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ワルテルと天使たちと小説家

Long Hot Summer



 えと。
 じめじめもあもあのあぢぢ~が終わりません(涙)

 地元の人たちは顔を合わせるたびに「今年の夏は暑すぎる」って顔をしかめてるそうです。

 ぼくもマンマイもちょっと歩いただけではぁはぁが止まらなくなってベロがびろーんです。

 家の中はエアコン全開で、「冬は暖房費かかっても、夏は冷房費かからないからとんとんだったのに、これじゃ踏んだり蹴ったりだ」って、父ちゃんと母ちゃん泣いてます。


 父ちゃんは昨日、黒斑山に登って来ました。
 登山道入口は標高2000メートルにあって、半袖一枚じゃちょっと寒いぐらいだったそうです。
 でも、気温は低くても湿度が高くて、山を登ってるともう、汗だくで暑くて大変だったそうです。

 このじめじめもあもああぢぢ~はいつまで続くんでしょうか?(涙)

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  1. 2015/07/31(金) 08:29:27|
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もう?



 2,3日前から、アイセがしきりにマンマイのお尻の匂いを嗅ぐ。

 まさか、初潮?
 もう?


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 これがワルテルなら、一発でヒートが来ること確定なのだが、アイセだとまだイマイチ信用ならん(苦笑)。

 マンマイ、ヒートはさあ、一歳すぎてからでいいよ~


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  1. 2015/07/30(木) 09:00:09|
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90%



 気温20℃、湿度90%。

 まるでサウナのような朝の軽井沢。おまけに濃霧!

 ただ立っているだけで汗がだらだら。
 ワンズもはぁはぁ。

 でも、霧の向こうに太陽が昇ってくる光景はこの世のものとは思えないほど美しい。


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 芝生は朝露でびっしょりだ。
 アイセに何度もひっくり返され、疲れたらすぐに伏せてしまうマンマイはびしょ濡れだ。
 それでも、その顔から笑みが絶えることはない。

 おまえたちのその笑顔を見られるなら、どんなことだってできるぞ。

 ファインダーを覗きながらそう思う。


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 少しずつ、少しずつ霧が晴れていく。
 朝の優しい陽光が、霧の粒子を黄金色に染めていく。

 父ちゃん、今、御嶽を舞台にした山の小説を書いてるんだ。
 その小説のクライマックス、濃いガスに覆われた山頂に朝日が差してくる。山が黄金色に染まる。
 ちょうどその場面を今書いている。

 小説で書いているのと同じ光景が目の前に広がった。
 黄金色の霧だ。
 なんてことだ。なんて素晴らしいんだ。

 暑いのも、蒸すのも忘れて、父ちゃんはワンズと共に黄金色の霧の中を駆け回った。


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  1. 2015/07/29(水) 08:06:04|
  2. 軽井沢 春夏秋冬
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猛暑



 ここのところ、軽井沢も連日30℃超え。
 32℃、33℃という数字も身近なものになってしまった。

 午前中はまだエアコンなしでも大丈夫なのだが、昼ぐらいから気温は急上昇。
 夕方の5時でも、気温は28℃前後をさまよっている。

 避暑地なのに処置なしって、どっかのおっさんがやけくそ気味のおやぢギャグを口にしていたw


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 夕方の散歩、普段より一時間以上遅くでるようにしているのだが、それでも暑い。
 薄着の父ちゃんでも汗びっしょりになるのだから、毛皮をまとったワンズには地獄だ。
 なので散歩も十分程度。

 マンマイは欲求不満で、家の中でアイセや母ちゃんに襲いかかる。


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 おまえたち、秋が来るまで、思いきり遊べるのは朝だけだぞ。
 心して遊べ~!!

 というわけで、父ちゃんは例によって午前4時起床。
 しょっちゅう北軽に遠征に行く。


 この日は、車から降りるのと同時に太陽が登りはじめた。


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 午前5時ちょい前。
 この時間ならだれもいないし車も通らない。

 遊べや遊べ~!!

