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ワルテルと天使たちと小説家

ありがとう



 マンマイはマンマイだ。
 だれにも似ていない。
 天真爛漫で好奇心旺盛なチャレンジャー。
 だめだとわかっていることでも、とりあえず、やってみる。


 だけど、身体の痒いところを親の敵みたいに「かっかっかっかっかっ」と歯で掻きむしるところはマージそっくりだ。

 マージはほんとうにしつこいぐらい痒いところを掻きむしるので、可哀想だけど、よく叱った。
 すると、マージは父ちゃんと母ちゃんの視界の死角に移動する。
 でも「かっかっかっかっかっかっ」という音は聞こえてくるからすぐばれる。

「マージ!」

 声を荒げると、すごすごと父ちゃんの視界の及ぶ範囲に戻ってくる。

 どこに行けば父ちゃんや母ちゃんから見えなくなるかわかってるんだな、凄いなあと母ちゃんとよく感心したものだ。


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 マンマイは口周りを触られるのを嫌う。

 これはワルテルそっくりだ。
 本当に口の周りを触られるのが嫌いで、時々は父ちゃんや母ちゃんにも唸った。
 おかげで歯磨きが出来ず、歯石がよくたまった。
 動物病院で歯石を取ってもらう時はマズルをヒモで結ばれて、先生に噛みつこうとするのを阻止しなければならなかった。
 シャンプー後のブローでは、風を口元に向けられるとその風と戦っていた。

 
 マンマイの歩き方と寝顔はソーラそっくりだ。
 ソーラは泥棒みたいにすり足で歩く。雨の時なんか、後ろの太股まで泥が飛び跳ねて後始末が大変だった。
 マンマイも同じだ。
 そして、横向きの寝顔。
 ソーラの寝顔とそっくりで、時々、父ちゃんは涙ぐんでしまう。


 時々母ちゃんと話す。
 マージみたいに痒いところを掻きむしっている時、ワルテルみたいに口の周りを触られるのを嫌がっている時、散歩の時と寝て
いる時、それぞれ3頭がマンマイに乗り移ってるんじゃないだろうか。


 いずれにせよ、マンマイのおかげで、マージたちとの想い出が色褪せることがない。
 マンマイがなにかをすると、マージとの、ワルテルとの、ソーラとの想い出がありありとよみがえる。


 ありがとう、マンマイ。
 父ちゃんと母ちゃんを選んでくれて、本当に嬉しい。



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  1. 2016/08/29(月) 08:43:43|
  2. Dog
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軽井沢で犬とともに暮らしています。 Canon EOS 7Dが愛機。レンズはそこそこ。

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Author:walterb
 かつては夜の繁華街の住人。
 今は田舎暮らし。
 ネオンライトも雨上がりの森も、同様に愛す。

 冬が好きなのです。

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