ワルテルと天使たちと小説家

優しい兄弟たち



 犬舎に行ったのは、ワルテルの同胎兄妹たちの誕生日を祝うためだった。

 この時点でソーラはヒートになっておらず、ソーラも一緒に帰ってくる予定だった(どうしてワルテルがいないのにソーラを犬舎に預けるのかという質問があったけど、交配のためです)。

 それはともかく、キャプテンの顔を撫でたら感無量になった。
 マズル周りの毛の質感がワルテルそっくりなのだ。
 まだワルテルの姿をありありと脳裏に思い浮かべることができる。写真もたくさん残してある。
 それでも、手でワルテルに触れる感触は永遠に失われてしまった。

 触れたい。抱きしめたい。
 時折、強くそう思い、喪失感に身動きが取れなくなることがある。

 キャプテンの顔を撫でると、その喪失感が癒される。

 この日、キャプテンとグランは珍しく、父ちゃんと母ちゃんにたくさん撫で撫でさせてくれた。

 キャプテンはワルテルに負けず劣らずのハイテンション犬で、あっちでうろうろ、こっちでうろうろ、ひとつところに落ち着いていることがないのでなかなか触らせてもらえなかった。

 グランは甘えん坊でいつもパパとママにべったり。他人なんか知ったこっちゃない。だから、グランも普段はあまり触れない。

 なのに、この日は「しかたないなあ。好きなだけぼくたちを触って、ワルテルのことたくさん思い出してやってよ」とでも言っているみたいに父ちゃんや母ちゃんのそばに来ては触らせてくれた。

 父ちゃんも母ちゃんも、二頭の優しさに感極まった日だった。

13_0413_2.jpg

 ワルテルの同胎兄妹たち。
 左からキャプテン、グラン、エステル。


13_0415_1.jpg

 アイセは昨日、ドッグラン・デビューを果たした。
 自分より小さいけど怖いおねいさんたちに果敢に近づいてはガウガウ叱られて退散していた。
 間違いなくワルテル並のエロエロ大魔王なので、そのうち叱られても意に介さなくなるんだろうなあ。

13_0415_2.jpg

 まだ2歳半なのでボールを追いかけて遊ぶ。
 バニなので追いかけるだけ。ボールを持って来てはくれないから、人間がボールを取りに行く(苦笑)。

 走り出すときに胸の白毛がわさっと膨らむのがワルテルに似ている。
 飾り毛が長い男の子に特有なんだよなあ。


  1. 2013/04/16(火) 09:01:34|
  2. Dog
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軽井沢で犬とともに暮らしています。 Canon EOS 7Dが愛機。レンズはそこそこ。

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Author:walterb
 かつては夜の繁華街の住人。
 今は田舎暮らし。
 ネオンライトも雨上がりの森も、同様に愛す。

 冬が好きなのです。

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