 朝焼けと日の出をバックに追いかけっこに取っ組み合い。

 気温は18℃。都会のワンズには天国だろう?

 でも山育ちのうちのワンズ、十分で遊び終了。
 4時に起きて、往復1時間かけて涼しいところまで連れていってやってるのに……

 暑さに弱すぎるやろ~~~~~~っ!!

 それでも父ちゃんは、昨日も今日も明日も明後日も、4時起きしてワンズを遊ばせるために頑張るのであった……


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  1. 2015/07/28(火) 09:03:07|
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喜び



 マンマイは一昨日で生後9ヶ月。

 フランに対する振る舞いでもわかるように、この一ヶ月ぐらいでずいぶんと大人びてきた。

 言葉にしなくても、態度や目つきで父ちゃんの心を読むこともできるようになってきている。
 多分、少しずつ少しずつそうなってきたんだろうけれど、なんだか、気がつくと一気に大人になったような感じだ。

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 それを、寂しい、とは父ちゃんは感じない。
 早く大人になれ派だからだ(笑)。

 パピーは確かに可愛いけれど、ワンコ、特にバーニーズと暮らす醍醐味は、やつらが大人になってからだから。

 出身犬舎では、生まれてから新しい家族のもとに旅立つまで、主に女性スタッフがパピーの面倒をみる。
 だからか、マンマイは母ちゃんにはよく懐くけれど、父ちゃんとは距離を置いていた。

 それがここ数週間、父ちゃんに甘えてくるようになった。
 アイセの目が届くところで甘えると、アイセが「ぼくもぼくも~」と割り込んでくるので、アイセの視界の死角に父ちゃんがいる時、
こっそり忍び寄ってきて「撫で撫でしてなんだもん~♪」と身体を押しつけてくるのだ。

 ああ、嬉しい。
 父ちゃん、この時をずっと待ってたんだ。

 マンマイ、父ちゃん、いくらでも撫で撫でしてやっからな。
 好きなだけ甘えてこい。



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  1. 2015/07/27(月) 07:41:32|
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白い虹



 濃霧が低く垂れ込めていた朝。
 気温はさほど高くはないけれど、湿度が凄まじくて噎せ返りそうだった。

 アイセとマンマイを連れて、いつも行く農地へ。
 キャベツ畑もレタス畑も、霧の底にどんよりと沈んでいた。

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 午前5時を回ると、日が昇った。
 それと同時に霧が薄まっていく。

 やっと青空が見えてきたなと思ったその時、畑の上に白い虹が出現した。

 尾瀬で霧の深い朝にまれに見られることがある、と耳にしたことはあった。
 でもまさか、こんな身近で出現するとは……父ちゃんは息を飲んで突如現れた虹を見つめた。



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 オーロラを見るより何百倍も難易度の高い霧虹を見られるなんて、最高ですね。

 とあるプロフォトグラファーにそう言われた。それぐらい珍しい現象なのだそうだ。
 白い虹、あるいは霧虹。

 ここのところ気温が高すぎることもあって、ワンズのため、父ちゃん、眠い目をこすりながら午前4時に起きている。
 でも、眠いの我慢した甲斐があったなあ。

 色のない白い虹はほんとうに幻想的で、おそらく、人生で一度ぐらいしか見ることはかなわないだろう。

 早起きは三文の得。
 ワンズのおかげだ。

 ありがとう、アイセ、マンマイ。

 急速に薄れていく白い虹を見ながら、父ちゃんは二頭の頭を撫でた。



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  1. 2015/07/25(土) 11:10:17|
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フランと遊ぶ。あるいは、フランをきょーいくする。



