
「ソーラはアイセのことを頼りにしてるんですねえ」
北海道から犬舎に戻るとIさんがそう言った。
今、犬舎にはヒートの子が多く、間違いが起きないよう、夜寝るとき、アイセだけ別のケージに入れたのだそうだ。
すると、それまでは普通だったソーラがぴーぴー鳴きだしたのだという。
ふーん、アイセが一緒なら平気だが、アイセがいなくなると途端に不安になるのか、ソーラ。
群れだのう、家族だのう、素敵だのう。父ちゃんは嬉しいぞよ♪

家に帰ってくると、ソーラがヒートになった(嗚呼、どうせなら犬舎にいるときになってくれればよかったのに。父ちゃん、仕事やりくりしてなんとか時間作って浜松まで日帰り往復しなきゃだわ・涙)。
当然ながら、アイセはしつこくソーラの匂いを嗅ぎまくる。
そして……
がうがうがうがうがるぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ 突然、ソーラが怒った。
ワルテルには絶対に出したことのないような恐ろしい声を放ってアイセに牙を剥いた。
アイセは別の部屋に一目散に逃げていった。
そうかー、アイセを頼りにしてても年下の小僧だって事実には変わりないんだな、ソーラ。
ワルテルには我慢できた、いや、我慢するしかなかったことも、アイセがやるとゆるせないんだなあ。
面白いなあ。
父ちゃんは感心しきりだったのだが、群れに加わってから初めて、本気でソーラに叱られたアイセは一晩中しょぼくれていた(苦笑)。
- 2014/06/30(月)
09:48:36|
- 未分類
-
| トラックバック:0
-
| コメント:3
えー、来る6月26日、紀伊国屋書店札幌本店で、新刊『帰らずの海』のサイン会が催されます。
詳細は
こちら。
遙か昔、父ちゃんがまだベストセラー作家と呼ばれていた頃にも札幌の紀伊国屋でサイン会をやったのですが、
ほんとにわずかな人しか来てもらえませんでした。道産子、本読まないのです。
人がいないサイン会ほど悲しいものはありません。
父ちゃん、あの時の記憶がよみがえって、サイン会をやってほしいという打診があったとき、断ろうと思いました。
ですが、先方が熱心で、断りきれませんでした。
父ちゃんのトラウマが増幅することのないよう、札幌近郊にお住まいの方は、親類縁者知人を誘って、なにとぞお越しください(苦笑)。
通常のエントリーはこの下になります。
- 2014/06/26(木)
18:00:30|
- その他
-
| トラックバック:0
-
| コメント:15

えと。
ソーラ姉ちゃんは先週、下痢Pになりました。
ぼくと違ってソーラ姉ちゃんは超健康優良児です。だから、ソーラ姉ちゃんが下痢Pになると父ちゃんも母ちゃんも心配性になります。
ちなみにぼくが下痢Pになると「アイセ、またかよ~」で終わりです。
ずるいです! 不公平です!!
それはともかく、ご飯を減らされた二日目も下痢Pが治らなかったソーラ姉ちゃん、ついにお肉抜きの野菜のスープだけのご飯にされちゃいました。
上の写真は、その時の食後のソーラ姉ちゃんです。
目が怖すぎます~(震)。
怖い目でじっと父ちゃんを見つめて、「スープだけはご飯じゃないの! ちゃんとしたご飯ちょうだいなの~」ってプレッシャーをかけてるんです。
父ちゃんが「ソーラ、そんな怖い顔するなよー」って猫撫で声出しても、ソーラ姉ちゃんの怖い顔はなかなかおさまりませんでしたっ!
でも、おかげで翌日からソーラ姉ちゃんのウンチは普通に戻りました。
少しずつご飯に入れる肉の量も増やしてもらって、今ではいつもどおりのご飯です。
美味しいご飯食べてるときのソーラ姉ちゃんはほんっとに幸せそうです。
こんな目をする女子だとはとても思えません~w

