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ワルテルと天使たちと小説家

残雪の八ヶ岳



 八ヶ岳は標高1700メートルを超えた辺りから雪に覆われていた。
 気温が高いために半ば溶けはじめ、表面がずるずる滑る難儀な雪だ。

 登山ブーツにアイゼンを装着し、ピッケルを片手に、歩きにくい登山道を慎重に登っていく。

 初日は山腹にある赤岳鉱泉という山小屋まで。
 ここで一泊して、明朝早くから、八ヶ岳最高峰の赤岳を目指して登っていく。


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 夜半から明け方にかけては氷点下まで気温が下がる。
 そのため山小屋を出発した時には雪も締まっていて歩きやすかった。
 しかし、太陽が高度を上げるとともにまた気温もあがっていく。

 下りのことを考えると、なるべく速く登って下りてきたいところだ。
 だが、雪に覆われた勾配は、体感的には垂直の壁だ。

 アイゼンの爪とピッケルを雪に突き刺して登っていくのだが、しんどい。
 息が上がる。
 頭上の太陽と、雪による輻射熱で一桁台の気温なのに、暑い。
 汗まみれになって雪の壁を登っていく。

 途中、さらなる急勾配に設置された階段があった。高所恐怖症の父ちゃんには夏場でも怖い階段なのだが、それが雪と
氷に覆われている。足を置く場所に気を使わなければ、アイゼンも利かずにつるっと滑って真っ逆さまだ。
 なんとか登ったが、下りはこの百倍怖いに違いない。

「こなきゃよかったかな」

 一瞬、後悔が頭をよぎった。




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 樹林帯を抜けると、その先は雪と氷に覆われた岩稜だ。
 雪の積もった場所と、雪が溶けて岩が顔を出した場所が混在し、アイゼンを装着したままの足もとが覚束ない。

 なおかつ、痩せた尾根に積もった雪が、左右にすぱっと切れ落ちてナイフの刃のようになってしまった「ナイフリッジ」を渡らなけ
ればならない。

 補助の鎖は設置されているが、足を滑らせたら数百メートル下に落ちていく。
 怖い、怖い、怖い。
 でも、ここを渡らねば先には進めないのだ。

 怖さを理性で抑えこみ、なんとかナイフリッジを渡ると、その先はもう稜線だ。
 八ヶ岳ブルーと呼ばれる青空と赤岳、そして、その奥には雲海に浮かぶ富士山。

 ああ、怖い思いを押して登ってきた者へのご褒美だ。

 
 予想外に気温が高くなっているため、赤岳は諦めてここで下山するとリーダーが決断した。
 男4人で登っていたのだが、そのうちふたりはあまりこうした雪山登山に慣れていないからだ。


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 雪が緩み、下りは登りの百倍、きつく、怖かった。
 階段はピッケルもアイゼンもほとんど利かず、手すりにしがみつきながら下りた。

 雪が緩んだ垂直の壁のような勾配はアイゼンの爪を突き立ててもずるずると滑る。
 気を緩められる場所などどこにもない。

 結局、下山したのは午後二時半。七時間、雪と格闘し続けたことになる。

 ほんとにしんどかった。
 翌日からは、こんなに酷いことはまずないというぐらいの筋肉痛が三日続いた。
 危険で怖くて、いつもより足に力が入っていたのだなあ。

 それなのに、次はどこの山に登ろうかと考えて胸を躍らせている。

 自分がそうなる前からわかっていた。
 山男はイカれている。


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  1. 2017/04/29(土) 14:08:57|
  2. 登山
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朝陽を浴びて



 日が長くなった。
 朝の5時に起きても外はもう明るい。
 散歩に出かける時間になると、お日様が空の上で輝いている。


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 今朝の気温はマイナス2℃。
 吐く息は白いし、手袋が必要だ。
 それでも、真冬のように寒さに震え上がるということはない。
 お日様が出てるから。春の陽射しは冬のそれよりずっと力強いから。


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 春の朝陽を浴びながら、アイセとマンマイが遊ぶ。
 生を謳歌する。
 素敵だなあ、気持ちがいいなあ。

 ツーショットの写真を撮ろうと二頭を並ばせたら、アイセがマンマイにちゅーするような仕種を見せた。
 ほんとはちゅーじゃなくて匂いを嗅ごうとしてるだけなんだけどな、でも、人間的にはちゅーの方がいい感じなんだよな。

 だから、ちゅーしようとしたってことにさせてくれ、アイセ。

 父ちゃん、この写真、大好きだ。


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  1. 2017/04/28(金) 08:10:24|
  2. 軽井沢 春夏秋冬
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桜前線すぐ間近



 八ヶ岳に登るため、長野県内を車で移動していると、寝不足で重かった瞼がぱっくり開いた。

 今年は桜前線ゆっくりめだなあとのんびりしていたら、御代田町も佐久市も東御市も立科町も、桜、桜、桜になっとるじゃない
かっ!!

