
長寿遺伝子というのをご存じだろうか?
別名サーチュイン遺伝子ともいい、この遺伝子が活性化すると、その生き物の寿命が延びるというものだ。
で、このサーチュイン遺伝子、空腹や飢餓で活性化するとも言われている。
先日、沖縄取材やらソーラを迎えにやらで何度か犬舎を訪れた時、週に二回、晩ご飯を抜くというプチ断食が行われていた。
人間ではなく、ワンコたちの話だ。
犬舎の人によると、この週に二回のプチ断食で、ワンズの免疫力が高まったことを示す血液やら何やらの検査の数値がアップするのだという。
サーチュイン遺伝子が活性化してるんではなかろうか。
また、うちの母ちゃんが読んでいる本の中にも、どこぞの動物園だかどこだかで、この断食を繰り返した動物が、毎日規則正しい食事をとっていた同じ動物より倍近く長生きしたという実験の結果が載っていたという。
そこで!
我が家でもプチ断食を取り入れることになった。
父ちゃんはよくわからないが、母ちゃんによると、新月の日に断食するのが一番効果的らしい。
で、昨日が新月だったわけだ。
犬たちだけってのも可哀想なので、父ちゃんと母ちゃんも晩飯を抜くプチ断食に挑戦した!

夕方の散歩から戻ると、ワンズの目はらんらんと輝く。散歩の次はご飯と相場が決まっているからだ。
だが、昨日はご飯の匂いがしない。父ちゃんと母ちゃんの様子もいつもとは違う。
どしたの、どしたの? わたしたちのご飯はどなったのー?
ソーラもアイセも家の中をうろうろうろうろ。
そこで、父ちゃんは語りかけた。
「ソーラ、アイセ、できるだけ長く父ちゃんたちと一緒にいたいだろう? そのために、今夜のご飯はなしだ。父ちゃんと母ちゃんもおまえらに付き合ってご飯食べないから。な?」
がしかし、そんな理屈、ワンズに通じるはずもなく、ソーラもアイセもうろうろうろうろ、父ちゃんや母ちゃんのところにやってきては「ご飯はどしたですかー?」と円らな瞳を向けてくる。
ここで負けては元も子もないので、父ちゃんも母ちゃんもぐっとこらえて我慢の子。
一時間が経ち、二時間が経ち、さすがのワンズも諦めてねんねこしはじめた。
ほっ。
これでおれたちもやっとゆっくりできると思ったのも束の間、父ちゃんも母ちゃんも空腹に襲われ、このままでは理性が崩壊してしまう!! ということで、いつもより二時間も早く床についたのだった(苦笑)
いやあしかしまあ、今朝のワンズのがっつきようと言ったら……w
でも、覚悟しとけよ。
プチ断食、これからも続くからな。
- 2014/03/31(月)
08:49:57|
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久しぶりに北軽へ遠征した。
一月は毎日のように行っていたのだけれど、豪雪以降、とんと足が遠のいていた。
軽井沢にも雪は腐るほどあったし、なにより、日の出の時間がどんどん速くなって、午前5時に起きても、北軽到着時刻と日の出の時間を合わせるのが難しくなったからだ。
軽井沢なら、余裕を持って日の出を迎えられる。
父ちゃん、日の出が大好きなのである。

