぅ。
しかもそれさえ、食ってくれるという保証はない。
どなたかいい知恵ありませんか?
自然療法の薬なので、マヨネーズやヨーグルトをつけるといった方法はとれません。
徹底拒否なので、喉の奥に薬を放り込んで口を閉じるという方法も無理なのです。
- 2012/08/19(日)
09:18:22|
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なにやら憂い顔のワルテル。
寝たままシッコをして、下半身が気持ち悪いのだ。
そこに母ちゃんがやって来て、いそいそとシッコの後始末をはじめる。
するとワルテルは「ちっ」と舌打ちしそうな顔になる。

後始末はしてほしいのだけれど、思うように動かない身体を母ちゃんに好き勝手にされるのが少々気にくわないらしい。
男の沽券に関わるのか。
「せっかく綺麗にしてやってるんだから、もっと嬉しそうな顔してよ」
と母ちゃんは言うのだが、ワルテルは知らん顔だ(苦笑)。
でも、そんなワルテルでも、シッコの後始末以外は、母ちゃんに撫でられてご機嫌になることもある。

まあなんと幼い顔で笑うことよ、ワルテル。
ここのところ、毎朝4時ごろワルテルに起こされて、父ちゃんも母ちゃんも寝不足である。
どういう案配か、決まって4時前後にワルテルはシッコをするのだ。そして、気持ち悪いから後始末して~と訴えてくる。
昨日も4時に起こされ、尿取りパッドやトイレシーツがいつの間にかずれていたのでワルテルのベッドがびちゃびちゃ。父ちゃんと母ちゃんで一時間以上かけて綺麗にしてやった。
そのままソーラと散歩に行き、戻ってきて人間の朝ご飯の支度をはじめたら、今度はシッコがしたいとワルテルが騒ぎ出す。
できることならベッドの上じゃしたくない。そんな顔でぴーぴー鼻を鳴らすのだ。
しかたがないから父ちゃんがワルテルをだっこして庭に出し、身体を支えてシッコを促してやった。
でも、しない。待てども待てどもしない。
腰が限界に来たので、ワルテルを再び家の中に運び入れる。すると、ベッドの上でしゃ~!!
また、父ちゃんと母ちゃんで一時間以上かけて後始末した。
朝5時に起きて、朝飯を食べられたのが9時半。
さすがに昨日はくたびれた。
病院に行くと、診察を待つ間、診察を受けている間、ついつい欠伸が出てしまう。
「看病、大変だろうけど、無理しないでくださいね。父さんと母さんが倒れたら、ワルテルの面倒見られなくなってしまうし」
最近、父ちゃんと母ちゃんの顔を見るたびに先生が言う。
でもね、先生。無理なんかしてないんだよ。
看病してやれるしあわせってのもあるなあと、最近、よく思うんだよ。だから、大丈夫。心配はいりません。
- 2012/08/17(金)
11:59:24|
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久しぶりに70-200mm F4という性能のいい望遠レンズを引っ張り出してきてワルテルを撮った。
いやー、普段使っている15-85mmという中程度の性能のレンズに比べると写りが全然違う。
しかしそれでも、父ちゃんが普段使うレンズが変わることはない。
レンズ性能は高ければ高いほどいいが、しかし、いい写真にいいレンズが必要だというわけではない。
構図とそれを最大限に活かすための画角。必要なのはそれだ。
それに父ちゃんはいかにもポートレイト然としたポートレイトを撮るのが好きじゃない。
デジイチを買ったばかりのころ死ぬほど撮ったし、なによりつまらない。
野山の中を駆けたり遊び回っているワルテルたちを撮る方が100倍楽しいのだ。
それでも、たまにポートレイトを撮るのもいいなあと思った。
これからはもうちょっとマメに撮ろう。