サイン会のため、父ちゃん北海道に行くので、明日からの更新はおやすみですー。
- 2014/06/25(水)
09:01:12|
- Dog
-
| トラックバック:0
-
| コメント:8

時々遊びに行く秘密基地に久々に行ってみたら、デイジーの畑みたいになってたの♪
アイセは興味なさそうに欠伸してたけど、わたしは女の子だし、父さんが「ソーラは花が似合うなぁ」っていつも言うから、お花好きなの。食べられたらもっと好きになると思うの♪

デイジー畑でいっぱい遊んで、そしたら父さんが「ソーラ嬉しそうだなあ、にっかにかだなあ、幸せだなあ」って優しい声出すから、わたしはもっと嬉しくなって、もっともっとにっかにかになって駆け回ったの♪
やっぱり、お花より父さんの方がいいの、大好きなの~♪
- 2014/06/24(火)
09:30:23|
- 軽井沢 春夏秋冬
-
| トラックバック:0
-
| コメント:3

えと。
先週、北軽の動物病院でシャンプーしてもらってきました!
シャンプーの前に、滝に行くぞ!!
父ちゃんがそう言って、浅間大滝に立ち寄ったんです。
梅雨の中休みでお日様が出てて、父ちゃん、どうしても写真撮りたくて溜まらなくなったらしいんです。
雨降ってるとカメラ持って散歩に行くこと自体減っちゃいますから~。

滝の回りには木漏れ日が降り注いでいてとってもいい感じ!!
おまけに、この日は気温25度まで上がったんですけど、滝のそばはひんやり涼しくて気持ちいいんです!

モデルさん務めたら、滝の周りあちこち冒険したかったです。
でも、去年、初めてここに連れてこられた時、ぼく、幅の狭い橋を渡るのが怖くて河にざぶんっしちゃったんです。
だから「アイセは信用ならん」って父ちゃんに言われて、撮影が終わった後は、ずっとリード付けられたままでした(涙)。
ソーラ姉ちゃんは終始ノーリードだったんです~。
ずるいです。不公平です~。
そんなぼくの気持ちを察した父ちゃんが言いました。
「遊びたいんだったら、ソーラを見ならえ」
ソーラ姉ちゃんは女子で、ぼくは男子です!!
男子にはいろいろあるんです!
父ちゃん、知ってるくせにずるいです。やっぱり不公平です~!!!
- 2014/06/23(月)
09:32:49|
- 軽井沢 春夏秋冬
-
| トラックバック:0
-
| コメント:4

90分間、ずーーーーーーーーーーーーっと苛々しながら日本代表の試合を見ていたら、その苛立ちが伝わっていたのだろう。
犬たちが「父ちゃん怖い~」と言わんばかりに父ちゃんを遠巻きにして見ていた(苦笑)
しかし、日本代表のあまりな試合に疲れ果ててしまったので、今日は写真だけでご勘弁を。

- 2014/06/20(金)
09:36:07|
- Dog
-
| トラックバック:0
-
| コメント:6

月曜日、ソーラたちの疥癬の治療に病院へ行っていたら、みくにママとばったり出くわした。
みくにママはマージの闘病の時からお世話になっている犬友達で、今は北軽井沢で、グレートデーン5頭、バーニーズ2頭と暮らしている。
小さな身体で超大型犬7頭を仕切るその姿は感嘆に値する。
それはともかく、バーニーズのあさまが危篤なのだとみくにママが言った。
父ちゃんと母ちゃんは驚き、翌日の火曜日にあさまを見舞いに行った。
あさまは立てず、食べられず、点滴で薬と栄養を入れてもらっていた。50数キロあった体重も30数キロにまで落ちていた。
それでも、目はまだ生き生きとして、これなら8歳の誕生日を無事に迎えられそうだねと、父ちゃんと母ちゃんは安堵した。あさまの誕生日は6月20日だ。
男手が必要なときは遠慮せずにいつでも連絡して。
そうみくにママに告げて、父ちゃんと母ちゃんは辞去した。
6月20日には誕生日おめでとうの電話をしよう、それから6月中にもう一回お見舞いに行こう。帰りの車中でそう話した。それぐらい、あさまは元気に見えたのだ。
昨日、あさまが逝った。
誕生日まであと二日だったのに……
あちゃま、あちゃま、よく頑張ったな。
普段は触らせてもらえなかったから、動けないおまえを触りまくっちゃった。ごめんな。
でも、身体は苦しかっただろうけど、幸せそうな目をしてたな、あちゃま。あの目は忘れられないよ。
よく頑張った。
ゆっくりおやすみ。
- 2014/06/19(木)
08:50:31|
- Dog
-
| トラックバック:0
-
| コメント:5

