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ワルテルと天使たちと小説家

焦ったぜ



 金曜の晩ご飯をアイセは食べなかった。
 あるとき突然、それまで食べていたご飯に見向きもしなくなることはこれまでにも度々あったので、様子を見ることにした。

 土曜の朝、散歩に行きたがらないしご飯はやっぱり食べないし、なんだか元気がない。

 マイテが逝ったばかりだぞ、やめてくれ~と急遽病院へ。


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 血液検査にレントゲン、超音波エコー検査。

 結果、前立腺が炎症を起こしていることが判明。炎症のせいで体調が落ちていたのだ。

「レントゲンとエコー見る限り、どこにも癌はないようだし、まだ頑張ってくれそうですね」

 という獣医師の言葉ににんまりして帰宅した。 


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 アイセの体重は現在30キロ。
 食べても食べても少しずつ痩せていく。
 これが老いなんだろうなあ。

 後肢が弱くなって、立ち上がるときは父ちゃんか母ちゃんの補助が必要だ。

 それでも一旦立ち上がれば自分で歩くし、脚上げてシッコするし、踏ん張ってウンチもする。

 ほんとに頑張ってくれてるなあ。感謝しかないよ、アイセ。

 薬が効いてきたのか、少しずつ元気を取り戻し、食欲も復活した。

 来月の誕生日には盛大にお祝いしてやらなきゃなあ。

 ↓耳掃除中のアイセ。目でも鼻でも耳でも口でも自由に触らせてくれる。こんなにいろんなことが楽ちんな男はいない。



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  1. 2022/10/25(火) 08:45:18|
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大嫌いな10月



 10月13日の夕方、マンマイの異常に気づいた。
 息が荒く、自分で立つことができない。舌と歯茎も真っ白だ。

 慌てて病院に連れて行った。

 検査をしたら、血が薄い。
 どこかで内出血を起こしているのかもしれない。

 輸血するのが一番だが、マンマイはつい先日、輸血したばかりだ。再度の輸血はリスクが高いということで、点滴を打ちながら
様子を見ることになった。
 マンマイはそのまま入院。

 父ちゃんは後ろ髪引かれながら帰宅した。

 そして午後10時。
 電話が鳴った。嫌な予感を振り払うように電話に出る。しかし、それは病院からのマンマイの死を告げる電話だった。

 また、看取ってやることができなかった……

 あんまりにも急すぎるよ、マイテ。

 翌日、病院に亡骸を引き取りに言った。
 先生によると、鼻からの大量出血で上皮扁平癌を疑ったが、結局の所血管肉腫だったのではないかと思うということだった。
 だから、病理検査でも悪性細胞は確認されなかった。そして、13日の夕方、体の中でなにかが壊れ、大量に血を失っての失血死
を迎えたのだ。

 ゆっくり心臓が止まって、痛くはなかったと思いますよ。

 先生のその言葉だけが救いだった。


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 鼻出血がなかなかおさまらないのでベッドに上げてやることができず、この三週間ほど、父ちゃんは居間の床にマットを敷いて
寝袋にくるまってマンマイと一緒に寝た。
 全然辛くなかった。もっともっとそうしていたかったよ。

 マージもワルテルもマイテも10月に逝った。
 10月がどんどん嫌いになる。

 おっきくて明るかったマイテがいない家は、なんだか明かりが消えてしまったかのようだ。
 父ちゃんと母ちゃんはことあるごとに溜息をついている。

 下の写真は、新ひだか町三石のくまん動物病院の前で撮ったもの。病院の前に牧草地と太平洋が広がって素晴らしい景色。
 アイセの薬を受け取りに行った際に、母ちゃんも交えて記念写真を撮った。

 アイセとマイテが一緒に写る、最後の写真だ。
 まさか、これが最後になるとはなあ……



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  1. 2022/10/17(月) 08:48:11|
  2. Dog
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悲しいお知らせ



 昨日の夕方、容体が急変し、夜、マイテは永眠しました。

  1. 2022/10/14(金) 07:19:36|
  2. Dog
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厄年?




 マンマイの鼻出血がなかなか治まらないのでまた病院へ。

 そこで嬉しい知らせがあった。
 病理検査の結果、鼻の奥の腫瘍から悪性の癌細胞は発見されなかった!!!

 おおおおおおおおおっ!!
 よかったよかったよかった~♫

 癌でないならなんなのかということは、先生にもわからないそうだが、とりあえずほっとした。

 でもってマンマイは大量出血が影響して体の抵抗力が著しく落ちており、それで術後の回復も思わしくないのだそうだ。
 それでもゆっくりとではあるが回復傾向にあるので、焦らず治していきましょう、という先生の言葉を聞いて帰宅した。

 癌じゃなかったってことを報告すると母ちゃんも大喜び。
 夜はちょっとした祝杯をあげてしもうたw

 しかし、喜びも束の間、マンマイがしきりにお腹を舐めるのでひっくり返して見たところ、下腹部が真っ赤になって爛れている。
 またまた病院へ。

 抵抗力及び免疫系が弱っているため、健康ならなんでもない細菌が悪さを起こしたのだ。
 壊死した部分を切除し、部分麻酔で縫合。

 マンマイのお腹を縫いながら、先生が「犬にも厄年あるのかな。マイテ、ほんと大変だなあ。馳さんも仕事大丈夫ですか?」と
言った。
 大丈夫じゃないけど、マンマイのためだ。なんとか頑張るしかない。

 というわけで、ここ数日、マンマイはエリザベスカラー生活。
 抜糸も延び延びになって、縫い跡だらけの姿を見ると痛々しいが、本人はいたって元気。散歩はゆっくりのんびりだけど、食欲は
旺盛で、食べる以外は寝て過ごして、体力の回復に努めている。

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 手術以前は、アイセの散歩は短めに済ませて、その後、父ちゃんとマンマイで再び散歩に出かけたのだが、今は立場が逆転。
 マンマイはシッコとウンチを済ませたら散歩終了。その後、父ちゃんとアイセで歩く。

 いつもの散歩コースを歩いていたら、秋を見つけた。
 その後は、光のシャワーを浴びる。

 それにしても週末は寒かったなあ……

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  1. 2022/10/12(水) 09:57:20|
  2. Dog
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血まみれマンマイ



 先々週 の土曜日、マンマイが鼻から大量に出血した。
 家の中はまるで殺人現場みたい。

 慌てて病院に駆け込んだ。

 鼻の奥に扁平上皮癌があると思われるとという診断。

 マジか~。
 でも、もうすぐ8歳だもんな、バニだもんな。なくはないよな……

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 先週の月曜に緊急手術。
 取り除けるだけの腫瘍を取ってもらった。

 火曜日には帰宅できたが、微量の鼻出血は止まらず、マンマイはぐったり。散歩にも行きたがらない。

 出血が多すぎて、回復に時間がかかっている。

 でも、週末ぐらいから食欲も復活したし、笑顔も増えた。

 ゆっくりじっくり、治していこう。

 父ちゃんも母ちゃんもアイセも、マイテと一緒に頑張るからな。




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  1. 2022/10/03(月) 09:23:07|
  2. Dog
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プロフィール

軽井沢で犬とともに暮らしています。 Canon EOS 7Dが愛機。レンズはそこそこ。

walterb

Author:walterb
 かつては夜の繁華街の住人。
 今は田舎暮らし。
 ネオンライトも雨上がりの森も、同様に愛す。

 冬が好きなのです。

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