 火曜、水曜と伊豆へ行っていたのだが、その目的のひとつは、アイセとエレーナの子、フランと会うことだった。

 フランは次女。
 同胎兄妹の中で一番小さく、もうすぐ生後四ヶ月になるのだが、体重は15キロしかない。
 マンマイはその頃多分、25キロ超えていたはずだ。

 フランは小さい。
 小さくて可愛い。

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 アイセは、フランを見た途端、「女の子だ、女の子だ、女の子だ~~~~!!」とエロ全開。

「馬鹿たれ、おまえの娘だし、それよりなによりまだパピーだ!」
 と父ちゃんに叱られまくり。フランの背中はアイセの涎でびしょ濡れ。

 しかし、翌日、ドッグランで再会すると、完全無視。

 なんなんだよ、おまえ。


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 マンマイとフランはと言えば、もう初っぱなからマンマイがフランに突進して突き飛ばし、フランは「このおねーさん、怖いです~」になって、それでほぼ絡み終了(苦笑)。

 ランにいた他のワンコとは遊ぶのだが、マンマイが近づいてくるとフリーズしてしまう。
 身体が小さい分俊敏でアスリート系のフランだから、マンマイと走りまわるところ写真に撮りたかったんだけどなあ。

 まあ、下の写真を見ればそれもしょうがないかと思う。

 完全に「悪い子にはきょーいくするんだもん」的なマンマイの表情。
 完全におねえさんの顔だもんなあ。

 ソーラを思い出して、父ちゃん、やっぱりうるうるしてしまった。


 フラン、たくさん愛されて、幸せで健やかな犬生を送るんだぞー!!



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  1. 2015/07/24(金) 08:18:13|
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天、翔る



 一昨日から、マンマイの調子がよろしくない。
 なにかの拍子に「ひゃん!」と悲鳴をあげるのだ。

 どうも首を痛めたらしい。
 痛み止めを飲ませて様子をみているが、元気がないし、寝てばかりいる。
 ドッグランへ行っても、他のワンコと遊ぶと痛みがぶり返すのか、座っているか伏せていることが多い。

 他にも膀胱関係とか、いろいろ心配なことがあるのだよなあ。

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 と、マンマイのことを心配しながら眠ったら、夢を見た。

 神々しいほど碧い湖の上で、ワルテルとソーラが追いかけっこをしている。いつものように、ソーラがにっかにかな顔で逃げ回って、ワルテルが超真剣な顔で追いかけている。
 そんな二頭をマージが仏様のような笑顔で見守っている。
 父ちゃんはそれを空の上から眺めている。

 突然、父ちゃんは湖の底に沈む。そして、湖面を走りまわるワルテルとソーラを見上げるのだ。

「マンマイのことはソーラが見守ってるから心配しなくていいよ」

 ソーラを追いかけながらワルテルが言った。

「そうは言っても、心配しちゃうのはしょうがないだろう」

 と父ちゃんは答えた。

「心配するのはさ、母ちゃんの仕事じゃん」

 うまいこと言うなあ。確かに、母ちゃんは「超」の字がつく心配性だ。

「でも、母ちゃん、いっつも仕事しすぎるからなあ」
 とワルテルは続けた。そう。母ちゃんはなんでもかんでも心配しすぎるのだ。

「あんまり仕事しすぎるなって、母ちゃんに伝えてよ」
 ワルテルはそう言うと、また真剣な顔に戻ってソーラを追いかけた。

 それにしても、よく沈まないで水の上を走れるなあ──父ちゃんがそう思うと、またワルテルの声が聞こえた。

「凄いでしょ。ぼくたちどこにだって行けるんだよ。どこでだって遊べるんだよ」

 そうなのか。だから時々こうして父ちゃんに会いに来てくれるのか……


 そのうち、二頭を見守っていたマージがむっくりと起き上がった。楽しそうに駆け回る二頭をみているだけじゃ我慢できなくなったらしい。マージはワルテルとソーラに向かって走りはじめた。