ワルテルは今は家の中でしか撮ることができないが、ソーラは別だ。
同じいいレンズを散歩に持ち出してソーラを撮った。

うーん。
やっぱり、いつも使ってるレンズじゃこの絵は出ないなあ。
- 2012/08/16(木)
10:26:28|
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ワルテルが過ごしやすくなるように、それと、病院へ行くとき、父ちゃんがワルテルをだっこしてスムーズに動けるよう、昨日、父ちゃんと母ちゃんで汗だくになりながら部屋の模様替えをした。
作業の邪魔になるので、ワルテルは寝室に。
すると、ぴーぴーぴーぴー鼻を鳴らして父ちゃんを呼ぶ。
寂しいのか、不安なのか。
どっちにしろ、いちいちワルテルにかまっていたら作業が捗らないので、ソーラを呼んで、寝室に入れた。
すると、ワルテルは鼻を鳴らさなくなった。
ソーラがそばにいると心強いのか。
それとも、妹の前で格好悪いところ見せたくないのか。
多分、後者だと思う。
やせ我慢こそ男の本懐だ。
な、ワルテル?
- 2012/08/15(水)
10:50:44|
- Dog
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13日から15日まで、病院は休みなのだが、ワルテルは毎日診察してもらう。先生がスケジュールをやりくりして時間を作ってくれたのだ。ありがたや、ありがたや。
今朝の予約時間は10時。途中、買い物しなければならないものがあったのと、渋滞に巻き込まれるのが嫌だったので早めに出発。
9時開店のスーパーつるやに8時55分に到着したら、巨大駐車場がすでに満車状態(滝汗)
おそるべし、お盆の軽井沢。20分ほどで買い物をすませて出てきたら、周辺でつるや渋滞が起きていた。
そういえば、ここ数年、お盆の間は草津のモイラ家に疎開してたんだよなあ。お盆の軽井沢の凄まじさ、久々に体験した。
帰りは裏道を通ってスムーズに。
ワルテルは即爆睡。
昨日からご飯を食べてくれないのだが、相変わらず、顔だけ見ているとそんなふうには思えない。
そうそう、オシッコの件。
みなさんのお勧めどおり、人間の介護用のおむつと中敷きパッド、それにマナーベルトの併用でほぼ改善されました。ありがとうございます。
問題は、ワルテル、おむつがお気に召さないらしく、父ちゃんにだっこされるときはそのままオシッコするのだが、寝ているときは「これ、外して~」としつこく要求してくる。
だからよー、なんのためのおむつだと思ってるんだよ。おむつが嫌なら自力でシッコできるようになってみろ。
そう言っても「取ってくれ」の一点張り。
父ちゃんよりずっと甘い母ちゃんがその欲求に負けておむつを外してやると、途端にしゃーっ!
おむつの中でしろってのー(涙)。
- 2012/08/13(月)
12:10:24|
- 軽井沢 春夏秋冬
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ワルテル、もう少ししたらあの森にまた行こうな。
朝の、ひんやりしたアスファルトの上に寝転がろう。
病院へ行くとき、ちょっとお出かけするとき、父ちゃんがワルテルをだっこして車まで運ぶ。
その時、お腹に回した腕で膀胱が圧迫されるのか、必ずオシッコをじゃびじゃび漏らす。父ちゃん、シッコまみれ(涙)。
その昔、マージのために買ったワンコ用のおむつをしてみたが、なにせ十年近く前のもの、吸水性がよくないのか、それでも父ちゃん、シッコまみれ。
先生に手術用のゴム衣をもらったけれど、使い捨て。コンビニで安いビニールガッパでも買ってくるか……
父ちゃんはよくても、ワルテルがいつもシッコまみれで臭いから根本的な解決にはならんな~。
今のおむつはもっと性能がいいのだろうか? それとも他にいいグッズがあるのか?
だれか、知ってらしたら教えてください。
- 2012/08/10(金)
11:42:20|
- 軽井沢 春夏秋冬
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昨日までは、父ちゃんが立ち上がるのを助けてやれば、ワルテルはよろよろしながらでも自分で歩くことができた。
が、今朝はダメだった。なんとか立ち上がらせても下肢に力が入らない。ハーネスで支えてやっても、下半身から崩れ落ちてしまう。
お腹の下に腕を入れ、なんとか立っているのを支えてやって、それでやっとワルテルはシッコをした。し終わるとその場にへたりこむ。
顔だけ見るとやつれた感じはまったくしない。目力もあるし、食欲もそこそこだ。
だが、身体に力が入らない。
本人も「なんで身体が思うように動かないんだろう」と歯がゆそうな面持ちだ。
腎臓や肝臓が弱ると、スジに力が入らなくなるのだそうだ。だから、筋肉量が落ちたわけでもないのに歩けなくなる。
腎臓を患った人間がいつもだるく感じるのと同じだろうか。
癌と戦っているワルテルは腎臓も肝臓も常にフル回転状態。
この状態を緩和すべく、父ちゃんと母ちゃん、それに先生は日々奮闘している。
ワルテル、寝小便しても寝ウンチしてもいいからさ、もっと水飲もうぜ。スープ飲もうぜ。肉ばっかり食ってんじゃねえよ。
オシッコたくさんしたら、それだけ腎臓は楽になるんだぞ!