アイセが群れに加わってから、ソーラが変わった。
よく尻尾を振るようになった。母ちゃんに甘えるようになった。家の中のいろんなところに行き来するようになった。
気温が15度を超えるとまず走ろうとしなかったのが、今ではアイセに負けてなるものかと走る、走る。
まあこれは、真夏になったらさすがに走らなくなると思うけれど。

ワルテルと一緒だったころは、あんまり尻尾は振らなかった。
父ちゃんに甘えることはあっても、母ちゃんにはどこか遠慮気味だった。ワルテルの場所というのが決まっていて、ソーラは決してワルテルのエリアに近づこうとしなかった。
今は本当によく尻尾を振る。
母ちゃんにもよく甘える。
アイセの場所もあるのだが、ワルテルの時みたいに遠慮したりはせず、堂々とアイセの場所に入っていく。
ワルテルは群れの上位者だったからリスペクトしてたのか?
アイセは自分より下位だから気にしないのか。
そういえば、父ちゃんがソーラを可愛がってて、そこにワルテルが割り込んできたら、ソーラはふっと身を引いたよな。
今は、アイセが割り込んできても動じないもんな。ずっと父ちゃんのそばにいるもんなあ。

犬を飼うのも、代を重ねるごとにいろんな発見があって、実に楽しい。
マージがいなくなってワルテルが変わった。
ワルテルがいなくなってソーラが変わった。
アイセもいずれ変わるのかな。
まあ、なんにしろ、ずっと先の話だ。
今はとにかく、毎日をにっかにかで楽しもう。
アイセ、頼んだぞ。
おまえが走ればソーラも走る。ソーラの足腰が弱らないよう、頑張ってくれ。
- 2014/06/18(水)
09:27:08|
- Dog
-
| トラックバック:0
-
| コメント:6

ああ、なんて幸せそうなんだ、ソーラにアイセ。
ファインダーを覗きながら、確かにそこにある形をなした幸せを実感する。
健康にいい美味しいご飯も重要だろう。散歩に行くのに最高の環境も大切だろう。
だが、なにより大切なのは、人間が群れのリーダーの役目を果たしているということだ。
だからこそ、ソーラもアイセも心置きなく生を満喫できるのだ。
人間がだらしないから、仕方なく群れのリーダーになってしまった犬たちを見ろ。
常に神経を尖らせてびくびくして、やられるまえにやれと言わんばかりに他者にたいして吠え立てる。
なんて可哀想なんだろう。
野生の狼でも、生まれながらリーダーの資質を備えている個体は数パーセントしか生まれて来ないという。ほんの一握り。
それ以外の多くの個体は、リーダーの指示を待ち、その指示をこなすことに喜びを感じるように生まれついている。
犬も同じだ。
大多数の犬は、リーダーを必要としているのだ。役目をちゃんとこなすリーダーの下にいれば、それだけでもう充分に幸せなのだ。
犬を飼うなら群れのリーダーになる。それが鉄則だ。
ひとりだけじゃだめだ。人間の家族全員が犬のリーダーになってやらねばならない。
今は忙しいから、可愛いから。
そんな言い訳は絶対に口にせず、決めたルールを例外なく守らせる。それだけであなたは犬のリーダーになれる。
怒鳴る必要も撲つ必要もない。
決めたルールをただ守らせればいいのだ。例外を作らなければいいのだ。
それだけでいいのだ。
不幸な犬をこれ以上増やさないためには、人間を教育するしかないよなあ。
こんな簡単なことがこれっぽっちもわかっていない飼い主がどれだけいることか……
- 2014/06/17(火)
09:14:49|
- Dog
-
| トラックバック:0
-
| コメント:5

