ワルテルと天使たちと小説家

大袈裟な血筋



 昨日の昼過ぎ、寝ていたアイセが立ち上がろうとして悲鳴を上げた。

「はぎゃふぎょほぎょ~」

 これまで、聞いたことのないような凄まじい悲鳴だ。

 どうした、アイセ?

 慌ててアイセに駆け寄ると、アイセは右の前脚を上げていた。
 触ったり引っ張ったりしてみるが、痛がる様子はない。

 だが、また寝て、立ち上がろうとすると、悲鳴を上げる。

「はがががぎゃががが~」

 この悲鳴は尋常じゃない。
 とりあえず、家にあったリマダイル(痛み止め)を飲ませてみたが、やはり、起き上がる時に悲鳴を上げる。


17_0114_1.jpeg

 アイセももう6歳を過ぎた。
 6歳過ぎのバニを飼う人間はたいそう心配性になる。

 慌てて病院へ連れていった。

 しかし、病院についたアイセは興奮して、痛がる素振りなど皆無。
 先生はアイセの右前脚を軽く触診して「捻るか挫くかしちゃったんでしょうねえ。ま、この様子だとたいしたことないでしょう。
本当に痛かったらこんなもんじゃ済みませんから。まあ、せっかくいらしたんだから、消炎鎮痛剤持って帰りますか?」

 ということで、診察、5分で終了……

 家に戻っても二度と痛がらない、悲鳴あげない。
 今朝も普通に歩き、普通に走り、普通にマンマイと取っ組み合いをはじめようとした(走るのと取っ組み合いは念のためやめ
させた)。

 思い出した。
 ワルテルも、痛みや体の不調に関しては大袈裟に騒ぐ男だった。
 アイセはワルテルの妹の子である。
 同じ血筋なのだった……(溜息)



17_0116_9.jpeg


  1. 2017/01/19(木) 08:58:51|
  2. Dog
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軽井沢で犬とともに暮らしています。 Canon EOS 7Dが愛機。レンズはそこそこ。

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 かつては夜の繁華街の住人。
 今は田舎暮らし。
 ネオンライトも雨上がりの森も、同様に愛す。

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