 つーことは、2,3日中に軽井沢でも桜が咲いちゃうぞ!!


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 登山から戻ると、軽井沢の桜はところどころで咲きはじめという感じ。

 それならということで、翌朝、例年訪れる隣町の公園へ。

 あちゃ~、もう盛りを過ぎはじめてるじゃないか。しくった、出遅れた~。

 だけど、この公園で父ちゃんの一番好きなシダレザクラは見頃咲き頃でほっとした。
 いつものように、そのシダレザクラとワンズを写す。

 ワルテルとソーラのコンビの時から、桜の季節にはこの木の下で写真を撮ってきた。
 忘れるわけにはいかんもんなあ。


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 お約束の写真を撮った後は、まだだれもいない公園で取っ組み合いのお遊び。

 桜の咲き乱れる中で遊ぶワンズを眺めていると、やっとこの辺りにも遅い春が来たんだなあと実感する。


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  1. 2017/04/27(木) 08:21:32|
  2. 軽井沢 春夏秋冬
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お報せ



 父ちゃんの新刊です。

『暗手』 角川書店
4月26日発売。 定価1728円。

 20年ほど前に書いた『夜光虫』という作品の続編です。
 夜光虫は台湾プロ野球賭博にまつわるストーリーでしたが、今回は欧州のサッカー賭博です。
 舞台はイタリアのミラノ。

 予約はこちらから。


 通常の更新はこの下になります。


  1. 2017/04/26(水) 09:00:00|
  2. その他
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かくれんぼ?

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 カメラの準備ができたら、ワンズを呼ぶ。

「カム!!」

 アイセが勢いよく駆けてくる。

 あれ? マンマイは?

 よく見ると木の陰に隠れているじゃないか。

 なにしてるんだ、マンマイ?
 かくれんぼか?

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 が、次の瞬間、猛然と駆けだして、アイセに飛びかかる。

 それからは追いかけっこと取っ組み合いの繰り返し。


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 木の陰から様子をうかがって、アイセの隙を狙ってたのかなあ?

 ほんとに面白い子だ、マンマイは♪


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  1. 2017/04/26(水) 07:45:05|
  2. 軽井沢 春夏秋冬
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油断大敵



 マンマイ、あんよイタタの時はこうやって、走りまわるアイセを座って見つめるだけ(今はもうあんよだいじょうぶです♪)


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 アイセが遊びに誘っても「遊ばないんだもん、わたし、関係ないんだもん」とばかりに耳の裏を掻き掻き。


 でも、マンマイ、油断大敵。
 アイセが急襲をかけてきたぞ!!






 ないわ~
 いくら不意を突かれたからってその顔はないわ~、マンマイ。
 ボストンテリアになっっとるやないけ~!!!

 飛んでいるアイセの凛々しい顔との対比でめっちゃおかしい。
 父ちゃん、久々に腹を抱えて笑ってしまったwww



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 父ちゃん、八ヶ岳登山のため、明日の更新はおやすみです。


  1. 2017/04/24(月) 09:00:00|
  2. Dog
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蔵出し 2




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 縞々の林道。
 ここも、熊が冬眠から目覚める季節になったので、冬まで行けないなあ。





  1. 2017/04/23(日) 08:32:31|
  2. 軽井沢 春夏秋冬
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蔵出し 1

 マンマイが里帰りから戻る直前に撮ったアイセの写真。

 このままじゃブログにアップするタイミングがなくなるので、載せておきます。




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 ↑飛びおさめだな、アイセw

 それにしても、この写真を撮ったのはほんの十日ほど前だ。
 あっという間に春がやって来ちゃったなあ。



  1. 2017/04/22(土) 11:13:02|
  2. 軽井沢 春夏秋冬
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でかくて重くて動かない



