ワルテルと天使たちと小説家

北アルプス縦走 燕岳~常念岳 1



 きついぞ、とはもちろん言われていた。
 普段登っている浅間山、黒斑山、その中でもかなりきつい急勾配、階段、岩場、それが延々と続くのだと言われていたのだ。

 中房温泉にある登山道入口から、合戦尾根と呼ばれる登山道を延々と登る。
 森の中は暑く、登山をはじめて十分も経たないうちに身体は汗まみれだ。登山道の6、7割が段差の違う階段になっている。筋肉に乳酸が溜まる中、ただひたすら登る。

 そのうち、内股の筋肉が痙攣しはじめた。気をつけなければ肉離れを起こす。
 こんなんで、本当に登れるのかな? そう思いはじめたころ、山の向こうに槍ヶ岳が見えた。

 ガス欠寸前だった身体にエネルギーが注入されていくのを感じる。
 たかが槍の先端が見えただけなのに……苦笑しながら登り続ける。

 登山開始から5時間半後、やっとこの日の目的地、燕山荘に辿り着いた……

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 燕山荘でしばし休憩、荷物を部屋に置いた後、燕岳に登る。北アルプスの初登頂だ。素直に嬉しい。

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 翌朝、午前5時前に山荘の外に出る。他の登山客もご来光を拝むために続々と姿を現す。
 東は朝焼け、西は満月。
 なんて贅沢な朝景だろう。

DSCF1950-Edit.jpg


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 ご来光は浅間山の真上にあがった。
 普段世話になっている浅間の神々しい姿に感動する。

 本当に北アルプスにいるのだ。
 ここまで来られたのは、おまえに鍛えてもらったおかげだ。
 ありがとう、浅間山。


 午前6時過ぎに朝食を食べ、パッキングを終えたら出発だ。
 この日は、常念岳の麓にある常念小屋を目指しての縦走である。

DSCF9148-Edit.jpg



 通常の更新はこの下にあります。

  1. 2013/09/25(水) 10:18:34|
  2. 登山
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名前は名前



 時々、間違えてアイセに「ワルテル」と呼びかけてしまうことがある。
 長い間、ワルテル、ワルテルと呼んできたから癖になってしまっているのだ。

 間違えた、と思った瞬間、胸がきゅっと締めつけられる。

 でも、そんなこと、アイセには関係ない。

 ワルテル、と呼んでも
 アイセ、と呼んでも
 達磨、と呼んでも
 チェチェ、と呼んでも
 イセ次郎、と呼んでも

 はい~~~っ、呼びましたか?

 という感じですっ飛んでくる。

 名前なんか関係ないんだな。父ちゃんか母ちゃんが呼んでる。
 声の響きでそれがわかるんだ。
 名前なんて、人間が勝手につけてるだけだもんな。
 おまえたちワンコにはきっとどうでもいいことなんだ。



 でもな、アイセ。

 ソーラって父ちゃんが言う時は、おまえじゃなくて、ソーラを呼んでるんだ。
 そこだけ覚えてくれないかな(苦笑)。

13_0915_2.jpg



  1. 2013/09/25(水) 09:00:35|
  2. Dog
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軽井沢で犬とともに暮らしています。 Canon EOS 7Dが愛機。レンズはそこそこ。

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Author:walterb
 かつては夜の繁華街の住人。
 今は田舎暮らし。
 ネオンライトも雨上がりの森も、同様に愛す。

 冬が好きなのです。

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