先週の金曜日のこと。
朝はこの通り。五月に戻ったかのような雲ひとつない青空。爽やかな空気。
実に気持ちのいい朝の散歩だった。
しかし、散歩から戻ると、浅間山から雲がもくもくとわき出してきていた。
こりゃ、夕方は雷雨かなと思っていたら……

案の定、夕方の空はこのとおり!
おどろおどろしい雲から浅間山に向かっていくつもの筋が降りている。
おそらく、あの下は豪雨だったに違いない。
急いで写真撮って、急いでシッコとウンチさせたら、大急ぎで帰宅だ~!!

ぎりぎりセーフ!
家に帰って少しすると、大粒の雨が地面や屋根や窓や壁を叩きはじめた。
でも、その雨もすぐに上がって、夜にはまん丸お月様を拝むことができました。
- 2014/06/16(月)
09:00:00|
- 軽井沢 春夏秋冬
-
| トラックバック:0
-
| コメント:3

もしもし?
そんなにおぐしを乱して、なにがそんなに嬉しいんだ、アイセ?
いやあ、ほんとにこいつは幸せ君だ。
思うままに生き、やることに迷いがない。
幸せだなあ、アイセ。
幸せいっぱいのおまえを叱るの、至難の業なんだぞ。わかってるか。
その顔でじーっとこっちを見つめられたら、叱る気が失せるんだ。
でも、父ちゃん、おまえのボスだからな。ボスには責任があるからな。
なんとか心を鬼にして叱ってるんだぞ。
まあ、おまえとソーラを叱ることなんてほとんどないけどな。
これからも、その幸せな顔で父ちゃんと母ちゃんのこともたくさん幸せにしてくれよ。
- 2014/06/13(金)
08:56:07|
- 未分類
-
| トラックバック:0
-
| コメント:6

『帰らずの海』
徳間書店刊 定価1600円(税抜き)
発売日 6月12日
函館を舞台にした警察小説です。まあ、父ちゃんが書いているので、テレビドラマになるような内容ではありませんが(苦笑)。
予約は
こちらから。
通常の更新はこの下になります。
- 2014/06/12(木)
14:09:28|
- その他
-
| トラックバック:0
-
| コメント:4

昨日はまた朝から雨だったの。
夕方は凄い霧だったの。
それからまた雨になって、まだ降り続いてるの。

美味しい野菜を作る父さんのお友達も嘆いてるの。
「梅雨入り前はお湿りが欲しいって何度も言ってたけど、お湿りすぎー。今年の天候は極端すぎて参るよ」
雨が降りすぎて畑がぬかるんじゃって農作業が大変なんですってなの。
わたしたちと一緒にのっぱらに行く父さんの靴もずぶ濡れでびしょびしょで、でも、たまの晴れ間にお外に出しても全然乾かないんですってなの。
そいえば、わたしたちのレインコートもいつもじめじめしてるの~。
この時期、お日様が出るとすぐにはぁはぁになっちゃうわたしだけど、こうなってくるとお日様が恋しいのっ!
この雨、いつになったらあがるのかしらなの~。

昨日のエントリーで紹介した防虫アイテムの、スコーロン。
ここで布地だけ買うことができますよ。
- 2014/06/12(木)
08:44:21|
- 軽井沢 春夏秋冬
-
| トラックバック:0
-
| コメント:4

マダニ対策に頭を悩ませていたら、登山ウェアに使われている素材が目についた。
アース製薬と帝人が共同開発した防虫繊維、その名も
スコーロン!!
蚊はもちろん、マダニも寄せ付けないということで、「この素材でワンコのウェア作ってくれたらいいのに」とフェイスブックで呟いたら、「知り合いでワンコの服作ってくれる人がいます。頼んでみましょうか?」と犬友達が反応してくれた。
それでお願いして作ってもらったのが、ソーラとアイセが着ているこのウェアだ。