しかし、歩けないワルテルを見ても、父ちゃんも母ちゃんもそんなに悲嘆していない。
ワルテルの目に力があるから。
それに、マージとの闘病で経験を積んでるから。
飼い主としてボスとして、父ちゃんたちも進歩しているのである。
- 2012/08/09(木)
10:26:50|
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やっぱり安心するのか。
しかし、我が家には潜り込めるようなところはない。
するとこんな格好で寝る。

しかしなにもそんな窮屈な姿勢で寝なくても……
- 2012/08/08(水)
11:46:59|
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ここのところ、午前中は過ごしやすい気候が続いているので、先日、久々にソーラも病院へ行く車に乗せた。
ところが、軽井沢は曇天だったのに、小諸はピーカン。気温30度越え。
しょうがないので、ソーラも病院の待合室へ。
病院に入った途端、ソーラはがたがた震えはじめ、ぴーぴーぴーぴー鳴き始める。
まったくもう。
ソーラを久々に見た先生が言った。
「ソーラ、凄いスッキリしたな。顔つきも見違えてるじゃないか」
そう。先生が最初にソーラを見たときから、5キロの減量に成功しているのだ。
ぱんぱんだったお尻周りが一回りも二回りも小さくなったし、動きも軽快になった。そのせいか、顔つきも若返ったような気がする。

犬飼いのみなさん、肥満はいけません。
どちらかというと痩せすぎ、ぐらいの方がワンコの健康にはいいみたいです。
しかし、ワルテルは毎食、肉300グラム(元気だった時)。
ソーラは150グラム。
これで二頭とも現状維持。ソーラってば、どれだけエネルギー効率高いのかしら~。

ワルテルは毎日病院通い。
一度車に乗ると、なかなか降りようとしないし、その気があっても自分では降りられないのでケージを撤去した。父ちゃん、ケージの中に入れないし、そうなるとワルテルを車から降ろすのに一苦労なのだ。
ケージの代わりにドッグベッドを敷き、そこにワルテルを乗せる。
乱暴に運転するとワルテルが転がってしまうので、慎重に運転する。
「あなたのこんな安全運転、はじめて」
と母ちゃんに言われている父ちゃんである。
うむ~。今の車に変えてから、とっても安全運転してるつもりなのだが~(苦笑)。
さて、というわけで関係者各位、ワルテルの看病、通院のため、仕事が若干滞っております。
鋭意執筆に力を注いでいますが、万が一の時はご容赦を。
- 2012/08/07(火)
11:42:39|
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土曜日、病院から戻った直後は調子の良かったワルテルだったが、夜になるとまた不調に陥った。
息が荒く、時々「ヒーヒー」と鳴く。そばにいって撫でてやると呼吸も落ち着き「ヒーヒー」も止まるのだが、そばを離れると、またはじまる。
ワルテルを動かしたくないので、父ちゃんの寝場所を移すしかない。
ワルテルの隣に布団を敷き、一緒に寝た。
ワルテルの息が荒くなり、「ヒーヒー」という鳴き声が聞こえるたびに目覚め、撫でてやり、時に姿勢を変えてやり、呼吸が落ち着いてくるとうとうとする。しかし、またしばらくすると「ヒーヒー」という声に起こされる。
それを何度も繰り返しているうちに、夜が明けてきた。
眠い。おまけに、固い床の上に布団を敷いて寝ていたので身体のあちこちがぎしぎし言っている。
しかし、ワルテルのためだ。どうということはない。