さて、上の二枚の写真。
父ちゃんがカメラを構えている場所と、ソーラとアイセがいる場所には50センチほどの段差がある。
普段はもっと高低差がある場所なのだが、雪が積もっていると人間もワンズもぴょんと飛んで上に行くことができる。
この日も、まず父ちゃんがぴょんと飛んで、ソーラとアイセを呼んだ。
ソーラもアイセも優雅に飛んで段差を超えてきた。
ここで父ちゃんはもう一度下におり、カメラを構えて煽る。
ん~、普段と違うアングルで新鮮だなあ♪
しばらく写真を撮ってから犬たちを呼んだ。
「カム」
ソーラがぴょんと段差を飛び降り、父ちゃんのもとに駆け寄ってくる。
……ん? アイセは?
アイセは……段差の上でうろうろしてる。
あっちへ行ったり、こっちへ行ったり。
まさか、まさか、まさか~~~っ?
「飛び降りられないのか、アイセ?」
その通り。
アイセ、50センチの段差を飛び乗ることはできても、飛び降りることができない様子なのだwww
「ほら、アイセ。飛び乗れたんだから、飛び降りるのも簡単だ。ソーラだってひょいと飛んだじゃないか。飛んでみろ。カム!」
そうやって何度もなだめすかし、おだててみたが、アイセはといえば、段差の上でうろうろするのみ。
そのうち焦れたのか「父ちゃん、なんとかしてください」と言わんばかりに吠えはじめた。
父ちゃんとソーラは顔を見合わせて苦笑。
しょうがないからもう一度段差を超えてアイセと合流。ぐるっと遠回りして段差の下に戻って来た。
「まさか、あれぐらいの段差を飛び降りられないとはなあ」
「そいえば父さん、アイセ、農地にある幅30センチぐらいの用水路も跳び越えられなかったの。わたしは平気なのに、アイセはだめだめだったの~」
「そう言えばそうだったな。父ちゃんの相棒は困ったもんだなあ」
父ちゃんたちと合流できてほっとしているアイセをよそに、父ちゃんとソーラはしばし笑ったのであった。
- 2014/03/28(金)
09:00:00|
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えと。
最近、ぼくは「ぶたぶた」と呼ばれてます。
ご飯を待つ時、辛抱たまらなくなってぶごぶご鳴いちゃうんですけど、その泣き声が豚に似てて、なおかつ、胴長短足の体型が豚そっくりだって言うんです。
ひどい~~~っ(号泣)

でも、それはご飯の時だけです。
最近、父ちゃんはぼくのことアイ坊って呼びます。
イセ坊、チェ坊と坊系の名前はいろいろ変遷して、ここしばらくはアイ坊で落ち着いてるんです。
こないだ、父ちゃんとソーラ姉ちゃんとぼくとで散歩してた時、父ちゃんが突然立ち止まりました。
「アイ坊? あいぼう? そか、アイセはおれの相棒か~」
そう言って、父ちゃんはぼくをハグして撫で撫でしてくれました♪
そしたら、ソーラ姉ちゃんも「わたしも、わたしもなの~」って父ちゃんに身体押しつけます。
父ちゃんはにっかにかで、ぼくとソーラ姉ちゃんを撫で撫でです。
「ソーラ、アイセはおれの相棒だってよ。こんな情けない相棒、困っちゃうけどな」
なんでですか~~~~っ!!
- 2014/03/27(木)
08:37:52|
- Dog
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↑ビフォー

↑アフター
先週のとある日の朝と夕方の写真。
朝はまだ雪がそれなりに残っていたのに、夕方に行くと八割方溶けていた。
というわけで、軽井沢での雪遊びはもう終了。
あれだけ積もっていた雪も、気がつけばほとんど消えている。

ここ数日、昼間車を運転する時は窓全開。
ストーブも朝一番しかつけない。
春だー。
といっても、軽井沢が新緑に包まれるのはまだ当分先。
4月は父ちゃんの一番嫌いな季節だ。
あちこち遠征して梅や桜とワンズでも撮ってくるかなあ……
- 2014/03/26(水)
09:02:32|
- 軽井沢 春夏秋冬
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驚いたの、驚いたの、驚いたの~っ!!
一ヶ月ぶりにお家に帰ってきたら、アイセが母さんのソファでふんぞり返ってるのっ!!
我が物顔でねんねこしてるのー!!!!
なんて悪い子なのかしらっ。
わたしがいないとどこまで図に乗る気なのかしらっ。
やっぱりきょーいくが必要なのかしらっ!!!
でも、ちょっと羨ましいから、父さんに聞いてみたの。
父さん、わたしもソファに乗っていいかしらなの?
だめ。
父さんってば冷たいのー(涙)

