ワルテルと天使たちと小説家

寝不足父ちゃん

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 土曜日、病院から戻った直後は調子の良かったワルテルだったが、夜になるとまた不調に陥った。
 息が荒く、時々「ヒーヒー」と鳴く。そばにいって撫でてやると呼吸も落ち着き「ヒーヒー」も止まるのだが、そばを離れると、またはじまる。

 ワルテルを動かしたくないので、父ちゃんの寝場所を移すしかない。
 ワルテルの隣に布団を敷き、一緒に寝た。

 ワルテルの息が荒くなり、「ヒーヒー」という鳴き声が聞こえるたびに目覚め、撫でてやり、時に姿勢を変えてやり、呼吸が落ち着いてくるとうとうとする。しかし、またしばらくすると「ヒーヒー」という声に起こされる。

 それを何度も繰り返しているうちに、夜が明けてきた。

 眠い。おまけに、固い床の上に布団を敷いて寝ていたので身体のあちこちがぎしぎし言っている。

 しかし、ワルテルのためだ。どうということはない。

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 日曜日、先生は東京の分院で診察しているはずだったのだが、ワルテルの様子を電話で伝えると、午後からの診察をキャンセルして小諸に戻ってきてくれることになった。

 夕方、ドッグベッドを車に敷いて、その上にワルテルを寝かせて病院へ向かった。

 ちっくん三本にリンゲル液の点滴二パック。ワルテルの背中にはラクダのようなこぶができた。

 家に戻ると、水を大量に飲み、ご飯を少し食べ、薬を飲んで、ワルテルは眠りについた。
 もう息が荒くなることも、「ひーひー」と助けを求めるような声を出すこともない。

 食欲がなくても、アズキカボチャでくるんだ薬はすべて食べてくれる。ありがたい。

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 夜になってもワルテルは安定していたので、抱きかかえてベッドルームに運び、父ちゃんはベッドで寝た。
 眠いな、と思った次の瞬間には目覚ましが鳴った。6時間の超熟睡だ。身体も軽い。

 ワルテルは自力でベッドルームから廊下へ移動していた。
 父ちゃんを見上げる顔にも、調子のよさが現れている。

 よく踏ん張ってくれたな、ワルテル。


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  1. 2012/08/06(月) 09:35:39|
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軽井沢で犬とともに暮らしています。 Canon EOS 7Dが愛機。レンズはそこそこ。

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 かつては夜の繁華街の住人。
 今は田舎暮らし。
 ネオンライトも雨上がりの森も、同様に愛す。

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