日曜日、先生は東京の分院で診察しているはずだったのだが、ワルテルの様子を電話で伝えると、午後からの診察をキャンセルして小諸に戻ってきてくれることになった。
夕方、ドッグベッドを車に敷いて、その上にワルテルを寝かせて病院へ向かった。
ちっくん三本にリンゲル液の点滴二パック。ワルテルの背中にはラクダのようなこぶができた。
家に戻ると、水を大量に飲み、ご飯を少し食べ、薬を飲んで、ワルテルは眠りについた。
もう息が荒くなることも、「ひーひー」と助けを求めるような声を出すこともない。
食欲がなくても、アズキカボチャでくるんだ薬はすべて食べてくれる。ありがたい。

夜になってもワルテルは安定していたので、抱きかかえてベッドルームに運び、父ちゃんはベッドで寝た。
眠いな、と思った次の瞬間には目覚ましが鳴った。6時間の超熟睡だ。身体も軽い。
ワルテルは自力でベッドルームから廊下へ移動していた。
父ちゃんを見上げる顔にも、調子のよさが現れている。
よく踏ん張ってくれたな、ワルテル。
- 2012/08/06(月)
09:35:39|
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金曜日は朝イチで病院へ行き、注射、点滴その他。
波動療法を受けさせるため、ワルテルを一時病院に預け、父ちゃんたちは帰宅。
昼過ぎに先生より電話。検査の結果、腎機能が低下しているとのこと。
だから食欲が落ち、身体も重いのだ。
波動療法で腎臓の乱れた波動を調節後、午後二時過ぎに迎えに行く。
「多分、今夜、ワルテル、ご飯食べると思うよ」
と先生が言った。
確かに、車まで歩くワルテルの足取りは来るときよりしっかりしている。
先生の指示に従って少なめのご飯を作る。
人参とレンコンのすり下ろし、切り干し大根、ラム挽肉を沸騰させずに茹で、最後に水溶きくず粉でまとめる。最後に、ワルテルの大好きなしみ豆腐(細かく切ったもの)を加えてできあがり。
いつもの三分の一ぐらいの量しか与えなかったが、よほど腹が減っていたのだろう。ワルテルはがつがつと食い、完食した。

今日も朝イチで病院。ちっくんしてもらってくる。
ワルテルは昨日よりさらに調子がいいみたいだ。もちろん、本調子ではない。三日前の体力が0だとしたら、今日は4ぐらい。
10にならなくていいから、5ぐらいのところでうろうろしててくれ、と思う。
もちろん、体力10というのは病気になる前の指数だ。
ご飯を食べてくれるとほっとする。
- 2012/08/04(土)
11:20:33|
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ワルテルが大丈夫だった方の右後ろ脚を引きずって歩くようになった。
食欲も限りなくゼロに近づいた。
なので、先生に電話したら、その状態で車に乗せて移動するのは避けたいから往診しましょうと言ってくれた。
「でも、今回はぼくがワルテルの縄張りに行くわけだから、怒りまくると思うんですよ。だから、しっかりコントロールしてくださいね」
電話を切るとき、先生は苦笑しながら言った。
そう、ワルテルは先生が嫌いなのだ。
毎週ちっくんされるし、嫌で嫌でしょうがないけど、普段は先生の縄張りにつれて行かれるので仕方なく我慢しているのだ。
だけど、自分の縄張りじゃ好きにはさせないぞ。
ワルテルがそう考えることは自明の理だ(苦笑)。