 夜は基本、アイセは父ちゃんのベッドで、マンマイは母ちゃんのベッドで寝る。
 どういう経緯かは知らないが、そういうことになっている。

 しかし、里帰りから戻ってからのマンマイは、なぜだか、明け方の4時とか5時ごろに父ちゃんのベッドに移動してくる。

 セミダブルのベッドに、すでに父ちゃんとアイセが寝ているのである。
 そこにやってきて、わずかな空間を見つけて、どすんと横たわる。

 すると、掛け布団が引っ張られて、父ちゃんは冷気の中にパジャマだけの身をさらすことになる。

 この時期、軽井沢の朝はまだ寒いんである。
 氷点下近くまで気温が下がることは珍しくないのである。

 寒い~


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 マージもワルテルもソーラもアイセも、こんな時、父ちゃんが「どいて」と言うと、素直にどいてくれた。

 だが、マンマイは父ちゃんの掛け布団を奪った直後に爆睡する。
 声をかけても起きない。声を荒げると母ちゃんを起こしてしまうので、仕方なく、父ちゃんはマンマイをどかそうと試みる。

 しかし、でかくて重くて動かない。強引に押すと、布団ごとずれてしまう。

 寒い……マンマイ、頼むから起きて動いてくれ~(涙)


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  1. 2017/04/21(金) 08:31:46|
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はっちゃけ兄ちゃん



 なんつーか、マンマイよりアイセの方が盛りあがっている。

 にっかにかの顔で自分から積極的にマンマイを遊びに誘うのだ。


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 ひとりっ子の甘えてぼくちゃん状態もいいけど、父ちゃんは遊び相手には役不足か?
 思いきり楽しく遊ぶにはやっぱりマンマイが必要か?
 


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 もちろん、マンマイもアイセの誘いにはすぐに乗る。
 こっちも顔をにっかにかにさせての取っ組み合い。

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 しかしこの後、マンマイはアイセと遊ぶのをやめて、左前脚をおそるおそる地面につくようになった。

 見てみると、肉球から出血。
 枯れ枝かなにか踏んじゃったかなあ。
 この時期、多いからなあ。

 というわけで、はりきってる兄ちゃんには申し訳ないが、走ったり取っ組み合ったりの遊びはしばらく中止。

 今朝の散歩では、マンマイ、もう痛みも消えて普通に走るようになったが、もう少し様子を見よう。

 少し我慢せいよ、アイセ。


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  1. 2017/04/20(木) 08:14:59|
  2. Dog
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遅い春



 例年、4月中旬にもなると、山梨からしぞーかにかけての桜は盛りを過ぎて葉桜になっている。


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 だが今年は3月の気温が低めに推移したせいか、桜がほぼ満開。

 群れに合流したマンマイと一緒にさっそく桜の下で家族写真!

 軽井沢の桜はまだ先の話だから、これは嬉しいサプライズだったなあ。


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 ただし、小春日和の土曜日ということもあって、桜のたくさん咲いている場所は、どこもかしこも人だらけ。

 人の少ないところの桜は散りかけという……(苦笑)。


 ま、いいや。
 葉桜だろうが桜は桜。

 寒冷地に暮らす我々にはいい目の保養だった。


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  1. 2017/04/19(水) 08:11:47|
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鯉のぼりの下で



 軽井沢から浜松へ向かう途中のとある道の駅。
 ここは、4月から5月にかけて、何百匹という鯉のぼりがはためく。

 4月14日はワルテルの誕生日だったので、同胎兄弟たちとお祝いするため、よく浜松へ向かった。
 その途中、ここに立ち寄り、土砂降りの雨でもないかぎり、ワルテルと鯉のぼりを撮った。


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 時が流れ、モデルはアイセに変わった。
 それでも、鯉のぼりははためき続ける。

 ファインダーを覗きながら、つい、アイセの中にワルテルの面影を探してしまう。


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 しかし、甘えてぼくちゃんのアイセはやがて、鯉のぼりの下で母ちゃんと戯れはじめる。
 ワルテルのワの字もないなあ(苦笑)。

 でも、それがアイセだ。
 ワルテルも愛おしいが、アイセも愛おしい。

 この後、マンマイと再会すると、甘えてぼくちゃんは、お兄ちゃんの顔に戻った。
 玉付きの牡は面白いなあw


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  1. 2017/04/18(火) 08:12:54|
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マンマイ鳥w