 マージに気づいたソーラがくるりと反転してワルテルと入れ替わった。そして、マージと一緒にワルテルを追いかけはじめた。

「なんだよ、マージ。いきなり追いかけてくるなんてずるいよ!」

 ワルテルは必死で逃げる。でも、とても楽しそうだ。

 この世での死別なんてたいしたことじゃない──三頭にそう言われているような気がした。

「そうそう、父ちゃん、ぼくたち、こんなこともできるんだよ」

 そう言って、ワルテルが空に向かって駆けていった。文字通り、なにもない空間を空に向かって駆けていく。
 マージとソーラもそれを追って、どんどんどんどん高みに駆け上がっていく。

 そりゃそうだよな。沈まずに水面を走り回れるんだ。空を翔ることができても不思議じゃない。

 三頭の姿はじょじょに小さくなり、やがて星のように輝いて消えた。

「またね、父さん」
 消える直前、マージの声が聞こえた。

「またねなの、父さん」
 ソーラの声も聞こえた。


 父ちゃんの心はとても満たされていた。



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  1. 2015/07/23(木) 08:52:51|
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あぢぢ



 えと。
 台風が去って梅雨があけたらいきなり真夏がやって来ました。
 当然だけど、あぢぢすぎます。


 朝はまだいいんです。
 父ちゃん頑張って早起きしてくれるから、まだ、少しすーしー中でマンマイと遊べます。
 といっても、マンマイはソーラ姉ちゃんと似た体質で暑さに極端に弱いらしく、10分ぐらい遊んだら終了しちゃいますけどw

 問題は午後です。
 だいたい、午前10時ぐらいからぐんぐんぐーんと気温が上がります。
 12時過ぎたらもうだめです。
 冷房の効いた父ちゃんの仕事場でぼくらぐうたらです。

 夜になってもなかなか気温が下がりません。
 父ちゃんは一雨降ったら涼しくなるのになあって言うけど、だめです、だめで~す。

 この時期、雨が降るってことは雷も鳴るってことです。
 雷なるぐらいだったらあぢぢ我慢しますー!!

 そんなわけで、朝のお散歩の時以外は、すっかりやる気のないぼくたちなのです。


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 明日の更新はおやすみです!



  1. 2015/07/21(火) 09:00:06|
  2. 軽井沢 春夏秋冬
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反抗期



 今朝は4時に起きて北軽まで遠征してきた。
 その時点で軽井沢の気温は20度超え。少しでも涼しいところで遊ばせてやりたかったのだ。

 午前5時ごろの北軽へと向かう峠道は他の車一台もいない快適なドライブ。
 小一時間遊んで帰途に着くと、北軽・草津方面に向かう車線はこの時間帯にはありえないほどの交通量。

 早起きして正解だった。
 太陽の位置もまだ低いから、アイセとマンマイへの負担も減るしなあ。

 眠いけど(苦笑)。

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 さて、北軽で遊んでいたときのこと、アイセがもっと遊ぼうよと誘ってもマンマイが反応しなくなったので、そろそろ限界かと、父ちゃんは帰り仕度をはじめた。
 そして、マンマイにリードを付けようと近寄ったら……

「わんわんわん!!」

 マンマイは父ちゃんに向かって吠え、一目散に逃げ出した。

「まだ帰りたくないもん、もっとここにいるんだもん~、もんもん」

 てな感じだろうか。

 数ヶ月前にも似たようなことがあった。その時は、リードを付けようとする父ちゃんから逃げただけ。
 今回は、吠えたのだ、父ちゃんに。

 てんめえ、マンマイ、絶対にゆるさねえぞーーーーーーーーーーーーーーっ!! 