わたしは床に敷いてもらったベッドでねんねこしたの。
ぐっすん。
アイセは悪い子だけど、わたしはいい子だから床で我慢するの。
でも、でも、アイセもすぐ、母さんにソファから追い出されたの。
なんでも、アイセのかわいさに負けて、母さん、ソファにあがることゆるしたんだけど、やっぱり窮屈だし、アイセは母さんに対しては傍若無人だし、身体が痛くなるしで、母さんがいない時はソファにいてもいいけど、母さんが座る時は母さん優先ってルールにしたみたいなの。
母さんにソファから追い出されたアイセは、今度は父さんのところに移動したの。
だけど、父さんは一言、
だめ。
父さんは滅多なことじゃルール変えないの。
だから父さんはわたしたちのボスなの~。
アイセもそれぐらいでへこたれるような子じゃないから「そですか。やっぱりダメですか~」って言って、床に伏せてねんねこしたの。
わたしがきょーいくしなくても、アイセのきょーいくは父さんがちゃんとやってるの。
だから、わたしはなんにもしなくていいの~♪
あ、わたしたちがベッドに上がると、夏は暑くて大変でしょ? ってコメントがあったけど、全然平気なの。
なぜって、夏はわたしたち、父さんや母さんが呼んでもベッドに上がらないの。
あぢぢでねんねこできなくて大変なんですもの~♪
- 2014/03/25(火)
08:57:15|
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ヒートが終わると、いつもそうなんだけどさ。
ソーラは走らなくなる。想像妊娠して、お腹を守る母親に変身する。
今回もそうなのかな?
でも、動かなさぶりに拍車がかかってる。

朝の散歩。
表面が凍った雪の上は、雪を踏み抜かないようにそーろそろ。
かちかちに凍っているところは、足を滑らせないようにそーろそろ。
夕方の散歩。
凍っていた雪が溶けて歩きやすくなっても、そーろそろ。
明らかにこれまでより警戒の度合い、お腹を守ろうとする度合いが強い。
もちろん、今回もソーラは交配しているんだけれど(人工授精です)。

犬舎の人たちは「今回は手応えがありました」と嬉しげに言っていた。
手応えってのはもちろん、妊娠の手応えだ。
そうなのか、ソーラ?
本当の本当にお母さんになっちゃうのか?
問いかけても、ソーラは嬉しそうに笑うだけだ。
父ちゃんは複雑な気分。
ソーラが妊娠しているかどうか判明するのは4月の初旬。
それまで、父ちゃんはやきもきしながら過ごすことになる。
- 2014/03/24(月)
09:41:57|
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えと。
ソーラ姉ちゃんを迎えに行く前のことなんですけど、父ちゃんと母ちゃんとぼくとで森に散歩に行ったんです。
母ちゃんが散歩に来るの久々だったんで、ぼく、弾けてしまいましたw
やっぱり、群れが揃うっていいものなんです♪

でもでもでも!!
母ちゃんが投げてくれる雪玉をジャンプして取ろうとしていたら父ちゃんが笑うんですっ!!
「なんか跳び方がおかしい。犬っぽくない。やっぱりおまえは物の怪だwww」
なんでですかー?
ぼくは一生懸命ジャンプしてるんですー!!
もう一回見ててください、父ちゃん。いいですかっ、ぼくはれっきとしたワンコなんです。ジャンプする時もワンコそのものですっ!!
……結局、何度ジャンプしても父ちゃんは笑い続け、ぼくのジャンプのしかたは「物の怪跳び」と命名されてしまいました(涙)

あ、父ちゃん、すっかりど忘れしてたんですけど、フランダースの犬をモチーフにしたリリカルで悲しい物語、
『淡雪記』が文庫になりました。
今日発売です!!
父ちゃんの自信作です。
この機会に是非お買い求めを!! ぼくたちの餌代を稼がせてください(爆)
- 2014/03/20(木)
08:57:33|
- 軽井沢 春夏秋冬
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軽井沢町内の友人が溺愛していたバニが先日、亡くなった。
詳しいことはまだ聞いてないのだけれど、免疫不全だとか……
昔、軽井沢に越してきたばかりの父ちゃんとワルテルが散歩しているのを見かけてバニという犬種に一目惚れしたやんちゃなおっさんが飼い主だった。

