ワルテルと天使たちと小説家

北アルプス縦走 燕岳~常念岳 3



 3日目の朝、午前4時に山荘を出て常念岳山頂を目指す。
 ヘッドランプはつけたが、中秋の名月のおかげで足もとはとても明るい。

 が、さすがに足に疲れが溜まっており、登る速度が遅々としてあがらない。

 このままじゃご来光に間に合わないかもなあとぼんやり考えていると、東の空が赤く染まり、浅間山のシルエットが浮かび上がった。

 途端に、尻に火がつく。
 ご来光に間に合わなかったら、なんのために眠いのを我慢してこんな時間に登っているのか、意味がなくなるじゃないか!!

 ご来光を拝むため、いや、写真を撮るためにこの三年間、頑張ってきたのだ。
 そのために北アルプスに登り、今、岩だらけのガレ場を足を滑らせながら登っているのではないか。

 常念岳山頂に辿り着いたのは午前5時15分ごろだったろうか。
 東には日の出、西には槍ヶ岳の向こうに沈もうとしている中秋の名月。
 山頂にいるのは父ちゃんと、同行者の編集者と写真家の三人だけ。
 全世界で、この素晴らしい景色を目にできているのはたったの三人だけなのだ。

 日が昇る。
 それからは言葉も発せず、ただただ写真を撮りまくった。

DSCF9314-Edit.jpg

 富士山と八ヶ岳。

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 再び富士山。

DSCF9322-Edit.jpg


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 朝日を浴びる雲海と山々。

DSCF2127-Edit.jpg

 太陽の独壇場の趣だったけれど、振り返れば、そこには朝日を浴びる槍ヶ岳と中秋の名月。

 太陽がすっかり登り切ると常念岳を降り、山荘で朝ご飯を食べてから下山の準備に入った。
 来た時とは違い、下りは沢伝いに岩だらけの勾配を降りていく。

 脚はパンパンだったが、歯を食いしばって一歩ずつ降りていく。

 そして、午前10時すぎ、登山道入口に到着した。
 三日間の山行が終わったのだ。

 タクシーで日帰り温泉に行き、気分をリフレッシュさせてから帰途についた。

 さあ、次はどの山に登ろうかな……




 通常の更新はこの下にあります。




  1. 2013/09/27(金) 12:00:18|
  2. 登山
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いきなりかよ!



 えと。
 今朝の最低気温は4度でした。

 昨日は北風びゅーびゅーでした。

 さぶっ! さぶいのはいいけどな、いきなりすぎるんだよ!!

 父ちゃん、北風に向かって叫んでました。

 今朝の散歩の時の父ちゃんの格好は、フリースに山用のレインジャケット、ユニクロのウォームイージーパンツです。
 それでも「さぶっ! まだ早いとか言わないでダウンジャケット着ればよかった~」って半べそかいてました。

 風がびゅーって吹くと、父ちゃん、ぼくに抱きついてくるんです。

「ああ、ワルテルもアイセも使えね。暖かくね。ソーラみたいに父ちゃんを暖かくしてくれね。ソーラ~、父ちゃん、寒いよ~(涙)」

 確かに、ソーラ姉ちゃんとくっついてるととっても暖かいんです。


 この寒さも、今日だけみたいです。明日からは平年並みに戻るってお天気お姉さんが言ってました。

 ぼくは寒いの大好きだけど、いきなりすぎると人間には辛いみたいです。
 みなさんも気をつけてください~

13_0917_11.jpg

 ソーラ姉ちゃんは昨日からご飯を食べはじめたそうです!
 こうなったらもう安心です!!




  1. 2013/09/27(金) 11:21:37|
  2. 軽井沢 春夏秋冬
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軽井沢で犬とともに暮らしています。 Canon EOS 7Dが愛機。レンズはそこそこ。

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Author:walterb
 かつては夜の繁華街の住人。
 今は田舎暮らし。
 ネオンライトも雨上がりの森も、同様に愛す。

 冬が好きなのです。

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