ワルテルと天使たちと小説家

写真



 ワルテルの写真は数え切れないぐらいある。
 それをふるいにかけてかけてかけまくって超お気に入りをセレクトしても軽く100枚を超えるだろう。

 そんな写真を眺めていると、寂しさが募る。と同時に、その写真を写したときの記憶が鮮明によみがえって心が躍ったりもする。

 写真は記録だ。プロやハイアマチュアと呼ばれる上手な人が撮ろうが、携帯についているカメラで構図もなにも関係なく撮ろうが、写真の本質は変わらない。瞬間を切り取って記録する。

 動画も似たような性質を持っているが、写真とはやはり違う。
 動画は見るのに時間がかかる。写真は一枚、たったコンマ数秒の間眺めただけでいろいろなことを物語ってくれる。

 ワルテルの成長と、父ちゃんの写真の腕があがるのはほとんど比例していた。
 ワルテルが若いときにも、今ぐらいの腕があればなあと思うことはあるが、ないものねだりをしてもしょうがない。

 とにかく、写真をやっていてよかった。カメラにのめり込んで本当に良かった。

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 今日の写真はワルテルが逝く二日前に撮ったもの。
 散歩の合間の休憩に、母ちゃんがソーラと遊びだしたら、ワルテルは超不機嫌に。しょうがないので父ちゃんが魔法の手を繰り出して、遊びから戻ってきたソーラが「ワルテル、ご機嫌斜めなの?」と様子をうかがった。

 動画ならすべてを見るのに十分以上かかるが、写真なら3枚で済むのだ。

 さあ、ハードディスクに眠っているワルテルやソーラのお気に入り写真、がんがんプリントしなきゃ。
 家中に飾るのだ。




 最期に、母ちゃんからみなさんへ。

「ワルテルが重い病気に冒されているとわかった二月からの八ヶ月はあっという間でした。病気がわかってからの平均寿命が四十五日とも言われているのに、八ヶ月という長く濃密な時間をワルテルと過ごせたのは、応援し続けてくれたみなさまのおかげだと思います。本当にありがとうございました」




  1. 2012/10/12(金) 10:46:43|
  2. Dog
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軽井沢で犬とともに暮らしています。 Canon EOS 7Dが愛機。レンズはそこそこ。

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Author:walterb
 かつては夜の繁華街の住人。
 今は田舎暮らし。
 ネオンライトも雨上がりの森も、同様に愛す。

 冬が好きなのです。

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