おっさんはとても落ち込んでいるらしい。
そりゃそうだろう。父ちゃん的には甘すぎる飼い方だったけど、溺愛してたもの。
彼の気持ちが落ち着く頃を見計らって焼香しに行こうと思う。
シンジロウ。
享年8歳。
バニとしては早すぎるって事はない。
でも、やっぱり、十年は生きてほしいよなあ……
- 2014/03/19(水)
09:30:37|
- Dog
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ソーラがいないといい子だったのに、ソーラが戻ってくると、またアイセの激しい自己主張が再開された。
車に乗る時おりる時、散歩から戻って足を拭き拭きされるのを待っている間、ご飯の前、ぶふぶふぴーぴー、泣き喚く。
ぼくもぼくも、なのか。
ぼくを先にしてよ! なのか。
まあ、なんにせよ、父ちゃんも母ちゃんもアイセの訴えは軽く受け流す。
ぶひぶひぴーぴー、ぶひぶひぴーぴー。
まるで豚だな、アイセw
- 2014/03/18(火)
09:13:13|
- Dog
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駐車場に車を停めるのに手間取った。
ソーラはもう、父ちゃんたちが来たことに気づいている。
ひんひんひーん。
ソーラの呼ぶ声が聞こえる。
わかってる、わかってる。今、行くからな、ソーラ。死ぬほど撫で撫でしてやるからな。
やっと車を停め、人と犬でごった返す犬舎の出入り口へ向かう。
ソーラの尻尾がプロペラみたいにぐるんぐるん回っている。
「ソーラ!!」
ソーラをハグし、撫で回す。
寂しかったな、ソーラ。元気だったか、ソーラ?
大好きだぞ、ソーラ。
ソーラが意味不明な声を発しながら父ちゃんの周りを動き回る。
もう一度抱きしめ、柔らかい毛に顔を埋める。
ああ、ソーラだ。ソーラの暖かさだ。ソーラの柔らかさだ。ソーラの匂いだ。

「ちょっとソーラとデートしてくる」
母ちゃんにそう告げて、ソーラと一緒に浜名湖の海岸に出た。
さっそく写真撮影。
散歩していた近所のおじさんが目を細めて言った。
「いい子だねえ。ちゃんと言うこと聞くんだねえ」
あったりまえだ。おれのソーラだぞ!!
そう思ったが口には出さず、笑顔を振りまいた。
浜名湖の湖面が夕日を反射してきらめいている。
黄金色の光の中でソーラが笑ってる。
なんて可愛いんだろう、おれのソーラ。
デートは日が沈むまで続いた。
- 2014/03/17(月)
10:01:14|
- Dog
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えと。
父ちゃんは昨日、登山でした。
ブログおやすみするって告知するの忘れてました。すみません(汗)

明日、浜松に行ってくるです!
ソーラ姉ちゃんを迎えに行くんですっ!!
父ちゃんはもちろん、母ちゃんもぼくもソーラ姉ちゃんが恋しくてたまりません。
元気してるかなあ。
早く会いたいなあ。
ソーラ姉ちゃん、待っててくださいっ!!
- 2014/03/14(金)
08:56:00|
- 軽井沢 春夏秋冬
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父ちゃんとソーラがいないと、悪い子になる。
アイセが……じゃなくて、母ちゃんが(爆)
実は、先週の金曜から土曜にかけて、父ちゃんは仕事で上京していた。
帰ってくると、母ちゃんとアイセがソファでくっつき合っていたのだ。

なにしてんのっ、母ちゃん!!
昔、マージがソファを我が物顔で占領して、人間座れなくなるし掃除が大変だからもうワンコはソファに上げないでって言ったの、母ちゃんでしょ!!
父ちゃんだって、ソファでソーラといちゃいちゃしたいの、ずっと我慢してたのに!
心を鬼にしてたのに!!!!!
「だって~」
だって~じゃないっ!
アイセがソファに乗ってくるのに、ソーラにダメとは言えないでしょ。
しかも、今のソファはひとり掛け。
ひとり掛けのソファに、バニと一緒に座るなんて、また窮屈地獄の再現でしょ~!!!!
もう、油断も隙もあったもんじゃない(涙)
- 2014/03/12(水)
08:50:08|
- Dog
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今日だけじゃない。
朝日が昇るたびに、祈っている。
亡くなった方々、ワンコやニャンコに、まだ苦しんでいる人たちのために。
忘れたことはない。
父ちゃんがまた都民だったら、間違いなく宇都宮さんに投票してた。

父ちゃんは小説家なので、小説家としてできることやっていく。
毎日、愛する家族と触れあって生きていける幸せを噛みしめながら。
- 2014/03/11(火)
08:48:35|
- その他
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昨日の天気予報では、軽井沢、夜中にけっこうな雪が降ることになっていた。
朝起きてすぐ窓の外を確認。積雪数センチ。
ほっと胸を撫でおろす。