 犬舎で再会すると、マンマイは鳴いた。鳴きき続けた。

 ぴーぴーぴよぴよ、ぴーぴーぴよぴよ

「久々のマンマイ鳥だw」

 父ちゃんはマンマイを抱きしめてそう言った。

 パピーの頃はほんとによく、小鳥みたいに鳴いたものだ。


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 ごめんな、ごめんな、父ちゃん、どうしても外せない仕事が立て続けに入って、迎えに来るのがいつもより遅くなっちゃった。
 ごめんな、マンマイ。

 群れが全員揃って、犬舎で一泊させてもらって、朝になると、マンマイは落ち着いた。



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 いつもと同じように車に乗り、いつもと同じようにアイセとちっこ散歩に出、帰宅してもずっと家にいたかのように振る舞う。
 大人になったなあ、マンマイ。

 日曜日、朝目覚めると、父ちゃんの横でマンマイはへそ天で爆睡していた。
 朝イチにそんな寝相を見られるなんて、父ちゃんは幸せだぁ♪

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 少しだけどまだ雪が残ってる北軽に連れていってやったら、アイセと遊ぶのもそっちのけで雪の上にねそべり、がつがつがつがつ
雪を食べた。

 満足したら、アイセと取っ組み合い。
 アイセもなんだか嬉しそうだ。


 おかえり、マンマイ。
 お疲れ様。


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  1. 2017/04/17(月) 08:48:31|
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寒暖差



 昨日は父ちゃん、仕事で上京だったのだが、朝目覚めると、体が怠く、悪寒に苛まれた。
 微熱がある。

 それでも、北軽には雪が積もっているはずで、これが今シーズン最後の雪遊びになるやもしれず、「これぐらい、だいじょぶ」
と自分に言い聞かせてアイセを連れて北軽へ向かった。

 湿って重いびしゃびしゃの雪だったけれど、やはり北軽は銀世界。
 足跡一つついていない雪原でアイセと遊んだのだが、そのうち息切れがし、体の怠さも酷くなっていった。

 家に帰ると、アイセのご飯やらなんやら全部母ちゃんに任せて、出発のぎりぎりの時間まで寝た。
 で、午後上京し、ラジオ収録と某新聞のインタビューを済ませ「せっかく上京したんだから旨いもの食べましょうよ」という編集者
たちの誘いを振り切り、新幹線で駅弁食って帰宅。

 そのままベッドへ直行して10時間爆睡した。

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 今朝目覚めると、怠さも悪寒も消えていた。
 風邪とは思えないし、なんだったのかなあ。
 寒暖差に体がついていけなかったのか。

 体調は回復したけれど、昨日の東京は20℃近いポカポカ陽気。
 で、今朝の軽井沢はマイナス4℃。

 そら、体調もおかしくなるわ~!!!



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 マンマイを迎えに行くので(嬉)、明日の更新はおやすみです♪

  1. 2017/04/13(木) 08:08:10|
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4月のどか雪



 雪が降っている。

 父ちゃんが朝の5時に起きた時は雪のゆの字もなかったのだが、アイセと散歩に出るのと同時に降り出した。


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 午前9時現在で積雪は5センチ程度。
 このまま積もるかどうかは微妙だし、積もっても、明日からはまた気温が上がるのですぐに溶けてしまうだろう。


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 4月の雪は、我が家にとっては感慨深い雪だ。

 ワルテルが悪性の癌に冒されていると知って沈鬱だった時期、4月のある朝、朝日が射しているのに雪が舞って、父ちゃんは
雪とワルテルの写真を撮りまくった。
 あれは本当に幻想的な光景で、いつ来るかわからない未来のことなんてほっといて、今この瞬間、ワルテルと共にいることを
思いきり喜び、楽しめと言われたような気がした。


 アイセがうちの群れに加わった翌日、軽井沢にはどか雪が降って20センチを軽く超える積雪になった。
 おかげでアイセは生まれて初めてのふっかふかの新雪の中を駆け回ることができた。
 ワルテルからのプレゼントだったと今でも信じている。


 だから、4月の雪は、我が家にとっては特別な雪なのだ。


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  1. 2017/04/11(火) 09:08:10|
  2. 軽井沢 春夏秋冬
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5ヶ月ぶりの……