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 マンマイは走って逃げる。人間の父ちゃんは絶対に追いつけない。
 それでも、追いかける。追いかけて追いかけて追いかけて……やがて、父ちゃんの怒りと執念に、マンマイが降参した。

「だれに向かって吠えたんだ、あん?」

 うなだれるマンマイにそう語りかける。怒鳴らない。
 いわゆる暴力団関係者さんが堅気の衆を脅すときのような、低い、ねっとりとした声で語りかけるのだ。

 それだけでマンマイはすくみ上がり、「ごめんなさいなんだもん」と父ちゃんの唇を舐めた。
 その後は、リードを付けなくてもおとなしく父ちゃんの後ろをついてくるようになった。


 そういえば、マージの反抗期は生後六ヶ月ぐらいだったかなあ。
 東京は参宮橋の商店街でマージを地面に押し倒して鼻を噛んでやったんだっけ。

 ソーラは反抗期なかったから、久々の戦いだ。
 マージの鼻は噛んだけど、あれから父ちゃん、犬飼いとして凄く進歩してるから、物理的な力をふるうことはない。
 威厳と言葉で従わせる。

 とはいえマンマイ、成犬になる前に、あと何度か父ちゃんに挑んできそうだなあ。
 強い子だ。


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  1. 2015/07/20(月) 08:24:58|
  2. 軽井沢 春夏秋冬
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アイセよ、おまえもか?



 マンマイの下痢Pが治ったと思ったら、今度はアイセ。
 なんだよ、もう~(溜息)。

 昨日の軽井沢、32℃まで気温上昇。朝も22度もあったし、夕方5時過ぎても27、8℃。
 こんなに暑いんじゃ体調もおかしくなるよなあ。
 父ちゃんも歯茎が腫れている(涙)。


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 気温が高すぎるからか、昨日は明るいうちからカメラセッティングして待っていたというのに、蛍ちゃんたち、光ってはくれるけど、全然飛ばない。
 父ちゃん、虫に刺され損。

 今日一日耐えれば、雨が降って気温が下がる。

 アイセ、マンマイ、みんなで頑張ろうな!!



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 明日、明後日の更新はおやすみさせていただきます。




  1. 2015/07/15(水) 09:12:32|
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蛍の光



 一昨日のこと、空が暗くなってから外に出てみた。
 そろそろ蛍が舞う季節だと思ったからだ。

 このブログをずっと読んでくれている人たちなら覚えていると思うけれど、ここ数年、我が家の近くでは蛍が一、二匹、舞う。
 もっと増えてくれれば写真が撮れるのになあと思いながら、しかし、毎年、飛ぶのは一、二匹だったのだ。

 我が家の裏の雑木林、その上の方で蛍が光ながら飛んでいるのが確認できた。
 家に戻り、母ちゃんに報告。

「今年も蛍が飛んでるよ」

 家中の明かりを消して、北側の窓から雑木林を眺めた。

「一匹、二匹、三匹……ねえ、これ、十匹以上いるんじゃない?」

 母ちゃんが言った。

 そのとおり、これまでと違って数多くの蛍が舞っていたのだ!

 父ちゃん、大慌てでカメラのセッティング。
 バスルームに突入して、バスタブに三脚立てて、窓を開けて、写真を撮った。
 本当なら、明るいうちに構図やらピントやらなにやら、全部セッティングを済ませておかなければならない。
 真っ暗闇の中での作業は難しいからだ。
 だが、そんなことは言ってられない。蛍に気づいたのは暗くなってからなんだから。

 懐中電灯でカメラを照らしての作業。
 蛍以外は真っ暗闇でピントもわからず、構図も決められず。
 もうとにかく「ままよ!」でシャッターを切った。

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 蛍が飛んでいるのは我が家の裏だけだ。そこには人工の小川が流れ、雑木林がある。
 他はどこもかしこも別荘が建っている。
 蛍が生息できる唯一の場所が、我が家の裏なのだ。

 父ちゃんは写真を撮り、母ちゃんはただただ蛍の舞を溜息をつきながら眺めていた。
 一時間はそうしていただろうか。

 家の中にいて蛍を鑑賞できる。
 その奇跡に、父ちゃんと母ちゃんはしばし感激した。

 どうか、裏の雑木林が開発されませんように。
 毎年毎年、蛍が飛んでくれますように。

 父ちゃんは、そう祈った。

 さて、今夜は、明るいうちからカメラをセッティングして、もっとちゃんとした蛍写真を撮れるよう、頑張ろう!