すぐにテレビをつけ、NHKのデータ放送で最新の天気予報を確認。
今日は午後からずらっと雪マーク。
そして!
今週後半、木曜日からずらずらずらっと雪マークが並んでいる!!
週末はソーラを迎えに行く予定。
また帰って来られなくなったらどうしよう!
いや、それ以前に、道路が通行止めになる可能性も高いぞ!!
どうする、どうする?
ちょっとしたパニック。どうやら雪恐怖症に罹患している模様。
雪はもう要らない。
そんなこと思ったの、軽井沢に来てからはじめてだ(苦笑)
- 2014/03/10(月)
08:38:27|
- 軽井沢 春夏秋冬
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実は、ワルテルが逝った直後に、犬舎から打診されていたのだ。
「デューク(当時のアイセの名前。犬舎にいる13番目の男の子→ゴルゴ13→デュークとなった。ゴルゴ13はデューク東郷と名乗ってるから)を連れていきませんか」
と。
悲しみに暮れている母ちゃんのために、犬舎にいる男の子で、一番ワルテルに顔が似ている子をと犬舎の方々が案じてくれたのだ。
しかし、母ちゃんはまだ心の整理がつかず、その時点でアイセが我が家に来ることはペンディングになっていた。
父ちゃんはすでにその気だったのだけれど。
年が明け、春が来て、ワルテルの同胎兄妹たちの誕生日を祝うために犬舎でみんなが集まった。
その前日の4月13日に、ソーラがヒートになった。交配のために、ソーラは犬舎に残らなければならない。
「ワンコが一頭もいない生活なんて、おれ、耐えられない」
父ちゃんが言って、母ちゃんの心も折れた。
ワルテルの誕生日に、アイセは馳家の群れの一員になった。
ソーラがぐずる母ちゃんの背中を押したのだ。

確かに顔はワルテル似なところがある。
でも、性格は180度違う。
ワルテルはナイフのようだった。
アイセはふわふわのスポンジみたいだ。
どこか間が抜けた感じがして、甘えん坊で、ぬぼーっとしてるかと思えば、にっかにか笑ってる。
そばにいるだけで、気持ちがほっこりする。
可愛い男なんだ。
父ちゃんと母ちゃんはよくアイセにこう語りかける。
「アイセ、家に来てくれてありがとうな」
それから、こうも語りかける。
「家に来て良かっただろう?」
アイセは凍りついてた母ちゃんの心を溶かすために家に来たんだ。
そして、犬舎にいた時よりもっともっと幸せになるために家に来たんだ。
アイセが我が家の群れの一員になるのは運命だったんだ。
父ちゃんはそう思っている。
- 2014/03/07(金)
09:11:26|
- Dog
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雪と濃霧。
一メートルを超える積雪と、数メーター先が見えない濃霧が織りなす真っ白な世界。
右を見ても左を見ても、上を向いても下を向いても、どこもかしこも白一色。

その噎せ返るほど白一色に塗り潰された世界で、黒犬が歓喜のダンスを踊る。走る。
素敵だなあ、アイセ。
ほんとに世界を独り占めだもんなあ。父ちゃん、苦労してラッセルした甲斐があったよ。
写真では伝えきれないほど素敵な朝でした。
(撮影したのは2月後半。この頃は、まだ雪が凄かった)

さて、昨日の雪は、昼過ぎから雨に変わり、夜にはやんだ。
雪かきしなくて済んだのはいいけれど、その後の放射冷却で気温が急降下。朝には、家の周辺の道路、つるっつるのつる。
時速20キロで車を走らせながら、超緊張を強いられた。
大雪もそうだけれど、気温変化の激しさも変だと思う、今年の冬。
- 2014/03/06(木)
08:50:21|
- 軽井沢 春夏秋冬
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昨日の朝の軽井沢、気温はマイナス10℃。
久々の氷点下二桁。
雪が凍って締まって固まって、まるでアスファルトの上を歩いているかのよう。
足がずぼずぼ埋まることもなく、雪原の上を快適に歩くことができる。
最近、重い雪をラッセルして走ることに少々飽きていた様子のアイセ。
昨日は久々に嬉々として走りまわっていた。

父ちゃんもラッセルしなくて済む分、疲れがなくて楽しくて、アイセと一時間以上遊んだかな……
それにしても、氷点下二桁だと、息が毛に触れた途端に凍りついて、アイセはまるでライオンみたいになる。

