ワルテルと天使たちと小説家

ソーラの太陽



 水平線上に雲がわずかに漂っているだけで、呆れるほどの晴天だった。
 思いの外気温が低く、海から吹きつけてくる風も相まって、震えながら日の出を待った。

 海と空との分かれ目が赤く染まり、それがどんどん広がっていく。

 やがて、伊豆大島の肩から太陽が顔を覗かせた。

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「ソーラらしいね」

 母ちゃんが言った。

「ワルテルの時はそれなりに雲が出てて天使の梯子も見られて。でも、今朝は雲もなんにもなくてただただ純粋な日の出。ソーラみたい」

 父ちゃんは深く深くうなずいた。


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  1. 2014/12/22(月) 09:15:29|
  2. Dog
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軽井沢で犬とともに暮らしています。 Canon EOS 7Dが愛機。レンズはそこそこ。

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Author:walterb
 かつては夜の繁華街の住人。
 今は田舎暮らし。
 ネオンライトも雨上がりの森も、同様に愛す。

 冬が好きなのです。

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