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  1. 2015/07/14(火) 08:41:41|
  2. 軽井沢 春夏秋冬
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下痢Pマンマイ



 昨夜、というか、今日の早朝、午前3時、マンマイのぴーぴー泣く声で起こされた。
 ケージから出してやると、即下痢ウンチョ。

 今日の朝も、10時ごろにもまた下痢ウンチョ。

 このまま続くようだったら明日は可哀想だけど絶食だなあ。
 多頭飼いのデメリットのひとつがこれ。一頭には食べさせるのに、もう一頭には食べさせられない。
 可哀想で仕方がない。

 早く治せ、マンマイ。

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 大望の青空がやって来たのはいいけれど、それと同時に気温も急上昇。
 昨日の軽井沢は30度に達した。

 ソーラもそうだった。滅多に下痢なんかしないのに、梅雨寒が続いた後に晴れ間がやって来て気温が急上昇すると下痢Pになる。
 あまりに急激な気温変化に身体が追いつかないのかなあ。

 ワルテルとアイセ、女子たちに比べるとお腹が弱い男どもは、この時期平気なんだよなあ。
 不思議だ。

 ともあれ下痢P以外は元気満々のマンマイ、ご飯が足りないんだもん!!
 と騒いでおります。


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  1. 2015/07/13(月) 11:27:54|
  2. 軽井沢 春夏秋冬
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狙い撃ち



 飛ぶアイセを狙って、捕まえた!


 みっくまま、父ちゃんが使ってるのはX-T1というカメラです。
 X-E1では難しいというか、無理です。



  1. 2015/07/12(日) 09:27:37|
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カメラの話




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 父ちゃんは二年半ほど前から、それまでずっと使っていたキャノンの一眼レフカメラをやめて、富士フィルムのミラーレスカメラに乗り換えた。
 登山をはじめて、荷物をできるかぎり軽くしたい、そのためには、重たい一眼レフなんかもういやだ! ってのが乗り換えた理由のひとつ。
 もうひとつは、富士フィルムのカメラの画質が非常にいいことだ。

 ご存じのように、バニは全身の8割以上が黒いワンコ。そこに白が混じる。
 これはデジタルカメラにとって非常に難しい被写体で、父ちゃんは必ずRAWという画像ファイルで撮り(アナログカメラにおけるフィルムみたいな画像ファイルだと考えてください)、それをパソコンに取り込んで、現像とレタッチという作業をする。
 画質がいいと、この現像&レタッチにかかる時間を大幅に短縮できるのだ。

 しかし、いいことばかりではない。
 富士のカメラはAF(オートフォーカス)性能が他メーカーに比べると極端に落ちる。
 正確なのだが、速度が遅い。
 これは、ワンコのように激しく動き回る被写体をメインに撮る人間にははっきりいって辛い。

 たとえば、一枚目の写真。
 こういうのは運頼みでしか取れない。
 以前はカメラに任せておけたものを、これこれこういうイメージでこれこれこういうふうに撮りたいから、ピントはあらかじめある一点に決めておいて、そこにワンズが走ってくるのを待とう。
 それじゃないと撮れない。ワンズがピントを合わせた位置に走ってきてなおかつ、うまい具合に躍動してくれないと、撮ってもボツ。

 それでも、あまりにも画質がいいので、父ちゃんは富士のカメラを使い続けてきた。

 で、先日、そのカメラの新しいファームウェアがアップデートされた。
 要するに、今まで辛かったAFの性能を劇的に向上させるソフトウェアができたのだ。

 そのファームウェアでカメラの性能をアップさせて、いろいろと試し撮りしてみた。

 今まで、富士のカメラで望遠レンズを使って遊ぶワンズを撮ることはほぼ不可能だった。
 が、新しいシステムでは、100%とはいかないものの4,50%ぐらいの確率で走っているアイセやマンマイを捉えられる。
 ゼロよりはかなり大きな進歩だ。

 長いこと使っていなかった望遠レンズを取りだして、アイセとマンマイを狙った。
 それが二枚目の写真。

 いやあ、嬉し楽し♪

 今後はこういう写真も増えていくと思うので、お楽しみに。




  1. 2015/07/10(金) 08:30:23|
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怪獣 Tawara!