寒さが戻って来てせっかく遊びやすくなったというのに、今日はまた朝から雪が降り出した。
ただいま積雪5センチというところで、父ちゃんは傍観中。
10センチを超えたら雪かきに出動するか。しかし、天気予報じゃ午後には雨に変わるという。
うーん。思案のしどころだ。
雪が降ると悩ましいというのは、軽井沢に来てから初めての経験なりよ。
- 2014/03/05(水)
08:46:00|
- 軽井沢 春夏秋冬
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えと。
一昨日の夕方、ついに、家のお庭さんで遊ぶことができるようになったんですっ!!
家のお庭さん、大雪のせいで一メートル近い雪が積もっちゃって、氷柱と屋根の雪を落とすために、父ちゃんが頑張って雪かいて作った細い通路みたいな道が一本あっただけだったんです。
その雪もだいぶ溶けてきて、父ちゃんが「アイセ、ためしに庭で遊んでみようか?」って言ったんです!
ぼく、家のお庭さんで遊ぶのが大好き!
ソーラ姉ちゃんも大好きだそうですっ!

リードも付けずに玄関を出て、庭に出たら気分はもう「うっひょー!!」です。
顔中にっかにかになって走りまわりました!!
そしたら、母ちゃんも庭に出てきて、ぼく「うひょひょひょひょ-!!」です。
めったやたらに楽しくて嬉しくて、母ちゃんと遊んだり、びゅんびゅん走ったり、もう最高なんです!!

走りまわるのに疲れたら、雪の重みで落ちた松の枝を噛み噛みです。
この噛み応えが堪らないんです~♪
ああ、ほんと、家のお庭さんは最高です!!
雪が溶ける前にソーラ姉ちゃん、帰ってきたらいいのにな~。
- 2014/03/04(火)
08:55:44|
- 軽井沢 春夏秋冬
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ふう。
やっと雪かきも一段落して、沖縄から戻ってから撮り溜めていた写真を現像できるようになった。
先週までは仕事と雪かきでそれどころじゃなかったのだ。
で、今日の写真は、大雪から一週間後に撮ったもの。
ずっと除雪が済んだ生活道路しか散歩できなくて、そろそろ、リードを外して思いきり遊ばせてやりたいと思って近所の公園に行ったのだが、そこは、足跡ひとつついていない大雪原と化していた。
積もっている雪も、まだ優に70センチを超えている。
アイセは先頭に立ってラッセル! はしてくれないので、しょうがなく父ちゃんが雪原に分け入ってラッセルラッセル(苦笑)

しかし、いくら山登りで鍛えているとはいえ、太股まで埋まる雪をラッセルしながら歩くのは激しく体力を消耗する。
できればスノーシューを使いたいところだけど、アイセは父ちゃんの真後ろにぴたっとついて歩くので絶対にアイセの足を踏んじゃうんから使えない(涙)
というわけで、せっかくやってきたものの、10分も遊ばないうちに撤収。
もっと雪が溶けて、やっと雪遊びができるようになるのは、この日からさらに一週間後のことになるのでありました。
- 2014/03/03(月)
09:19:30|
- 軽井沢 春夏秋冬
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軽井沢→浜松→東京→那覇→西表島
軽井沢が大雪で大変なことになるとは露とも思わず、車と新幹線と飛行機と船を乗り継いでの大移動。
滞在中は天気がイマイチだったけれど、それでも、たくさんの写真を撮れて満足だった。
上の三枚は西表島、月ヶ浜にて。

西表から由布島まで人を運ぶ水牛のイチロー君。
そのイケメンぶりに、うちの母ちゃんめろめろ。「わたしのイチロー君」と呟いておりましたw

イチロー君のボス。
途中で三線を取りだして島唄を披露してくれた。

後良川と東シナ海の汽水域に生えるマングローブ。
数年前に訪れたときより、マングローブの数が激減していた。
台風が来るたびに流されてしまうのだとか。これも温暖化の影響だろうか。
「西表に住んでみたいなあ」
と母ちゃんが言った。
「ここはいいところだけど、おれとバニたちが暑くて暮らしていけないよ」
と父ちゃんは答えた。
たまに来るからいいんだよな。
沖縄本島はもうげっぷが出るけど、西表はいいなあ。
- 2014/03/02(日)
09:35:28|
- 旅
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豪雪のどたばたですっかりど忘れしていたのだけれど、
集英社の
RENZABUROというサイトに『ソウルメイト』シリーズの最新作「トイ・プードル」が掲載されています。
いずれは『ソウルメイト2』という形で単行本化されると思いますが、お暇な時にでもどうぞ。
- 2014/03/01(土)
09:02:06|
- その他
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