ワルテルと天使たちと小説家

愛しのソーラ



 アイセが群れに加わったのは嬉しいし楽しいが、ソーラがいないと寂しさが募る。
 なんだか、魂をふたつに引き裂かれてしまったみたいだ。

13_0413_11.jpg

 犬舎にいるとき、アンリとソフィ一家が遊びにやってきた。
 ソフィはソーラよりずっと年下なのだが、アンリ兄ちゃんが近くにいるので超強気。いきなりソーラにマウンティングを仕掛けてきた。

 次の瞬間、ソーラの表情が一変した。
 顔が細くなり、目が吊り上がる。お尻を振ってソフィーを跳ね飛ばすと、ワルテルみたいに尻尾を高く掲げて睨みつける。
 吠えたり唸ったりはしない。
 威厳でもって生意気な小娘を制圧しようとするのだ。

 それを見ていたキャプテンやグランのママが驚いた。

「ソーラがあんな表情するの?」

 家にいるときには絶対に見せない顔。

「ソーラ、優しくだぞ」

 父ちゃんが声をかけると、ぱっといつもの表情に戻る。しかし、ソフィがまた生意気な態度を取ると険しい表情に戻る。
ソフィに対しては絶対に譲らない。吠えない、唸らない、噛みつかない。だが、ゆるさない。

 なんて立派な犬なんだろう。
 これだけ犬らしい犬が、父ちゃんと母ちゃんに無償の愛を捧げてくれるなんて、どんなに幸運なことなんだろう。

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 今日の写真は4月13日、浜松市の海岸で撮ったもの。
 父ちゃんとふたりきりで砂浜を満喫した。

 この後犬舎に戻って、ヒートがはじまったことに気づいたのだ。

 前のヒートはワルテルが逝った翌日だった。予定より一ヶ月も遅かった。
 今回は、ワルテルの誕生日の前日だ。
 父ちゃんと母ちゃんが、アイセを群れに加えるのはいつにしようかと迷っていた時だ。

 わたしはいいから、ワルテルの誕生日にアイセを迎えてあげてなの。

 ソーラがそう言ってるような気がした。
 父ちゃんはソーラを思いきり抱きしめた。

13_0413_13.jpg

 ソーラ、ソーラ、寂しいよ、会いたいよ~。
 
 父ちゃんも母ちゃんも、このブログを見ているみんなも、おまえがアイセに対してどんな態度を取るのかすっごく楽しみにしてるんだ。

 早く父ちゃんのところに戻っておいで。


  1. 2013/04/18(木) 08:29:57|
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軽井沢で犬とともに暮らしています。 Canon EOS 7Dが愛機。レンズはそこそこ。

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Author:walterb
 かつては夜の繁華街の住人。
 今は田舎暮らし。
 ネオンライトも雨上がりの森も、同様に愛す。

 冬が好きなのです。

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