 マンマイは最近、怪獣と呼ばれている。

 雨続きで欲求不満のせいか、怪獣と化して家族を襲うのである。

 寝ているアイセに近づき、いきなり顔や首筋にぱくっと噛みつく。アイセが無視して立ち去ろうとすると脚に噛みつく。
 それでもさらに無視していると、アイセの首の皮に噛みついて、これでもかというほど頭をぐるんぐるん振る。

 アイセに襲いかかるのに飽き足らなくなると、今度は母ちゃんを襲う。

 ソファで座っている母ちゃんを、ソファの背もたれ越しに襲うのだ。

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 そんなマンマイを母ちゃんが「怪獣タワラ」と呼び出した。

 マンマイ、6月30日現在で体重37キロ。アイセを超えた。
 ぐんぐん成長するその身体は、生後半年ぐらいまでは真上から見るといなり寿司のような体型だった。
 それが今では俵である。
 真上から見ると、真っ黒い俵そのものなのだ。

 柔道の柔ちゃんにちなんで、母ちゃんは最初、マンマイを俵ちゃんと呼んでいた。
 それがここに来ての暴れっぷりで、怪獣タワラに出世したのである(違)

 ちなみに、父ちゃんと母ちゃんはアイセは一頭と数えるが、怪獣タワラのことは一俵と数える(爆)。



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 一昨日も昨日も今日も雨だ。
 怪獣タワラは一昨日も昨日も、そして今日も家族に襲いかかるだろう。

 しかし、父ちゃんのことは怖いので決して襲いかかってはこない。
 怪獣タワラはそこのところはちゃんと理解しているのであるw



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 今発売中の「サンデー毎日」に父ちゃんと阿木耀子さんの対談が掲載されています。
 立ち読みでどうぞ!w


  1. 2015/07/09(木) 08:30:44|
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青空が恋しい……

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 今日の写真は先月末、梅雨の晴れ間に撮ったもの。

 この日以降、青空を見ていない……


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 雨のやんでいる隙を見つけては遊ばせているが、それでも、育ち盛りのマンマイは欲求不満が続いている。
 可哀想になあ。
 その欲求不満のとばっちりを受けるアイセも可哀想になぁ。

 天気予報を見ると、まだしばらく青空は拝めそうにない。
 梅雨だからしかたないけど、恋しいよう。


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 浅間山の噴煙はだいぶ収まりました。
 というか、これぐらい噴煙出してるのが、浅間山麓に暮らす人間たちが見慣れているいつもの浅間山なのです。



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  1. 2015/07/08(水) 08:07:21|
  2. 軽井沢 春夏秋冬
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水辺にて



 早めの短めの夏休みの間、モイラ家とテン家のみんなと一緒に、野反湖っていうところに遊びに行ったんだもん!!

 アイセ兄ちゃん、元々は水が苦手だったんだけど、母さんが投げた木っ端追いかけて、気がついたら水の中に飛び込んでたんだもん!!

 最初はびっくりして、でも、水面の匂いくんくん嗅いで、そしたら!

「おお? もしかして怖くない? それどころか冷たくて気持ちいい?」

 って顔になって、にっかにかしながら水の中を出たり入ったりしはじめたんだもん!!


