ワルテルと天使たちと小説家

犬飼いの掟



 何人かの方が、九州で起きた痛ましい事件についてコメントされております。

 父ちゃんも、ネットのニュースで一報に接して胸を痛めました。死んでしまったバニと、噛まれた子供たちのために。
 飼い主には怒りを禁じ得なかったなあ。

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 ノーリードで走りまわる犬たちの写真をメインにしたブログをやっておきながらこんなことを言うのもなんだけど、犬と散歩する時はリードをするというのは社会常識である、鉄則です。

 父ちゃんは、どうしても犬たちを自由に走り回せてやりたくて、まだ真っ暗で気温もマイナス10℃以下の早朝に起き出して散歩に行きます。
 写真を撮るため、ということもあるけれど、確実にだれもいない時間を狙っているからです。

 これから暖かくなり、別荘族や観光客が増えると、どんなに早く起きてもそこかしこに人の姿が見られるようになります。そんな時は「諦めろよ」と犬たちに声をかけてリードはつけたままです。

 ソーラもアイセも絶対に人を噛むことはないという確信はあるけれど、どんなアクシデントが起こるかわかんないんだから。

 やつらのリードを放すのは、絶対に人が来ない時間帯、絶対に人が来ない場所に限る。
 それが父ちゃんが自分に課したルールです。

 それでも、犬嫌いの人たちから見れば、なにを勝手なことを言ってるんだ、ということになるでしょう。




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 今日の写真の場所も、数年前までは、ほんとに自由に遊べる場所でした。
 しかし、ここ数年、移住者が増え、犬を飼う人が増え、ここに散歩に来るワンコの姿が増え、すると「犬と散歩する時はリードを忘れずに!」とか「犬の糞は始末していきましょう」という看板があちこちに立つようになりました。

 犬の数が増えると、ルールを守らない飼い主の数も比例して増える、という悲しくて切なくて腹立たしい現象が起きているのです。

 昔はうちのワンコたちに微笑みかけてくれていた農家の人たちも、胡散臭い目でこちらを見る。
 いやんなっちゃうよなあ。

 閑話休題。

 犬を自由に遊ばせてやりたいという気持ちはよく分かります。
 だが、そのためには、飼い主も努力せねば。

 北軽の犬友達であるお母さんは、犬たちを自由に遊ばせてやりたくて、小柄な身体で深い雪の積もった森の中に道を作ります。自分で歩いて作るんです。
 頑張って頑張って道を作っても、雪が降ればまた一からやり直し。

 でも、そこなら人が絶対に来ないから。犬たちを自由にさせてあげられるから。
 それで頑張っているわけです。
 一度やってみればわかると思うけど、積雪50センチ以上のところに、歩いて道を作るの、ほんとに重労働なんです。

 でも、周りに迷惑をかけないために自分に鞭打ってるんです。

 リードを放してたら犬が人を襲った?
 周りに人がいないと思った?
 そんな言い訳、通じるわけないでしょう。

 噛まれた子供はきっと、犬が怖い、嫌いなまま一生を過ごすでしょう。
 死んでしまったワンコの命は戻りません。
 そして、ルールを守れない飼い主のせいで、まっとうな犬の飼い主まで白い目で見られる。

 ああ、本当にやるせない。


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  1. 2014/02/11(火) 09:33:48|
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軽井沢で犬とともに暮らしています。 Canon EOS 7Dが愛機。レンズはそこそこ。

walterb

Author:walterb
 かつては夜の繁華街の住人。
 今は田舎暮らし。
 ネオンライトも雨上がりの森も、同様に愛す。

 冬が好きなのです。

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