ワルテルと天使たちと小説家

久々に写真講義



 時々、写真教室をやってくださいなんてコメントが来る。
 実際、巷ではプロのカメラマンが教える写真教室なんてのがたくさんあって、盛況だそうだ。

 父ちゃんは、デジタルなカメラを使うのであれば、そんなものは必要ないと思っている。
 フィルム時代は失敗写真を撮ってしまえば、それは即、懐に直結した。フィルム代はバカにならなかったそうだ。
 だが、デジタルカメラなら、失敗したら削除すればいい。
 何度も何度も失敗して、失敗からなにかを学んで、それを糧にすればいいのだ。

 要するに写真がうまくなるということは、経験値があがるということなのだ。


 写真集を買わなくても、写真展に行かなくても、ネットに繋がるだけで素晴らしい写真をいくらでも見られる時代だ。
 いいと言われている写真、自分の好きだと思う写真をたくさん見る。見て、見て、見まくる。
 それが構図の勉強になる。
 カッコいいと思った写真の真似をして撮ってみる。
 それがさらに構図の勉強になるし、露出なんかに思いを巡らせるきっかけになる。

 撮影もJpegではなく、RAWファイルでするべきだ。
 これはデジタル時代におけるフィルムとも言えるファイルで、パソコンに取り込み、現像ソフトを使って現像する。現像ソフトに備わっているいろんな機能をあれこれ試してみれば、写真のなんたるかがぼんやりとわかってくるようになる。
 露出の勉強には最適だ。

 見まくって、撮りまくって、いじりまくる。
 それがデジタル時代に写真を学ぶ最良の方法だと父ちゃんは思う。

 そうやって、自分のカメラにはどんな性能があり、どこに限界があり、パソコンでどう処理すればどうなるのかを知ればいいのだ。

13_1215_14.jpg

 ↑この写真は、カメラで撮ったそのままの写真だ。
 これを処理して、最初の写真に仕上げる。

 シャッターを切る前に、父ちゃんの頭の中には仕上がりの絵のイメージができあがっている。
 自分のカメラの性能を熟知しているので、そこから足し算引き算して露出を決める。

 つまり、ハイライト(最も明るい部分)と暗部のバランスを瞬時に見極め、現像時に自分のイメージに近づけやすくするための露出を決めるのだ。
 ハイライトが完全に飛んでしまうと、いくら優秀な現像ソフトでもどうにもならない。
 同じように、暗部が完全に潰れてしまっても救えない。

 ぎりぎりのバランスを探る。
 経験値がそれを教えてくれる。

 前のカメラだと、この手の写真をイメージ通りに仕上げるのは至難の技だった。
 しょうがないので、現像時に露出を変えたものを数枚出力し、それをレタッチソフトで切り貼りしなければならなかった。時間もかかるし、手先の不器用な父ちゃんには苦行に近かった。

 が、今のカメラは画質が抜群にいい。ということは、いじくる時の許容範囲が広いということでもある。

 Lightroomという現像ソフトがこれまたとても優秀で、スライダーを動かすだけで明暗の度合いを好きなように変えられる。

 あとは、ぱっぱっぱと魔法をかけるとほぼイメージ通りの写真に仕上げることができるのだ。
 この魔法も経験値のたまものだ。経験値が上がれば上がるほど、使える魔法の種類も増えていく。


 見まくって、撮りまくって、いじりまくる。
 経験値を上げる。

 写真上達の一番の方法です。


  1. 2013/12/19(木) 09:37:03|
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軽井沢で犬とともに暮らしています。 Canon EOS 7Dが愛機。レンズはそこそこ。

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Author:walterb
 かつては夜の繁華街の住人。
 今は田舎暮らし。
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 冬が好きなのです。

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