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 でも、水は気に入ったけど、お腹が濡れるのは嫌みたいで、それ以上深いところにはいかないんだもん。
 だから、泳いだりもしないんだもん。
 にっかにかしながら水から上がったりまた入ったりするだけなんだもん。

 そんなアイセ兄ちゃんを見て、父さんが呟いてたのわたし聞いたんだもん。

「そんなに水が気に入ったんなら、今度、泳がせてみっかな~」



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 わたしも、最初、アイセ兄ちゃんにつられて水の中に飛び込んじゃったんだもん。

 でも、冷たくて足もとがゆらゆらして、なんだか感じが悪いから、それっきりもう水には入らなかったんだもん。
 代わりに枯れ枝がじがじしてやったんだもん!



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 一緒に水辺にいったハグ姉さんは、つい最近テン姉さんが旅立ったばかりで元気なかったんだもん。
 だけど、そこはフラットコーテッド・レトリーバーだから、水辺に行ったら飛び込んじゃうんだもん、泳いじゃうんだもん、凄いんだもん!!



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 怖い怖い吹雪姉さんは、わたしたちがいる間に、10歳の誕生日迎えたんだもん!!

 おめでとうなんだもん。
 ずっと元気で長生きして、いつまでも怖い怖い吹雪姉さんでいてちょうだいなんだもん、もんもん!!


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  1. 2015/07/07(火) 09:13:42|
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早めの夏休み



 えと。
 先週は、父ちゃんが早めの短めの夏休み取って、草津のモイラ家に行ってきました~!


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 父ちゃんたちは掛け流しの温泉入りまくって、美味しいご飯つくって食べて飲んで。
 ぼくたちはあちこち遊びに出かけて、モイラ母ちゃんからおいちいおやつもらって大満足!!


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 でも、草津って、今や軽井沢並みに人が多くて、朝の6時前からどこへ行っても散歩とかジョギングしてる人だらけ。
 人のいないところは草ぼうぼうで虫だらけ!!

 ぼくもマイテも防虫素材の服着てたんだけど、たくさんのマダニにたかられました!!
 父ちゃんたちも、蚊がうようよで顔を上げてられなくて大変だったみたいです。

 まあでもしょうがないです。
 虫たちの季節なんですから~。


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 あっという間に過ぎ去った三日間。
 最後の日に父ちゃんが風邪で倒れるというアクシデントもあったけど、ほんとに楽しかったです。

 モイラ母ちゃん、いつもありがとう~♪


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  1. 2015/07/06(月) 07:49:48|
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追いかけて! なんだもんっ!!



 最近のわたしのお気に入りは追いかけっこなんだもん!
 取っ組み合いも好きだけど、アイセ兄ちゃんに追いかけられるのも好きなんだもん!!

 アイセ兄ちゃんは基本、いつでも父さんのそばにいるから、わたし、父さんとアイセ兄ちゃんから遠ざかるんだもん。
 そしたら、わたしが離れてることに気づいた父さんが「カム」って言うんだもん。
 それでわたしが父さんとアイセ兄ちゃんのところに駆けていくと、アイセ兄ちゃんのスイッチが入って、わたしに突進してくるんだもん♪

 そしたらわたし、回れ右して逃げるんだもん。
 アイセ兄ちゃんが追いかけてくるんだもん!!

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 アイセ兄ちゃんに捕まると取っ組み合いになるから、なるべくそうならないように頑張って逃げるんだもん。
 後ろちらちら見ながら「捕まえられるものなら捕まえてみてなんだもん!!」って走るんだもん。

 ほんとに楽しくて、顔がにっかにかになっちゃうんだもん、もんもんっ!!


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 明日と明後日の更新はおやすみなんだもん!


  1. 2015/07/01(水) 07:28:58|
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プロフィール

軽井沢で犬とともに暮らしています。 Canon EOS 7Dが愛機。レンズはそこそこ。

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Author:walterb
 かつては夜の繁華街の住人。
 今は田舎暮らし。
 ネオンライトも雨上がりの森も、同様に愛す。

 冬が好きなのです。

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