
土曜日、買い物があって佐久市へ行った。
買い物を終え、晩飯を食い、レストランから出てきたら雨が雪に変わっていた。それも大雪だ。
天気予報では雪になるのは夜半からと言っていたのに。
ひえ~っ(滝汗)
「今年は暖かいから、もうスタッドレスからノーマルに換えてもだいじょうぶですよ」
いつもお世話になっている車屋さんの言葉を信じてスタッドレスからノーマルに換えたのだが二週間前。
道路に雪が積もる前に帰らなきゃ、と、目を血走らせて車を走らせた。
軽井沢に戻ると、雪はさらに強く激しく、庭は数センチ積雪していた。
車からアイセを降ろし、庭に放してやる。
最初は戸惑っていた。
「アイセ、雪だぞ!」
父ちゃんがそう叫ぶと、アイセは猛然と走り出した。

今朝、目覚めると、外は20センチを超える積雪。
4月の馬鹿雪とはよく言うが、軽井沢に越してきて8年目、4月の後半にこれだけ降ったのははじめでだ。
真冬だって、一晩にこれだけ積もることは滅多にない。
4月21日はワルテルの息子、アイトールの誕生日だ。生まれて4日で失われてしまった命。
これは、アイトールから従兄弟のアイセへの贈り物だ。
人間の生活的には、こんな時期にこんなに降られちゃとても大変なのだけれど、アイセには最高の贈り物になる。
だって、雪遊びは次のシーズンまでお預けだと父ちゃんも思い込んでいたのだから。

アイセは走る。
雪の中を走る。
もの凄いスピードだ。ソーラはもちろん、ワルテルより速い。
ソーラの走る速度に慣れている父ちゃんの身体は、そのスピードに追いつけない。
雪を蹴散らして、走って、走って、走って、アイセが行き着く先は、いつも母ちゃん。

最高だな、アイセ。
幸せだろう? 楽しくてしょうがないだろう?
父ちゃんと母ちゃんも最高に幸せで、最高に楽しいんだぞ。
- 2013/04/21(日)
10:41:04|
- 軽井沢 春夏秋冬
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