繊維に化学薬品を染みこませているのだが、フロントラインを直接皮膚に垂らしたり、毎年のようにワクチン接種するよりはよっぽどましだろうと思っている。
今のところまだ試作品段階で、これから改良してもらう予定なのだが、このウェアでいければ、あとは顔や手足にひば油を使った虫除けスプレーをかけて、この夏のマダニ対策とするつもりだし、これから毎シーズン、作ってもらおうかと思っている。
ソーラ、アイセ、マダニのシーズンでも気兼ねなく遊べるようになるといいよなあ。
- 2014/06/11(水)
08:34:40|
- Dog
-
| トラックバック:0
-
| コメント:5

クイズ
これはだれでしょう?
簡単すぎるか(苦笑)

ともあれ、雨の降らない朝は何日ぶりだろう? 6日ぶり? 梅雨入りしてからずーーーーーっと雨だったからなあ。
ソーラはともかく、アイセはここ数日、欲求不満気味だった。
なので、今朝は好きなだけ走りまわらせてやった。
気温は17度、湿度はおそらく70%超えということで、10分もしないうちに二頭ともはぁはぁになってしまったが、それでも、久しぶりのノーリードに満足げ。
おまえたちが満足なら、父ちゃんも満足であるぞ。
もうしばらく雨には遠慮してもらいたいけど、梅雨だからなあ。
ここが我慢のしどころだなあ。
- 2014/06/10(火)
08:54:02|
- 軽井沢 春夏秋冬
-
| トラックバック:0
-
| コメント:3

アイセだけじゃなく、ソーラまでもが痒がるようになって、耳の毛が抜けてきた。
これはおかしいぞ!
と思って病院へ行ったら、なんと、疥癬だー!!!
まずアイセが疥癬になり、それがソーラに移ったのだ。
慌てて、ここ最近、ソーラやアイセと接触したワンズの飼い主たちに連絡を取り、状況を説明した。
幸い、疥癬が移った子はいないようなので、ほっ。
ソーラとアイセも虫を駆除して、今は落ち着いている。

先週の金曜日、二頭は薬浴をしてきた。
病院に迎えにいった時、二頭から懐かしい匂いがした。
薬浴の匂い。ほんのり硫黄っぽい香り。
マージの匂い。
マージは皮膚が弱かったので、月に一度のシャンプーは必ず薬浴だった。
トリミング屋さんから帰ってくるといつも、胸を張って「どう? 綺麗になったでしょう」と言わんばかりだったマージを思い出す。
その時のマージと同じ匂いがソーラとアイセから漂ってくる。
家に戻ってから、二頭を抱きしめ、毛の中に鼻を埋めて匂いを嗅いだ。
胸がいっぱいになった。マージに会いたくて溜まらなくなった。
いつまでも匂いを嗅いでいたら、さすがに犬たちに迷惑がられた。
犬にははるかに劣る人間の嗅覚でも、懐かしい匂いは記憶を呼び覚ます。
犬みたいに匂いを嗅ぎ分けられる能力があったら、きっと人間は狂ってしまうんじゃないだろうか。
今も、家の中に薬浴の匂いが漂っている。
その匂いを嗅ぐたびに溜息をつく父ちゃんだった。
- 2014/06/09(月)
08:54:02|
- Dog
-
| トラックバック:0
-
| コメント:4

8時就寝、4時起床。
宿泊したオーレン小屋の周辺は氷点下。前夜降った雨のおかげであちこちが凍りついていた。
5時に朝食を終え、身支度を調えて7時に出発。
まずは樹林帯を抜けて、根石岳を目指す。
樹林帯は例によってじゅるじゅるのしゃばしゃばのずぼずぼの雪が大量に残っており、軽アイゼンを装着して苦労しながら登る。
樹林帯を抜けたらそこから先は稜線歩き。登山の醍醐味だ。
父ちゃん、へらへらしながら登り続ける。
根石岳の山頂から、東西両天狗岳を望む。

根石岳山頂から一旦下って東天狗岳を目指す。

山頂近くの岩場をよじ登り……

ついに頂へ!