 先週末は判で押したように朝、小雨が降った。

 しょうがないので、朝の散歩はアウトレットモール。
 最後に来たのは多分、去年の11月だから、5ヶ月ぶりだ……


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 先週は5ヶ月ぶりに真冬用の下着を脱いだ。
 5ヶ月ぶりに床暖を切った。

 長い軽井沢の冬も終わったなあ。

 と思っていたのだが、この連日の小雨で、寒い。
 真冬の寒さとはまったく違うのだが、しんしんと寒い。
 普段は気づかないけど、床暖って暖かいんだなあ。
 我が家はワンズが暑がるから、一番最低の設定温度でしか床暖つけないんだが、それでも暖かいんだ、あれは。


 5ヶ月ぶりのアウトレットモールは、何店か店舗が入れ替わっていたところがあったけれど、ほとんどなにも変わらず。
 アイセもシッコしていい場所とダメな場所をちゃんと覚えている。

 また雨が降るとここでの散歩ばかりになっちゃうなあ……


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  1. 2017/04/10(月) 09:00:00|
  2. 軽井沢 春夏秋冬
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攻防



 母ちゃんが留守にしている間に、母ちゃんのソファをすっかり我がものにしたつもりのアイセ。

 母ちゃんが戻ってきても、そこはぼくの場所です~、となにげに自己主張を繰り出してくる。

 母ちゃんだって譲るわけにいかないので、静かな攻防が続いているw


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 甘えてぼくちゃんで優しくて素直だけど、頑固なところは頑固だよなあ、アイセ。
 でも、そこは母ちゃんのソファだし、なにより、そんな体勢は寝づらくてしょうがないと思うんだけどなあ。

 実際、ソファ占領しても、10分か20分で自分から降りちゃうじゃないかw



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  1. 2017/04/07(金) 08:16:55|
  2. Dog
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訴える男



 数日前、雪を求めて北軽へ遠征した。
 雪がすっかり溶けた軽井沢とは違って、まだたっぷり残っている。


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 しかし、積もっているとはいっても、真冬とは違い、春先の重く湿った雪。
 この朝の気温はマイナス8℃で、表面はがっつり凍っているが、その下はさくっさく。

 父ちゃんが雪原を歩くと、ふくらはぎの付け根あたりまで、ズボッ、ズボッと沈んでいく。
 歩きにくいことこの上ない。
 登山しているわけでもないのに、はあはあぜえぜえ息を切らし、マイナス8℃でも汗を掻きながら歩く羽目になる。


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 最初のうちは喜び勇んで駆け回っていたアイセ。
 二駆の父ちゃんとは違って、四駆のアイセは足が雪に埋もれることもない。

 しかし、太陽が高く昇って少しずつじりじりと気温が上がっていくと、アイセもズボッ、ズボッの雪地獄に足を取られるようになって
いった。


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 やがて、アイセは走るのも歩くのもやめた。

 そして「父ちゃん、この雪嫌です~、歩けません、走れません~」

 と父ちゃんに表情で訴えてきた。


 わかったわかった。
 そんな顔しなくても、おまえが怪我したら困るからそろそろ帰ろうと思ってたんだw

 いやほんと、写真で、雪原についた、抜けまくった自分の足跡見るだけでげんなりしてくるわ。
 きつい散歩だったなあ。


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  1. 2017/04/06(木) 09:01:38|
  2. 軽井沢 春夏秋冬
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冬の終わり



 今年の冬の終盤はよく雪が降った。

 週末に降って積もり、すぐに溶け、また週末に降って積もってすぐに溶け……
 三月末から四月にかけてこんなに降ったのは記憶にない。

 郵便配達の兄ちゃんも「今年の雪は異常です」と顔をしかめてた。
 バイクだから、雪はしんどいだろうなあ。


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 この冬は、基本、暖冬だったのだが、三月の気温がなかなか上がらなかった。
 去年の今頃の記事を読むと、とっくにフキノトウが顔を出しているが、今年はまだ。

 こんだけ雪がふりゃ、フキノトウだってもう少し地面の中でぬくんでいたいだろう。
 フキノトウとホタルイカのパスタ、早く食べたいんだけど、もう少し我慢。


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 今朝はマイナス1℃だったが、氷点下の朝もこれで最後みたいだ。
 明日からはプラス気温に転じる。