案の定、先生が来ると、ワルテルは吠えた。寝たまま、吠えまくった。
立ち上がることができたなら、先生に飛びかかっていたと思う。
やれやれ。
検査をするため、父ちゃんがワルテルのお腹を抱えて立ち上がらせる。
ワルテルは「ほひー、はひー。ふひー」とわけのわからないうなり声をあげる。
先生に噛みつきたいのに、それができなくて半狂乱だ。
そのうち諦めたのか、疲れたのか、ワルテルは静かになった。
「まだ目力があるし、これだけ吠えて暴れられるんだから、大丈夫。もうすぐ満月だからそれが影響してるかな。食べないのは、消化に余分なエネルギー使いたくないからだと思うよ。ぐったりしてるっていうよりは、なにかを待ってるって感じでしょ? 身体の回復を待ってるんだよね。水たくさん飲ませてあげて。自分で食べたいって意思表示するまでは、リンゴのすり下ろしとか、そういうのを少しずつ与えて」
先生が帰った後も、ワルテルはしばらく挙動不審だった。
なんであいつがぼくの縄張りに来たの? なんで? なんでー?
母ちゃんがそんなワルテルを慰めていると、いつしか眠りについたようだ。
一夜明けて、ワルテルの調子は相変わらずすぐれないが、顔つきを見ると、昨日よりはいくらかましらしい。
水はがぶ飲みするが、母ちゃん手作りの人参とリンゴのジュースは無視。まだ食べていい状態ではなようだ。
それでも、宅配屋がインタフォンを押したら、また寝たまま激しく吠えた。
先生がまた来たとでも思ったのだろうか。
いずれにせよ、ワルテルは自らの回復の時をじっと待っている。

そんな感じだ。
- 2012/08/02(木)
10:20:10|
- Dog
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月に一度、ワルテルの体調が悪化する。
今回は月曜日ごろから明らかに具合が悪そうだ。先週、毎日のように続いた雷雨のせいだろうか。
動きが重く、のろく、食欲も落ちている。散歩に出ても、シッコとウンチを済ませたらすぐ、家に戻りたがる。家では一日中眠っている。
具合が悪そうだからといって、慌てたりはしない。が、心配にはなる。
だから、寝ているワルテルをそっと撫でる。「元気になあれ、元気になあれ」と心の中で唱えながら。
するとワルテルは目を開け、迷惑そうな顔をする。
「あっちへ行ってよ、父ちゃん」
身体の調子が良くないときはそっとしておいてほしいらしいのだ。普段は父ちゃんのそばにいたがるのに、こういうときはひとりで父ちゃんの仕事部屋や寝室に行って寝る。
ハグしたくてたまらないのをぐっと堪えて、ワルテルの好きにさせる。
「はいはい、父ちゃんは邪魔なんだな、わかったよ」
父ちゃんは、少し離れたところから、ワルテルの様子を見守るのだ。


今回の写真は10日ほど前に撮ったものだ。
ソーラが、ワルテルと遊ぼうとしきりに誘いをかけている。
だが、ワルテルは決して応じない。この時は調子がよかったが、それでも、自分の身体が本調子からほど遠いことをワルテルは承知しているのだ。
ソーラとは遊びたくても遊べない。だから、あっち行けよ、ソーラ。
誘っても無駄だと悟ると、ソーラはひとりで走りはじめる。
そんな二頭を見ていると、父ちゃんは切なくなってくる。
いつか、昔のように心置きなく遊ばせてやれる日が来るのだろうか……
幸いなのは、昨日の夕方から空気が激変したことだ。
北から乾いた爽やかな風が吹いてきて、湿度が劇的に下がった。久々にエアコンを切ったが、犬たちが暑がる様子もない。
今朝の気温は15度で、半袖一枚では寒いほどだった。今は晴れて気温はあがっているが湿度は低いまま。なんとも過ごしやすい「高原の夏」だ。軽井沢には珍しい。
頼むからこの気候がずっと続いてくれ。
朝から、ことあるごとに祈る父ちゃんである。
- 2012/08/01(水)
10:35:54|
- Dog
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