天狗岳山頂で振り返ると、そこには硫黄岳の爆裂火口が。
予定では、そのまま西天狗岳に登るはずだったのだが、天候が急変。ほんの十分前までは青空だったのに、あちこちの山肌からもくもくと雲がわき上がっていくのだ。
「こりゃやばいから、西天狗岳は諦めて下山しよう」
リーダーの決断で、そのまま下山。
樹林帯に入ったところで雷が轟き、雹が降ってきた。
ぎりぎりセーフ!
季節外れの暑さのせいで、山の天気もいつも以上に変わりやすかったわけだ。
まさか、午前中から雷雨になるとはなあ。
まあでも、楽しかったからいいのだ。
お昼前にオーレン小屋に到着。昼飯を食いながら雨のやむのを待って、出発。
一時半には車を停めた駐車場に戻って帰宅。
ああ、八ヶ岳、素晴らしい。
今度は北八ヶ岳に登るぞ!!
- 2014/06/07(土)
09:33:39|
- 登山
-
| トラックバック:0
-
| コメント:3

母ちゃんが大好きだった犬舎の女の子、とおこが昨日、逝った。
9歳と1ヶ月。バーニーズとしてはまずまずかなあ。
とおこはワルテルの嫁さんになる予定だった。
だが、ヒートになって、いざ、交配させようとしたら、ワルテルを殺さんばかりの勢いで怒りまくり、結局は断念せざるを得なかった。
ワルテルだけじゃない。とおこはどんな男の子も拒否した。
誇り高き女子だったのだ。
でも、ワルテルととおこの子供、見たかったなあ……
今頃は、苦しみから解放されて嬉々として駆け回ってるんだろうな。
お疲れ様、とおこ。
あっちの世界では、どうか、ワルテルに優しくしてやってくれ。

↑それにしてもこの写真のアイセ、もはや犬じゃないな(苦笑)
- 2014/06/06(金)
08:01:29|
- Dog
-
| トラックバック:0
-
| コメント:6

えと。
今日から梅雨ってゆーやつになっちゃったんだそうです。
朝から微妙な雨が降ってて気温も13度です。最高気温も変わらないそうです。
父ちゃんと母ちゃんはタンスの奥からフリース出して着込んでます。
毎年、梅雨の前半が寒いのは当然なんだけど、今年は梅雨入り直前まで異常に暑かったからこたえるらしいんですー。
だって、今日の写真撮ったとき、父ちゃん、半袖でしたしー。

ぼくとソーラ姉ちゃんには快適な気温です!
でも、雨だとお散歩が短くなるので、ぼくも梅雨は早く終わって欲しいんです。
だけど「梅雨が終わると、今度はあぢぢの季節だぞー」って父ちゃんが言いました。
うーーーーーーーーーん
梅雨もあぢぢもいりません~っ!!
- 2014/06/05(木)
09:27:48|
- 軽井沢 春夏秋冬
-
| トラックバック:0
-
| コメント:3

文庫になる『走ろうぜ、マージ』のゲラを読んでいた。
読み返すのは何年ぶりだろう。
自分の書いた文章を目で追っているうちに、当時の記憶がありありとよみがえる。
悪性組織球症だと診断され、余命三ヶ月と宣告された時のショックと深い悲しみ。
あんなに悲しかったことは他にない。
初めての犬、初めてのバーニーズ。
マージはもう11歳を超えて、いつお迎えが来たとしてもおかしくなかったのに、漫然と、マージはずっと自分のそばにいるのだと思い込んでいた。
マージは痛みに苦しみながら逝った。
おれのせいだ。毎年のように化学治療を受けさせたから、マージは痛みに苛まれながら死んだのだ。
ごめんよ、ごめんよ、ごめんよ、マージ。
おれは無知だった。無知は罪だ。
マージの骨は緑がかってぼろぼろだった。
ほとんど化学療法を受けなかったワルテルの骨は真っ白で立派だった。
マージのおかげだ。
マージがおれに身をもって教えてくれたから、ワルテルは穏やかに逝けた。
ソーラもアイセも、穏やかに旅立たせてやる。
誓うよ、マージ。
あんな苦しい思いをさせるのは、おまえが最後だ。
- 2014/06/04(水)
08:30:41|
- Dog
-
| トラックバック:0
-
| コメント:8