 5ヶ月続いた軽井沢の冬も、いよいよ終わりだ。

 春が来て夏が来て、人が押し寄せてくる。

 父ちゃんとワンズには我慢の季節がはじまるなあ……


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  1. 2017/04/05(水) 08:14:37|
  2. 軽井沢 春夏秋冬
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まぶすぃ~っ



 北軽某所、三月某日午後一時。

 こんな時間に散歩に行くことも撮影することも滅多にないのだが……

 病院でシャンプーしてもらったアイセを迎えに行った帰り道、人間や動物の足跡ひとつついてない雪原を見つけて、車を停めた。

 雪はたっぷりあるが、太陽は空の真ん中でぎらぎらと輝いており、陽射しはもう春のそれ。

 サングラスをしていても、目が焼けるっ!! と思ってしまうほどのまぶしさ。

 まぶすぃ~~~~っ!!!

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 足跡のないまっさらな雪原は、お日様の光をこれでもかというぐらい反射する。

 空からも足もとからも陽光が降り注ぐ。
 そんな感じ。

 それでも、アイセが駆け回りたくてうずうずしていたので雪原に足を踏み入れた。
 シャンプーでストレス溜まってるだろうからな。雪の中を駆け回って発散してこい~



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 しかし、写真ではしっかりしてるように見えるこの雪、実は半分溶けかかってしゃばしゃば。

 シャンプー終えたばかりのアイセも父ちゃんも、しばらく遊んでいると足もとびしょ濡れになってしまった。

 でも、こういう雪遊びもたまにはありだな♪


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  1. 2017/04/04(火) 08:32:41|
  2. 軽井沢 春夏秋冬
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結弦君と昌磨君w



 土曜の夜は大変だった。
 フィギュアスケート世界選手権、羽生結弦の奇跡の大逆転!!

 父ちゃんも母ちゃんも食い入るようにテレビ画面に見入ってしまった。

 で、上の写真。
 世界最高記録を塗り替える、結弦君の得点が表示された時、母ちゃん、感極まって言葉にならない奇声をあげ、それに
辟易しているアイセの顔w


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 宇野昌磨選手も凄かった。
 鬼気迫るふたりの演技には脱帽だ。

 おまけに父ちゃんは、ロシアの女子の選手、アンナ・ポゴリラヤにもらい泣き。
 フリーでまさかのジャンプミスを連発し、演技終了後には泣き崩れたアンナ。父ちゃん、もちろん、もらい泣き。
 でもって、キス&クライの席で得点発表を待つ間も泣きじゃくり、でも、観客の声援になんとかこたえようと、自分の指で無理矢理
口角を吊り上げて笑顔を作ろうとしたアンナを見て、またもらい泣き。
 演技中は妖艶だが、まだ18歳。その健気さに、父ちゃん、惚れ直したぜ~!!

 メドベージェワも神がかった演技で最高だったし、アイセにはちょっとやかましい数日間だったのは間違いない(苦笑)。


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 母ちゃん曰く、「ワルテルは結弦で、アイセは昌磨なの」

 シャープなのか、狸っぽいのかってことでそ?w

 昌磨君と昌磨君ファンのみなさん、ごめんなさい。
 でも、演技中とそれ以外の表情の落差が魅力なんだと思うけどな。

 雪原を走ったり飛んだりしてる時のアイセと、そうじゃない時のアイセも同じだもの。


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  1. 2017/04/03(月) 09:06:44|
  2. Dog
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一転



 昨日の写真は凛々しい顔で飛びまくるアイセだったが、今日は一転。


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 ほんとに同じ犬かよっ!

 と言いたくなるぐらい、その時その時で表情が違う。

 ↓の写真なんて、絶対に狸の血が混じってるよなと確信してしまうほどだw



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 木曜日の更新をお休みしてしまったので、その代わりですw


  1. 2017/04/01(土) 08:14:43|
  2. 軽井沢 春夏秋冬
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プロフィール

軽井沢で犬とともに暮らしています。 Canon EOS 7Dが愛機。レンズはそこそこ。

walterb

Author:walterb
 かつては夜の繁華街の住人。
 今は田舎暮らし。
 ネオンライトも雨上がりの森も、同様に愛す。

 冬が好きなのです。

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