昨日は毎月一日恒例の日の出散歩だったの♪
父さんは3時半、母さんは4時に起きて大急ぎで出発の支度なの。
この時期、お日様は4時半過ぎには顔を出しちゃうんですってなのー。


家を出たときの気温は9度で、父さんと母さんは「さぶ~っ」って震えてたけど、わたしとアイセにはちょうどえ~な涼しさだったの。
車降りたらシッコとウンチ済ませて、田んぼの近くに行って、お日様が「おはよー」って言うのをみんなで待ったの~。

お日様が顔を出したら、急に暖かくなったの。
父さんが「これからぐんぐん気温が上がるぞ。ソーラ、アイセ、今のうちに遊べ。たくさん遊んでおけ~」って言うから、わたしたち、畦道を駆け回ったの~。
とても素敵だったの♪

父さんの言ったとおり、その後は気温がぐんぐん上がって、軽井沢の最高気温、29度だったの。
まだ6月のはじめだっていうのにどゆうことかしらなのー(涙)。
わたしとアイセ、はぁはぁはぁになっちゃって、夕方のお散歩は15分で終わりだったの。
朝の涼しいうちにいっぱい遊んでおいて大正解だったの~。
- 2014/06/02(月)
08:52:45|
- 軽井沢 春夏秋冬
-
| トラックバック:0
-
| コメント:5

長野県茅野市にある登山道入口横の駐車場は標高1900メートル。
そこからまず、標高2300メートル付近にある山小屋、オーレン小屋を目指し、しばし休息したのち、硫黄岳を目指す。

だが、オーレン小屋から先の樹林帯には、シャーベット状に溶けてじゅるじゅる滑り、ときにはずぼずぼと膝まで埋まる腐った雪(山岳用語で、春先の雪の状態を、雪が腐る、と言う)が大量に残っており、そこを抜けるのに予想外の時間を食ってしまった。

ようやっと樹林帯を抜けたときには午後もかなり遅めの時間。
それでも行けるところまで行こうと踏ん張った。
初めての八ヶ岳、初めての景色に、きつい勾配を登りながらへらへらしっぱなし。
浅間山はもうげっぷが出るほど登りまくってるし、北アルプスは素晴らしい景観が広がる高みにまで辿り着くのが一苦労だ。
だが、八ヶ岳は北アルプスほど苦しくないし、浅間山より表情が豊か。
父ちゃんは最後までへらへらし通しだった。
八ヶ岳、最高じゃん!!

結局、硫黄岳の八合目近辺まで登ったところでタイムアップ。
この時期、日が長いとはいえ、天候はぐるぐる変わるし、午後四時前後までに山小屋に戻っているのが登山のルール。
実際、四方八方で、山肌から雲がもくもくと立ちのぼっていく。
残念だがいたしかたない。
案の定、山小屋に戻ってしばらくすると、雷が轟き、雨が降りはじめた。あのまま山頂を目指していたら、危ないところだったのだ。
なにはともあれ、硫黄岳、実は山頂に立つというより、爆裂火口と呼ばれる火口を間近で拝むのが、父ちゃん的に最大の目的だった。
それがかなったので満足。
登頂はまたの機会にということで、なんの問題もない。
下の写真がその爆裂火口。
神の造形と呼ぶにふさわしい神々しさだった。
さて、翌日の天狗岳山行は、また後日。
- 2014/06/01(日)
13:23:57|
- 登山
-
| トラックバック:1
-
| コメント:2